2015_03
30
(Mon)23:04
 よもぎ餅  亀末廣
 P3280145 (448x336)
 
 つややかで、生き生きとしていて、あざやかで、とても色濃い蓬。
 種はゆるめの黒粒餡、餅はしっかり。
 蓬の風味にはこくがあり、まろやかで品のある苦みがあるが、粒餡との調和があまりにも絶妙。
 蓬の風味のあとにおいかけてくる餡の風味がおりかさなり、たがいにひきたてあう。
 やはり、衒いや飾り気のない、すなおな風味。
 洗練されているが、洗練されていると感じさせない、そんなすなおさ。
 上生、ってこういうもの、こうあるべきもの、という、上生の理想のひとつをかたちにしたような。
 
関連記事
スポンサーサイト
2015_03
29
(Sun)16:45
 春のきんとん  亀末廣
 P3280134 (448x336)
 
 亀末廣さんでは、上生に銘をつけていない。
 お客さんが、好みの銘を、ということなのだろう。
 
 ひねりも何も効いていないが、すなおに、菜の花きんとん、としておこう^^
 
 手芒餡のそぼろは、なめらかで、みずみずしい。
 ちょっと薯蕷入りのそぼろを期待したが、逆に、てらいもない、素直な手芒のそぼろは、とても好ましい。
 薯蕷が入って澄んだ風味のものもあるが、この手芒のそぼろは、透きとおった風味。
 透明感がある。
 
 花は、こなし。
 時間が経っていたので、ちょっと硬くなってしまっていた。
 
 種は黒粒餡で、はなやかな風味。
 種の餡よりも、そぼろが印象的。
 
 てらいもなく、素直で、気負いもなく、それでいてどこか春のはなやぎがあるきんとん。
 いつものことながら、人の耳目をそばだてるような(耳目ではなく、味わうのだから、舌をそばだてるかな? 笑)「すごい」っといったベクトルのきんとんではない。
 侘び、とか、さび、とかでもなく、しみじみ、というのともちょっと違う。
 「あるがまま」というのも、「あるがまま」であろうとするところに意思が働いてい結局「あるがまま」ではなくなり、そういう「あるがまま」ともこのきんとんは違う。
 言い難い、のだ。
 言い難いが、でも、やっぱり、いい。
 
  (食べたのは、3/28)
 
関連記事
2015_03
29
(Sun)01:27
 ここんとこ、庭だのなんだの、なんかくたびれたので、気分転換に京都へ。
 でも、まあ、あんまり歩かずにおこうか、と。
 で、とりあえず、地下鉄烏丸線で、御池まで。
 御池の亀末廣さんへ行って、そのあと、四条まで烏丸通りを南下しようかな、と。
 途中の茶道具店で茶筅を買う用事もあったので。
 
 いつもながら落ち着いたたたずまい。
 P3280089 (512x384)
 大納言と、上生2品、さらに、干菓子を買う。
 
 P3280100 (448x336)
 向かいには「新風館」といって、昔の電電公社のビル。
 
 姉小路通りを烏丸通りへ。
 烏丸通りの西むこう、ビルの中に、町屋がぽつん、と。
 P3280098 (448x336)
 
 北側の姉小路通りから・・・
 P3280103 (448x336)
 なんか、見覚えがある・・・ 
 
 P3280104 (448x336)
 そう、鈴鹿山のご神体が祀ってある所。
 去年の祇園祭でスタンプ・ラリーがあり、ここにもきた。
 烏丸通り側から列に並んで、姉小路へ出た。
 
 さて、烏丸通り、西側を南へ。
 能の京都の観世流の冊子に、いつも広告が出ていた、十松屋さん。
 P3280110 (448x336)
 こんなところにあったんだ^^ 
 
 P3280113 (448x336)
 P3280112 (448x336)
 
 ビルの入り口の両柱には、おおきな扇子だったらしい、扇面が。
 ちゃんと骨の跡もある。
 牛若丸と弁慶のようだ。
 
 さて、さらに南へ・・・
 
 P3280130 (448x336)
 
 京都伝統工芸館・・・?
 知らなかった、こんな所に、こんなビルがあったなんて。
 後でわかったのだが、何でも、京都工芸大学という伝統工芸の職人さんを養成する大学の関連施設らしい。
 そして、なんかよくわからないが、
 
