2018_02
22
(Thu)00:05
今日、ちょっと軸を替えてみた。
景文の草花図。
 
描かれているのは、スミレとレンゲなので、ちょっと早い。
が、表装がしっくり。
早春らしくて、なかなかいい感じ。
 
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釜も、霰に。
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雛飾りをしたときから、なんとなく霰がよさそうと、そんな予感がしていたが、これもぴったり。
結構床が賑やかになるので、霰くらいオーラがあってちょうど釣り合いがとれる感じ。
 
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茶碗は、淡赤。
薄茶器は、一位棗。
曙の方がいいかもと先回は思ったが、最近急にあたたかくなって、むしろ、一位の方がよい。
棗としても、一位は品格がある。
 
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正面はこの辺にしようかな、と。
蓋裏の花押の正面とはちょっと違うけど。
 
それにしても、今日はあたたかかったので客の席にも座って、菓子を食べ、一服してみたが、よすぎる。
床、庭、お茶の道具が一望できて言うことない。
こんな席に、いつも奧さんは座っているんだなぁ、と(笑
やっぱり、二週間に一度くらいは僕が客で奧さんに亭主をさせたいところだが、なかなかうんとは言わない・・・。
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客の席から。
下座になるが、こっちからの眺めは断然いい。
 
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2018_02
19
(Mon)01:06
2/17の夜におひな様をだした。
今年は、内裏さまとおひな様と五人囃子。
(全部出すのは大変なので、奥さんがローテーションを組んでいる)
いちまと^^
 
軸は、鯉仙人(狩野常信)。まだなんとなくそういう陽気なので。
最終は、四君子図にする予定。
そのまえに、景文の春草図を一度出してみようかな、とも。
 
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釜は、平丸(二代北野宗三郎) 
 
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薄茶器  一位棗  駒澤利斎
茶碗  淡赤茶碗  佐々木虚室
替  志野  石黒宗麿
 
淡赤に金溜はちょっとあわないし、柄も梅ではと思い、一位棗に。
そろそろ、とおもったが、一位棗はまだちょっと早い。
去年は、曙棗を使っていたようだが、そっちの方がいい感じ。
 
淡赤は、この淡い桜色と窯変のクリーム色が春めいていい。
赤茶碗の柿色は、秋と冬の色。今頃になると、重くなり、季節外れ感がつよい。
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同じお茶なのに、緑がとても春めいてみえておいしそう。
 
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菓子は、亀末さんの 幼な木 がぴったり。
のところ、幼な木は昨日食べて、今日は・・・
 
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ちょこ松風。
老松さんの松風で、普段は、桃入りなのが、バレンタイン用で、チョコがはいっている。
白いのは砂糖がかけてある。
こんな包装。 
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なんか、わざわざ奧さんが買ってきてくれた^^
四分の一個入りで、500円くらい。
皿に盛った画像は、その半分。つまり、八分の一。
 
白味噌、日本酒など日本風味系に、カカオマス、ココアバター、バニリンなどがはいっている。。。
風味はちょっとかわっている?
はじめは白味噌の風味が結構くる。が、食べ終わったあと、なぜか、チョコの風味が口に残る。食べているあいだは味噌味の松風、食べ終わってみると、なんとチョコを食べたような気に。
ねっとり、重い。
松風といっても、よく食べていた、亀屋陸奥さんのとはたいぶちがっている。
老松さんの方は、チーズケーキみたいな感じで、味噌が練り込んである。
一度、定番の桃入りの方も食べてみたくなった。ちょうど、もうすぐ桃の節句だし。
紫野の松屋常和さんのも食べたが、これもなかなか個性的でおいしかった。 
が、とにかく、老松さんの桃入りというのはちょっと興味深い。
 
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2018_02
11
(Sun)22:37
今日はよく晴れた。
昨日につづき、春の予感のゆる茶。
それを、春を招くとしてみた。
 
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軸は、鯉仙人  狩野常信
 
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この鯉が、いきいきとして、春めいている。
春の鯉。
 
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釜は、鴎青海波地紋平丸釜 2代北野宗三郎 
水指  古唐津水指  啐啄斎箱 銘 東光
 
