2017_09
04
(Mon)20:02

9/2に京都へ。

大丸の地下のおかし売り場にいったら、たまたま、道喜さんとこの粽があった。

二種類ともあったが、7月に水仙粽は食べたので、今度は「羊羹粽」。

 

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外見は、水仙粽同様で、別にこれといった違いはない。

つつみ紙を解くと、笹のよい香り。

 

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笹をとくと、小豆色の粽。

砂糖、葛、餡が材料。

 

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水仙粽を買ったとき、説明をしてくれた大丸の店員さんによれば、「甘いだけの、子ども向けの粽」ということだった。

が、ところがどっこい。

 

まず、笹の香りがとてもつよい。といっても、いやなほどではない。

しっとり、ぷるん、ねっとりとした口あたり。歯で噛むよりも、舌で上あごに押しつけてつぶせば充分。

しっかり、あっさりとした餡。

子ども向きどころか、これは、あんこ好き向き。

水仙粽よりも、むしろ好み。

 

いきなり涼しくなっていたのでどうかなと思っていたが、今ごろでもとても美味しい。

水仙の方は盛夏に、こちらは夏の盛りがすぎてから、が、僕にしたら食べ頃か。

水仙粽同様、一夏に一度は食べたいな、と。

価格は水仙粽と同じ。


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2017_07
31
(Mon)22:02

7/20に、奥さんが買ってきてくれた。

 

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亀末さんの、そまづと。

7/20は、祇園祭の山鉾巡行の先祭(17日)と後祭(24日)の間。 

なのでなのかどうかはわからないが、普段は、ほとんど店頭には置かないお菓子と言うこと。

たまたま立ちよったらあったので、買ってきてくれた。

 

やや、笹が乾燥気味。

たぶん、ほんとは、笹はこんなふうに乾燥していないのだろう。

 

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葛製のおかし。

画像は見栄えよくするために笹の葉の真ん中に置き直した。

素直に笹を解けば、お菓子自体は笹の端に乗っている。

 

葛のなかに、一休字納豆が一粒。

一休字納豆のほんのりとした塩気が、葛の甘みを引き立てる。

というか、塩気そのものが、ほんのり甘く感じる。

一休字納豆のまわりの葛には、納豆の風味がとけてしみている。

葛と一休字納豆、ありそうでなかったマリアージュ、かな。

この蒸し暑い季節に、葛はもちろん、一休字納豆の塩気に癒される。

 

店頭に出さないというのは、町内の祇園祭に係わる人たちが、鉾をたてたりなどなど、祭りのあいまの一服に供されるお菓子なのかも知れない。

 

そまづと(山の手土産、というような意味)とは、わびた銘。

 

2017_07
28
(Fri)01:23

7/5に大丸の鶴屋吉信さんで購入。P7092378 (448x336)

 

しかも、予約して。

というのも、この10個入りは原則本店にしかおいていないそうで、本店以外の店で買うには予約が必要。

予約も10日くらい見ておいたほうがいい。

 

ところが、この日高島屋で猪飼さんの個展があり、その後、たまたま地下の鶴屋さんによってみると、「期間限定」ということで扱っていた・・・。

わざわざ予約したのに・・・。

予約が嫌いなので(笑

 

御所氷室、という銘からだいたい察しがつくように、例の氷室の氷を意匠としたもの。

 

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純白のすり琥珀。

ボヘミアグラスの皿に、とも思ったが、どうもこっちのほうが映えるので。

水無月は二等辺三角形だけど、こっちは、直角三角形の角のひとつをとった形。

たぶん、とがらせたままだとかけたりするので、かけやすい角をあらじめとったのかな、と。

でも、それが、このやわらかい純白と相まってとても上品な印象をあたえる。

小豆が散らしてあるが、梅花の風情なのだそうだ。

 

表面は松露みたいな感じで、なかはねっとりとやわらかい。

小豆を口にすると、なぜか、なんとなく蜜豆をほうふつとする。

ほろほろと表面が砕け、ねっとりとしたかなも舌の上でとけていき、ほんのりと梅酒の風味がひろがり、涼を呼ぶ。

ほんのり梅酒の酸味とともに、舌の上で溶けていくときに熱を奪って、それが涼を呼ぶようだ。

とけて熱と共に口の中に蒸散して、蒸散と同時に梅酒の風味が広がる、といった感じ。

とけかたが、とても絶妙。

文にすると、つまらない説明文にしかならない。 

 