  「永遠の誘惑~サンゴとカメオの過去と今~
 
 という展覧会をやっているらしい。
 赤珊瑚の写真のポスター・・・なんか、某国の人々が小笠原沖へ大挙して押しかけてきた事件のことを思い出したり(笑
 
 とりあえず、なにはともあれ入ってみよう・・・ということで、中に。
 入館料、大人一人 300円。
 でも、なぜか、次回入場無料券というのがもらえた^^
 
 伝統工芸大学の卒業生達の作品が、ずらっと。
 なかなか悪くなかった。
 感性が若々しい。
 ちょっと欲しくなるのもいくつかあった。
 
 さて、それはそうと、珊瑚とカメオ。
 イタリアのトッレ・デル・グレーコという港町、ここは、シェルカメオの有名な産地で、そのデリア社のカメオや珊瑚が主に展示してあった。
 展示品の数は、そんなに多くない、というか、ぽちぽち・・・というか・・・。
 そのなかに・・・こんなのが・・・
 説明をメモしてたら、係の方が、「写真、とってもいいですよ」と。
 「あ、はい、ありがとうございます。じゃ・・・」とカメラをだすと、
 「実物も撮っていいですよ、初めはダメと言うことにしてましたが・・・今はいいので・・・」
 「えっ、いいんですか、これも・・・」
 というわけで・・・撮らせてもらったのが、・・・
 
 
 
 カメオ・・・?
 普通、カメオって言うと、なんかメダルくらいの大きさのレリーフ、ってイメージだけど・・・
 これは、貝殻一個が、まるまる、カメオ。
 
 P3280115 (448x336)
 
 イタリア文化会館とのコラボでの展覧会。その紹介文にいわく、
 
 「ナポリの南、ヴェスヴィオ火山の麓に位置するトッレ・デル・グレーコ の街から、サンゴ・カメオの名品がやってきます。中でも本邦初公開の総手彫りカメオ『ナイル川から救われるモーセ』は、1853年に有名作家ジョヴァンニ・サッバトが手がけた世界で最も有名なカメオで、これまでに所有者デリア社の金庫から外へ出たのは、ニューヨークのメトロポリタン美術館の展覧会(1950年)とヴィチェンツァでの展覧会(2015年)の際だけでした。」
 
 本邦初公開、ということらしい。
 うーん・・・カメオ・・・。
 
 そもそも、カメオ、というものにあまりなじみがないので、家に帰ってから、ネットで調べてみた。
 どんなカメオが、いくらくらいで売られているのか・・・(笑
 なんか・・・この総手彫りの貝殻丸ごと総カメオを見たあとでは、ネットで20万とかするのもあるけど・・・どれもこれも、子供だましに見えてしまう・・・
 
 
 
 いま、こうして画像アップしながら、あらためて、すごさがひしひしと・・・
 浮き彫りになっている花の茎で、髪の毛ほどの太さのものもあった。
 浮き彫りで、髪の毛の太さ。
 それ以上に、彫られている人物の肉体や表情の豊かさ。
 
 
 
 
 
 なんか、貝の形がかたちなので、帽子か兜のように見えてきたり・・・
 
 このあと、伝統工芸の彫刻や竹細工の実演なども見て、千総へ。
 なんか、着物のギャラリーがあるみたいなので、寄ってみた。
 着物と言えば、2009年、大阪でやっていた、
  
   小袖  江戸のオートクチュール  初公開  松坂屋京都染織参考館の名品
 
 で展示されていたのがあまりにもすごかったので、、、まあ、ぼちぼちといったところ。 
 
 茶筅を買って、そのあと京都大丸へ。
 そのあと、東急ハンズ。
 そのあと、JR伊勢丹。
 下鴨茶寮さんのお総菜など、晩ご飯用に。 
  
 P3280166 (448x336)
 だし巻き  六盛
 だし巻きの左、鰯土佐煮  下鴨茶寮   これは鰹の利いた鈍刀煮のようで、お茶漬けにすると美味い。
 P3280164 (448x336)
 春の炊き合わせ  下鴨茶寮
 
 今日は、カメや貝に縁のある一日だった(笑
 カメ末廣さんに始まって、カメお。
 カメオは貝で、ついでなので、亀末廣さんの 貝づくし。
 P3011852 (448x336)
 ちゃとん、赤珊瑚も入ってる・・・(今年の雛祭りのために2月に買ったもの)
 