と、水指のことをわざわざ書いたのは、今日の光で水指がとても美しかったから。
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「東光」という銘があらわすように、ほんのり赤く光って見える。
また、東は、春でもあるので。
 
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菓子は、まあ、あまり招春とは関係ないかも。
 
主菓子  自家製餡入パウンドケーキ
干菓子  一休寺  落雁製  亀末広
 
パウンドケーキの餡は、じつは、正月の善哉用の残り・・・^^;
どうしようかというので入れてつくってみると、これが、結構おいしい。
卵の白身を泡立てて入れるので、食感もしっとり、ぷりっと。
洋菓子とも和菓子ともつかない感じ。
 
主茶碗  朱釉黒茶碗  弘入
主薄茶器  金溜槍梅棗  惺斎  花押
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なんとなく黒茶碗に。
朱釉が、茶色に見えたり、臙脂に見えたり、ワインレッドに見えたり、とうつくしい。
 
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棗も、金溜地がはえる。
仄あたたかい感じがしてとてもいい。
ひな祭りの歌にあるように、金地ものというのは春にとてもうつくしいのかも。
 
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いちまに・・・^^
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替茶碗  志野茶碗  石黒宗麿
替薄茶器  乾隆グラス小壺 
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茶碗は、志野の白を雪と見立て、飲み干したあとみこみが薄緑っぽくなるので、「雪間の春」と。
 
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梅の枝で鳥がさえずり、春を招き呼ぶ。
また、お茶を張ると見立てて、春を宿し、その春の緑が透けて見える。
もっともこの黄色は、常夏の色。
 
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乾隆グラスを主にしようかとも思ったが、ガラスはさすがにひんやり感があるので、槍梅を。
 
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厳冬の荒波をこえて春へと、鴎が飛んでいく。
 
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なぜか、いちまで〆(笑
 

2018_02
10
(Sat)19:44
2月に入って、釜を、撫肩釜から、平丸釜に替えた。
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替えたのはいいが、ただ、軸が、紅梅の軸ではしっくりこない。
なにかないかな・・・と、鶴と梅と、仙人っぽい 林和靖の軸にしてみた。
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釜の地紋が、千鳥(かもめ?) に青海波なので、海 → 蓬莱山 という連想で。
けど、 林和靖さんはそういう雰囲気でもないので、これもしっくりこない。
で、また、なにかないかな・・・と二三日考えていて、これは! とひらめいた。
 
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鯉仙人^^
画の雰囲気、躍動感がなくとなくしっくり。
しかも、この鯉とは、じつは龍。「山海経」にこの鯉仙人のエピソードがあって、この鯉は大河の神様である龍。
(「登龍門」「鯉の滝登り」という言葉もある。瀧を登った鯉は龍なる。そういえば、「瀧」という字も三水に龍だが)
また、四神獣という考え方があって、方位と季節に四匹の神獣が当てられている。
冬は北で、玄武という亀のような神獣。
夏は南で、朱雀。
秋は西で、白虎。
そして、春は東で、青龍。
つまり、この鯉は龍になる前(春になる前)の季節ととることもできる。
と考えると、この鯉仙人図に、そもそもそんな寓意が込められているような、そんな気もしてくる。
画の雰囲気とこの寓意で、鯉仙人図は2月の軸に^^
今までいつ使おうかと、じつは困っていた・・・。
2月の釜である平丸の地紋ともしっくりくる。
 
青海波と鴎(だか、千鳥)にも、厳し冬の荒波をこえて春へ向かう、という意味合いがある。
(試練に耐えて頑張ろう、頑張った、みたいな)
そういう意味で、軸も釜も、春を予感させる^^
春を呼ぶ^^
 