2017_07
09
(Sun)01:06

今日、京都へ。

猪飼さんの個展を観て、大丸の地下の菓子売り場へ。

そのとき、たまたま、川端道喜さんとこの粽があるのを奥さんが発見。

聞いてみると、土曜、日曜には、少量入荷するのだとか。

たいていは午前中になくなってしまうのだが、それが、ラッキーなことに、今日はこんな時間まで(午後4時くらい)。

とても高価だが(五本で3900円)、以前から食べてみたかったので、買って帰った。

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ビックリしたのは、「由来記」の長さ。

粽のそもそもだけではなく、川端家の代々のことが書いてある。

川端家は、もともと、渡辺綱の流れを汲む渡辺進四郎左右衛門というひとが、餅屋を始めたのが始まりなのだそうだ。

窮乏した朝廷の朝ご飯(おはぎのような感じ)を毎朝献じたことからそれが習わしとなり、御所には道喜さんとこ専用の「道喜門」なるものまであったそうな。

と、まあ、その他にもいろいろ、庶民感覚では雲の上の出来事のようなことがいろいろ。

 

さて、それはいいとして、粽。

道喜さんとこの粽には、二種類あって、今回買ったのは、「水仙粽」。

もうひとつは、「羊羹粽」。

 

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五本で一束。

紙の包みをとくと、はやくも、笹の涼やかな芳香が漂う。

 

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笹は湿っぽい。

 

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みずみずしい、ぷるん、とろん、葛の粽。

 

笹の香りがよい。

食べおわっても、口中をしばらく満たしている。

 

葛のくちあたり、やわらかさ、ぷるんの加減、甘さ、風味など、亀末さんの葛焼きを思い起こした。

つうじるものがあった。

ただ、水仙粽の方は、みずみずしく、笹の芳香がここちよい。

 

素朴、というのとはちょっとちがう。

洗練とはいっても、それを感じさせない。

が、ひなびたところはない。

なにか特別にすごいというものでもなく、素直でふつうな感じ。

でも、このふつうがなかなか。

小細工した葛のお菓子では無理。

 

奥さんも同じ感想。

 

今日、一本ずつ食べて、また、明日。

 

その後、お茶。

 

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2017_07
01
(Sat)22:16

京都近辺で、6月30日といえば・・・

6月30日に食べるお菓子と言えば・・・

そう、水無月。

今年半年の無事を感謝し、これから半年つつがなくありますように、とくに暑い夏を乗り切れますように・・・といういこを願いながら、頂きます(と、こんな歳になっちゃったんだなぁ・・・)。

 

 風そよぐ楢のおがわの夕暮れは 禊ぎぞ夏のしるしなりれる

 

百人一首の従二位家隆さんのうたも、この夏越の祓を歌った歌。

ただ、この歌はもちろん太陰暦の6月30日なので、今の6月30日よりは、一ヶ月くらい後。

なので、楢(ブナなど)の葉をよそがせて吹く風が涼しく感じられる、という、秋の気配を感じとっている歌でもある。

 

それはそうと、今年は、奥さんが頑張って、亀末さんで買ってきてくれた^^

亀末さんは、6/30の夏越の祓の日だけのあつかい。

予約をしておけば確実だけど、どうなるかわからなかったので予約無しで。

時間ギリギリに間にあって、手に入った。

 

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しろ

 

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黒糖

 

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しろ、黒糖、ともに、外郎地のなかに小豆が散らしてある。

この小豆の炊き具合がなんとも。

口の中で小豆独特のあのなめらかさでとろけるよう。

また、食べたあと、外郎を食べたという感じでなく、炊いた小豆を食べたという感じ。

△は氷の形をかたどったとか言う説があるが、その氷のお菓子を食べたと言うより、魔除けの力もある小豆を食べたという感じになるのは、本来のお祓いという意味をよく感じさせてくれて、さすがだなあ、と。

おいしいことはいまさら言うまでもない。

 

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