関連記事
2015_03
28
(Sat)01:10
 たしか・・・
 今、ブログを遡ってみて、
 
 2011年の12月に買った、米沢紬。
 2013/1/22  に 片袖。
 2013/1/26  に 両袖。
 2013/10/6 に 脇。
 2014/10/17 に 身頃。
 
 で、衿をどうするか・・・で、放置してあったのだが・・・
 
 なんか、昨日(2015/3/26)、いきなりやる気になって(というか、庭が一段落したせいか、数日前から、なんとなくやろうかな、と気運が高まっていた・・・)、昨日、今日(3/27)で、衿のほぼ四分の三をつけおわった。
 どうしようか、思案していた衿を決めて、裁断。
 二つ折りにして、縫い代も折って、アイロンをかけて、縫うところに筋をつける。
 そのあと、これがかなり、というか、とても面倒な、まち針打ち。
 身頃の衿ぐりのまるくした印に衿の縫い筋をあわせて、まち針を打っていく。
 人間でも、ここはなかなかの難所(らしい)。
 いちまの場合は、人間よりももっとカーブが急でどうしてもシワになりがちだし、細かいし、まち針を打つのも大変、縫うときも、ヘタすると肩山を縫い込んだりしてしまう・・・(と、じつは、片方縫い込んでしまった・・・)。
 いちまのは、縫う距離は短いが、細かくていろいろやっかい。
 衿先も、細かくて、やりづらかったり・・・。
 
 でも、まあ、なんとか、、、
  
 P3272389 (448x336)
 
 衿は、結局、初めからそうしようかな、と思っていたとおりで、赤い格子を出すことにした。
 
 P3272391 (448x336)
 
 衿そとはつけおわり、衿先も始末して、今は、右から衿を閉じてきていて、残りがだいたい、左半分。
 (じつは、間違って、先に左の衿先も始末してしまったので、、、ちょっとまずいかも・・・(笑)
 四分の三終了とはそういう意味。
 残りは、まち針を打ったまま。
 ここを閉じると、衿つけ終了。
 
 衿が付け終わったら、腰揚げ。
 人形のは、先に腰揚げした方がやりやすいので^^
 その後、袖つけ。
 そして、肩揚げ、で完成!
 
 P3272388 (448x336)
 
 あと一息^^ 
 
 それにしても、この米沢紬っていうのは、薄いわりには、ぱりっ、というか、しゃんと、いうか、張りがあってしっかりした感じがするのだが、アイロンをかけると、ふわふわっとなる。
 このふわふわっとなった感じがなかなかいい。
 ただ、人が着れば体温でこんなふうにふわっとなるのだろうが、いちまは恒温動物ではないので、ちょっと、ふわっとはならないような・・・^^ 
関連記事
2015_03
26
(Thu)01:10
 3/3~3/15まで、京都のポルタの ギャラリー華 で、
 
    昭楽窯・帰来窯  開窯110周年記念作陶展
  
 があって、3/14に、渡り石のことやなんやかんやあって忙しかったけど、気分転換にすこしだけ、という気持ちで行ってきた。
 やっていることを数日前に奥さんがポルタに貼られていたポスターを見て気づいて、ぎりぎり、見に行けたという感じ。
 帰来窯というのは、淡赤茶碗 の 虚室さんの窯。
 そう、淡赤がものすごく気に入ったので、またまた、お邪魔したというわけ。
 
 いろいろ、面白い茶碗があった。
 水縹(みはなだ)茶碗、とか。
 
 でも、一番はじめに目に飛び込んできたのが、初代の黒。
 赤っぽい鉄が、ちょっと蛇蝎になってたような。
 堂々としていて、優美だった。
 欲しいと思ったけど、非売品^^
 
 そのとなりに・・・
 華やぎのある、茶碗。
 飴釉に、白い源氏香の紋。
 遠目にも、華やぎがあり、かがやいていた。
 何度見ても、手にとっても、どうしてもこれはいいので、ちょっと、連れ帰ることに(笑
 
 その茶碗が、昨日(3/24)、とどいた。
 昨日は忙しくて箱から出してさっとみるのがやっと。
 明るい自然光で見ると、ギャラリーの照明で見たときとはまた違っていて、その美しさにはっとする。
 ギャラリーではもっとマットで黒く見えた部分が、透きとおって黒く、その黒のなかに草色が混ざっている。
 是非ともお茶を点てたかったが、暇がなく、今日、やっと・・・
 