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こうなってくると、薄茶器もちょっとかえてみたくなる。
もちろん、金溜槍梅でもいいが、もうちょっと春めかせて・・・
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乾龍グラス薄茶器。
この薄茶器の模様には梅の木と鳥が。
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槍梅でもいいが、枝に鳥がとまっていて、まるでさえずりが聞こえてきそう。
ただ、さすがに、この「最強寒波」到来のいまだと、ちょっと、ぶるぶるっと・・・。
なので、やっぱり、しばらくは槍梅か。
 
茶碗は、赤茶碗。
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この柄を、蓬莱山、あるいは、常春の島と見立てる。
釜の地紋が青海波なので。
 
替え茶碗は、志野。
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飲み終えたあとのほんのり見込みが緑っぽくなるのを 「雪間の春」と。
 
菓子は、ありあわせの雲龍と常和。
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常和は水仙が押されていてちょうどいい。
 
庭にはまだ雪が残っている。 
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2018_01
28
(Sun)21:41
宗麿の志野に、と思ったとき、まず、思い浮かんだのが、霰尾垂釜。
一見穏やかそうな志野茶碗だが、なんとなく、うちでは、まずあの尾垂くらいでないと釣り合わない感じがした。
こぶりだが、あの霰はかなりのパワーを秘めているので。
 
薄茶器は、とりあえず、槍梅で。
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なんとなく、不似合い? 
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茶碗に湯を注ぐと、底がほんのりオレンジ色に色づく。
 
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この二枚の画像だと、あまり大差ないようだが、実際は、お茶を飲み干した後、ほんのりと若草色がかって見えた。
茶を点てたときは、もうすこし白い。
「雪間の春」などという言葉を思い浮かべた。また、利休さんがむ例に挙げた、あの「侘び」の歌とか。
 
わりと早く温まる。
温まってくると手に吸い付くようだが、赤茶碗や黒茶碗とはまた、ちがう。
高台から、けっこう湯気、というか、水分が出ているようで、高台下は机にすぐシミができる。
 
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手取り、手に持った感じはとてもいい。
うちの黒茶碗や赤茶碗に通じるような。
ただ、そこだけに特化して、極まっている感じとは違う。
楽茶碗は、視覚的な要素をかなり切り捨てて、手取りや持った感じの心地よさを極めている感じだが、この茶碗は少し違っている。
茶碗に対する考え方、見方、アプローチの仕方は楽茶碗とは違っているが、極まった地点は同じという感じがする。
 
また、なんというか、代えがたい個性といったものを感じる。
しかも、パワフルな、というか、巨大な、というか、偉大な、とでもいうか。
不思議かもしれないが、見た目は、ほんとに、穏やかな、「個性」などという言葉にはほど遠いような、なんでもない茶碗に見える。
(志野としては、かなりキている、にしても^^)
ところが、茶を点てているとき、なんともいえない、個性といったものを感じるのだ。
茶筅の感触がどうこうといったものではなくて、純粋に、精神的なところで。
茶碗と対峙している、という感覚にもなる。
今までの茶碗で「対峙」なんて、そんな風に感じた茶碗はなかった。
その「対峙している」という感じが、「個性的」なのだ。
そういった意味で、不思議な、いままで出会ったことのない、「個性的」な茶碗。
でも、まあ、これは第一服目の印象で、二服、三服するうちに、馴染んできたけど(とはいえ、どこかに「対峙」の緊張感ははらんだままで)。
 
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そういうわけで、ちょっと、黒茶碗、赤茶碗でスリーショットを撮ってみたけど、ほんとうは、一番並べて撮ってみたいのは、竹泉のさんの御本手「知足」。
どちらも機知に富んだ茶碗だが、全く対照的な感じがするので。 
 
それはそうと、薄茶器は、一閑がとてもしっくりくる。
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はじめ、槍梅よりも一位棗か、と思ったが、そうでもなかった。
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P1285655.jpg   
ここまで、一閑としっくりくる茶碗も、初めて。
 
片付けてから、客の席から紅梅の軸を見て、この軸ともとても相性がいいなあ、と。
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客の席で飲むことはないので・・・つまらん。。。
(奥さんが亭主をしないので、僕は客で飲めない。亭主と客を行ったり来たりするのは落ち着かない・・・)
 
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