2012_02
06
(Mon)00:58
今日、たまたまテレビを見てたら、ペケポン とか言う番組の、MAX敬語 というクイズみたいなコーナーでこんな問題が出ていた。
 
 社長、醤油お使いください

 を、MAX敬語にしなさい、とか。
 
 正解?は、
 
 社長、お下地をお使いください
 
 だとか。
 なんか、名古屋大学の文学部の先生もいたみたで・・・
 なら、正解は、
 
 社長、お味噌をお使いください
 
 ではないのか? 名古屋で醤油を勧めるなぞ、言語道断・・・
 
 などと、冗談はいいとして、これってほんとにMAX敬語なの?
 っていうか、そもそも、MAX敬語 ってなに? っておもうわけ。
 MAX敬語、っていうのなら、その対象は、もちろん、日本語史を考えれば、天皇さん以外にないわけで・・・社長ごときに、MAXって。
 なんて冗談もいいとして・・・。
 
 この教授が言うには、醤油 を 下地 にすると、敬度が高くなる、などと言っていたが、まったく意味わからん。
 それに、醤油には、「お」をつけない、といってたが、これもよくわからない。
 音読みだから、「ご」が正しい、ということだろうか?
 でも、「お正月」とは言っても、「ご正月」と言うかな?
 「ご醤油」と「お醤油」どっちが美味しそう?
(奧さん曰く、「たまり醤油のようにごっつ濃いのなら、ご醤油がよいのでは?」 同感!^^)
 
 それに、そもそも問題文自体、社長に失礼では?
 というのも、問題文から敬語を取り払ってみれば、わかる。
 
 社長、醤油使え
 
 お使いください などというと聞こえはいいが、実は、これは命令している。
 
 そもそも、醤油使え、などと、普通の家庭で言うだろうか?
 味を知らない子供とかには使うかも知れないが、普通は使わないだろう。
 
 醤油、どう?
 醤油、あるよ。

 
 こんな感じだろう。
 ということからすると、そもそも、この問題文は、
 
 社長、醤油いかがですか?
 社長、醤油ございます。

 
 となるのでは?
 そして、これで十分では?
 丁寧にしたいなら、醤油に「お」をつければいい。
 もちろん、この「お」は社長にたいする敬意の表れというよりは、むしろ自分のことを品よく見せる、って感じだろう。

 社長、お下地をお使いください
 
 お下地なんてわけわからん言葉使ってワシをバカにした、その上、「お使いください」なんて丁寧語で粉飾てるけどその実、ワシに命令するか?
 
 そんなふうに思われないように、新人社員の皆さん、秘書の皆さん、気をつけましょうね^^
 

※ 追加
 アップした後で、なんか、いろいろ書きたくなってきたので、追加w
 
 下地 って、壁の下地か?ってw
 広辞苑 で調べると、醤油などの意味は、五番目。
 つまり、普通にはほとんど使われない、ということ。
 だから、敬度が高い? ってこと?
 けどね、言葉って言うのは、相手に通じて、こそ。
 通じない言葉使って、敬意を表してます、なんて言われても、それは、逆。
 下地、なんて言われると、下地窓 などの下地を思い浮かべて、壁土食わす気か? なんて思ったりw
 
 とにかく、この問題作った人、凄い言語感覚。
 まさか、同席してた名古屋大学の教授さんが、作ったんじゃ、ないよね。。。
 ま、もしそうだとしても、大学教授だから、さもありなん、とも思えたり・・・失敬!!
 
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2012_02
04
(Sat)21:09
 梅匂う
 梅匂う  焼皮製  黒粒餡
 
 梅が香
 梅が香  こなし製  白漉餡
 
 どちらも、梅の匂い・香りをモチーフにした上生。
 
 焼皮製の 梅匂う は、動詞の銘。
 その銘のとおり、焼皮の花はいまゆっくりと綻びかけているよう。
 その綻びかけた花から、匂いがしてくる。
 種も、黒粒餡で、やはりダイナミズムを感じる。
 綻びゆく花の動き、それにつれて匂いも濃くなっていく。
 
 一方、以前もブログにアップしたことがある、梅が香
 名詞で止めてある銘そのままに、姿も、より様式的で、静的。
 この花から香りがしているというより、さきに梅の香りがあり、その香りから想像力を働かせてたどり着いたらこの姿だった、といった風情。
 種の白漉餡も、おとなしく、静的。
 銘のとおり、漂っている梅の香りを感じる。 
 
 
 この二つを並べて見ているときは、あえて銘を入れ替えても逆に面白いかな、とも思った。
 動的な焼皮製のほうを「梅が香」と名詞にすることで、一方、静的なこなし製の方を「梅匂う」と動詞にすることで、銘と姿のコントラストを強調し、印象強くする。
 動きのあるものに動きのある銘、静的なものに名詞の銘、とは素直な銘のつけかたなので、それをちょっと外してみては、というわけ。
 それも、なかなか悪くない。
 ただし、食べてみるまでは。
 焼皮製の梅匂うは、黒粒餡。
 こなし製の梅が香は、白漉餡。
 それぞれの餡を口にしたとたん、やっぱり、もとの銘のままがいいな、と。
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