 P3252321 (448x336)
 
 飴釉の茶碗、じつは、お茶を点てるのははじめて。
 見たことはあるが、触ったこともなく、まあ、飴釉と言えば、大樋焼きが有名で、イメージ的にもあんな感じか、というので、あまり興味もなかった。
 
 でも、この茶碗は、ギャラリーで見たときも、今も、とてもいい。
 白い、源氏香の紋も利いている。
 正面は、飴色と言うより、黒っぽい草色、とでもいうか。
 光の加減によってもっと暗く黒くもなれば、明るくなり、若草色がかってみえることもある。
 
 P3252350 (448x336)
 
 外側の黒いところは、火が当たって黒くなっているのだそうだ。
 見込みの黒いところは、そうではなく、へら目に飴釉が溜まって濃くなって、黒くなっている。
 黄金色のような薄い部分と濃い部分の景色が、とても素晴らしく、息を呑む。
 ギャラーリーで遠目で見ても、かがやいて見えた。
 
 P3252352 (448x336)
 
 裏は、黄土色っぽい。
 へら目が、とても面白い。
 胴の中心付近は、幅の広いへらでざっくりと。
 口辺のまわりは、細いへらで削ってあるようで、そのために釉のたまり方が違って、違った表情が出ている。
 
 でも、一番の醍醐味は、お茶を点てたときか。
 
 P3252357 (448x336)
 
 たっぷり泡立てて、裏千家風。
 飴釉の照りかえしで、この泡の色が、ほんのり飴色にそまり、なんともうつくしい。
 画像は、いまいち、そんな微妙な色合いをカメラは捉えられないようだから。
 こういう、深みのある、しかも、ちょっと紅葉しかけたもみじの葉の色のようなお茶は、いままで見たことがない。
 
 はじめて使うので、土の匂いが立ったが、それがお茶の香りとまざり、春の若草のような匂いがした。
 そう、春の野辺の、土の匂いと、若草の芽の匂い。

 手取りも、とてもいい。
 軽い茶碗だが、湯を吸ってすこしだけ重くなる。
 その重みが、手にとったとき、重心になって、ほどよく、ここちよい。
 さらに、つるつるとした飴のような手触り。
 湯を吸って表面に水気がじんわり滲みてきているせいで、こんな肌触りになり、手に吸いつくよう。
 飴のようなつるつるの肌に、湯のぬくもり。
 このぬくもりもいい。
 
 優美で、気品があり、繊細で、華やぎがある茶碗。
 しかも、いわゆる、飴釉茶碗っぽくない感じ。
 飴釉という釉薬がどういう釉薬なのか、ということを、堪能させてくれる。
 
 P3252376 (448x336)
 
 うちにある茶碗の中で、一番気に入ったかも。
 
 P3252379 (512x384)
 
 例の志野とは対照的。 
 
 
関連記事
2015_03
23
(Mon)22:53
 P3212299 (448x336)
 
 日当たりもイマイチで、生け垣にしたいベニバベニバナマンサクのしげり具合も、もうひとつぱっとしないここ。
 ソヨゴのうしろ、マンサク側に、ヒイラギナンテンを三株。
 これは、猫吉よけでもある。
 じつは、上の画像、すでにヒイラギナンテンを植えた後。
 画像ではあまりはっきりしないが、実際は、角がしまってとてもいい感じに。
 もともとは畑のようだったここ、ようやく庭という感じになってきた。
 
 さらに、ソヨゴとコニーのあいだのモミジ。
 このモミジも中途半端でどうしようか、とおもっていたのを、ついに、引き抜いた。
 そして、かわりに・・・
 
 P3232302 (448x336)
 
 ドウダンツツジを植えた。
 
 葉が落ちてもボリューム感と存在感があるドウダン。
 立ち待ちとの対照も面白いし、チシャ、ソヨゴ、コニーと直立系のなかに、ぽことなるので、その対照も狙って。
 さらには、おなじぽこ系のカンツバキ、モッコク、モッコク前のぽこ系のサツキとのつながりも。
 また、お茶の部屋の前と「蓬莱山」にはドウダンの玉仕立てがあるので、そこにもつながっていくので。
 
 カンツバキがモッコクや、そのとなりのサザンカに、つやつやの濃い葉っぱでつながり、また、今回植えたドウダンも、ぽこ系の形でつながり・・・ やっと、庭がひとつになった。
 
 そして、モミジは・・・
 P3232305 (448x336)
 
 こっち。
 「蓬莱山」へ。
 かなり傾けて植えたので、支柱をしっかり。
 うまく根付いてくれるといいが・・・。
 
 P3232316 (448x336)
 
 画像ではあまりぱっとしないが、モミジを植えたことで、奥のマルバヒイラギがどっしり、とても存在感が出て、堂々となった。
 
 これで、玄関前の柴折り戸から西南のマンサクの生け垣まで、やっと、ひとつの庭になった。
 まだ、何カ所かおおきなところでなおしたいところもあるけど、庭全体の骨格というか、まとまつた一つの庭としての構成を作るのは、ほぼ終了。
 これからは、手入れと細部とを中心に、丹念に。
 でも、まあ、とりあえず、渡り石から始まった今回の庭作り、いちおう、終了(3/21にヒイラギナンテン3株、3/22にドウダンとモミジ)。
 (もう1,2箇所、やるつもりのところがあるけど・・)
 
 引っ越してきてから5年。
 ルーバーから始まって、毎年、植えたり、石を据えたり、取り除いたり・・・で、ようよう、まとまった、ほっとできる庭になってきた。
 それで実感したのは・・・、庭で大切なもの、4つ。
 調和、時、手入れ、カネ。
 ただ、調和は、あとの3つの上位レベルにある。
 時、というのは、時との調和。
 時との調和、というとき、手入れもそのなかに入る。
 また、調和には、植栽や石など、その庭にあるものとものとの調和という意味もある。
 かつ、庭と人との調和、というのもある。
 手入れはこの調和にも入るし、カネもそう。
 その人その人の懐具合によって、いろいろな庭ができるわけだし。
 1000万円の灯籠を置くことができる人も居れば、7000円の古板石で満足できる人もいる(笑
 しかも、必ずしも1000万の灯籠がいいかというと、そうとは限らない。
 それこそ、調和だ。
 
 時との調和。
 庭にあるものどうしの調和。
 庭と人との調和。
 
 しかも、庭に必要なのは、庭にもとめたいのは、ただの調和ではなく、妙なる調和。
 どんな庭でも、その庭にほっとできる、落ち着く、いやされる、というのならば、その庭にも、そしてその人とその庭にも、きっと、妙なる調和があるのだろう。
関連記事
2015_03
20
(Fri)21:51
 以前、いちまのおべべにする着物を買っていたあるネットの古着屋さん。
 何年かぶりでたまたま見てみたら、お茶の道具なども扱っているよう。
 で、この前、京都に行ったとき、高島屋で志野の人間国宝の誰だったかの作品展があって、それみて、なんとなく、志野~・・・
 また、北野天神さんに行った帰り、たまたま立ちよった古道具屋さんに、江戸時代の志野の茶碗が置いてあって、なんとはなしによくて・・・
 志野~・・・
 というわけで、その古着屋さんで、志野茶碗、で検索してみると・・・
 なんか、いろいろ出て来たなかで、目に留まったのがあった。
 値段、3000円。
 しかも、送料・代引き手数料無料。
 そのうえ、会員登録したら、500ポイント贈呈。
 数年前のことなので、会員登録抹消されていたようで、もう一度新規で登録。
 税込み、2740円。
 なら、試しに買ってみるか・・・
 の志野茶碗が、これ。
 
 P3192245 (448x336)
  
 P3192259 (448x336)
 
 ぱっと見、あんまり志野らしくない。
 志野と言えば、たいてい、腰が張っているが、これは、丸い。
 厳つい感じのが多いが、これは、穏やか。
 
 P3192247 (448x336)
 
 高台も、志野の高台はたいていぺったんこ。
 これは結構しっかりしていて、二重になっている。
 こういう高台は、なんとなく、織部っぽい。
 
 P3192264 (448x336)
 
 絵付けも、志野と言うよりは、織部っぽい。
 釉薬をへらで削り取ってあり、その下に蓮の華らしき柄がのぞいているが、こういうのも、なんとなく織部っぽい。
 
 P3202291 (448x336)
 胴のこんなへら目も、どっちかというと、なんとなく織部。
 
 P3192253 (448x336)
 これも掻き取ってあるところ。
 釉薬が薄くなって、ほんのり青みがかっている。
 
 P3192250 (448x336)
 さらに、見込みにも、掻き取ったところが、二箇所。
 
 そしてさらに面白いのは・・・
 ただし、かなり、非常識なことを言うので、笑いすぎて顎を外さないよう、お願いしますよ(笑
 
 P3202288 (448x336)
 
 お茶を点てて、飲むときに、くるくる、と茶碗をまわして、お茶を攪拌したりするわけだけど・・・
 そうすると、こんなふうに、浮きでてくる、なにか。
 たぶん、たっぷりかけた釉に爪かヒゴか、なにかそんな細いものでさっ、さっと模様を描いてあり、そこが凹んでいてお茶が溜まって浮き出てくるってわけなのだが・・・
 
 もしかして、これって、窯印?
 
 だったら、さぞ、面白いな~なんて。
 まあ、窯印は、たいてい、ふつう、高台脇の土みのところに入れる。
 でも、その窯印もがらのひとつ、と考えたとしたら?
 窯印ではないが、印を胴にちらしたものが楽茶碗にあったので、ふと、そんなことを。
 
 でも、考えてみれば、なんで窯印をいれるのが高台脇なのか、別に法律で決まっているわけでもないし、そうでないといけない理由も、たぶんない。
 なんとなくの約束みたいな感じで、高台脇に入れてるんだろうが・・・
 どこに入れようと、かまわないだろう、みたいな。
 
 まあ、姿なりも、この茶碗、いわゆる志野茶碗の腰が張ったものでもないし、高台も、ぺったんこのいかにも志野っていう高台でもない。
 おまけに、釉を掻きおとしたり、絵付けも、志野というよりは織部っぽかったり。
 いわゆる織部釉を使っていないだけで、なんか、志野と言うより織部っぽい。
 こういうところが、目に留まった理由なわけだけど。
 
 なんとも自由闊達、とでもいうか。
 いわゆる、志野っていうものにとらわれてない。
 たまたま、志野釉をつかっている、っていうだけで。
 
 P3192260 (448x336)
 
 分類上はどうなのか。
 店は、志野、に分類してあったわけだけど。
 ただ、志野織部だの織部志野だの、技法や土や釉によっては、そういうものもあるらしい。
 が、そこまで、僕にはわからないので(笑
 
 手取りは、かなり、ずっしりと重い。
 まあ、これだけ分厚く釉が掛かっていれば、当然と言えば当然。
 P3202289 (448x336)
 茶碗を扱うとき、こんなふうに持つのが普通だと思うけど、この時は、ずっしり。
 で、お茶を飲むときは、左掌のうえに高台を載せて右手を添える、というふうに僕は飲んでるけど、そうすると、あのずっしり感はどこへやら、ここちよい重さ、というか、軽やかさが手に伝わってくる。
 この落差が、おどろき。
 また、腰が張ってないので、自然に手になじむ。
 そのうえ、温まっている茶碗は、何ともいえなくここちよい。
 普段、三服ほど飲んでいるが、三服目くらいになると、こちらの掌が汗ばむのか、茶碗からほんのり水分がしみ出してくるのか、肌に吸いついてくるよう。
 もっと掌の中に包み込んでいたいので、思わず、四服、五服と・・・^^
 なんとも、あいらしい、感触。
 
 P3192244 (448x336)
 上から見込みを見たときの、このざっくり感もとてもいい(画像ではあんまりざっくりしてないが)。
 わずかにひずんでいるが、これも作為的でなく、自然にひずんだ感があって、好ましい(もちろん、豪快にひずませてある織部は織部で魅力的だが、あくまで、作為が感じられないものがいい)。
 見た目だけでなく、じっさい、飲んでみると口辺はかなりぷりっと分厚いが、そこがまた、なんとも、あいらしい。
 こういうざっくり、分厚い口辺の茶碗、って、あんまりない。
 お茶の茶碗に限らず、ご飯茶碗、また、どんぶりでもここまで分厚いものには出会ったことない。
 もちろん、分厚いからいいのではなく、この分厚さがここちよい。
 ぶあついが、ぷるん、というか、ぷりっ、というか、ようするに、ぷりっ、つるん、とでもいうか。
 
 志野の茶碗というと、けっこう、厳つい感じのが多い。
 その人間国宝さんのも、もう、これでもかと言うほど、厳つかった。
 厳ついけど、たとえば、あの「卯花墻(うのはながき) 」のような風格を備えたものには、滅多に出会わない。
 「卯花墻 」は、実際、そんなに大きくないけど、風格があって、堂々としていて、粗野でなく、大きく見える。
 その国宝さんの茶碗も、十数点あったながで、いいな、と思ったのは一碗だけで、あとは、「これは、茶碗を真似ました、っていう飾っておくオブジェだなあ」と奥さんと話してたくらい。
 (まあ、桃山の頃の瀬戸黒で、「これはバケツかっ」てのを見たこともあるけど(笑)
 
 織部といえばこう、志野といえばこう・・・
 たいていは、見た目を真似ているものがおおいわけだけど。
 というか、決まり事というのがあって、あるらしくて、織部茶碗と言えばこうこうこうでなければ、志野ならこうでなければ・・・とお茶の世界では、そういうことになっているから、作る方もそんな物をつくって、「織部」だとか「志野」だとか思ってるわけで・・・
 だから、お茶の道具、ってのは、退屈。
 
 どうせ真似るなら、精神を真似ろよ、っていいたくなる。
 見た目じゃなくて、その茶碗に息づいてる、精神。
 こころでも、魂でもいいが、とにかく、目に見えるものではなくて、目に見えないものを真似ろよ、と。
 おとなしく、穏やかな姿なりをしているが、この茶碗にはそう言う、自由闊達なところがある。
 
 あっ、上の画像では、四弁の蓮華を正面にしているが・・・
 
 P3202295 (448x336)
 
 ここを正面の方が、もっといい^^
 
関連記事
2015_03
19
(Thu)21:55
 酒果三宝   老松  その4   萩乃柑子
 P3172168 (448x336)
 
 やっと、酒果三宝の最後の一品。
 なかなか、上手い具合に写真が撮れなかった。
 なんせ、夏蜜柑の皮の薄切り。
 輪切り、というか。
 
 画像、真ん中のまん丸いのが、酒果三宝の萩乃柑子。
 バックの貝と水紋の干菓子は、亀末廣さんの貝づくし。
 
 黄色い皮ではなくて、青い皮。
 3枚入っている。
 金柑子が、7個。
 青梅子が、5個。
 そして、萩乃柑子が3枚。
 全部で、15個。
 
 萩乃柑子を最初に食べた日は、2/15。
 噛むほどに柑橘の酸味が口に広がり、ほろ苦さも。
 
 2枚残したまま写真がうまく撮れなくて、やっと、うまく撮れたので、2枚目を食べたのが、3/17。
 このときは、柑橘の皮のピールと言うよりは、ほろほろと口の中で溶け崩れていくさまが、日にちの経った有平のよう。
 はじめに食べたときのような柑橘の酸味はほとんど無く、食べてからしばらくしてから、じわ~っと口の中に爽やかさが広がる。
 うーん、これは、長く置きすぎて、酸味が抜けちゃった?
 と思いきや、この後、いつもどおりお茶(抹茶)を飲んだのだが、それでも、爽やかさがつづいていた。
 
 賞味期限、っていつだったのか知らないが、結構、うちは賞味期限切れの和菓子を食べている(笑
 それに、なかには、表示してある賞味期限をすこしばかりすぎた物の方が、なんとはなしになじんだ感じがして、まろやかで、はんなりとして、美味しかったり^^
 もちろん、あまりにも過ぎたものは劣化していてまずくなっているし、季節によってさまざまではあるが。
 食べる方の好みにもよる。
 もっとも、わざわざ賞味期限切れになるのを待って食べる、なんてことはしないけど。
 結局、いっぺんに食べきれないので、自然に賞味期限切れになる。
 
 もちろん、上生は、その日か、店によって翌日まで、というところなら、翌日までには、食べないと。
 
 それと、亀末廣さんの「大納言」。
 これは、できるだけ早く食べないと、せっかくの小豆炊きの醍醐味が失われてしまう。
 以前、小豆炊きの醍醐味を何回も味わいたくて、数個買ってきたことがある。
 その日のうちに食べたのはもちろん、とても美味しかったし、醍醐味を味わえた。
 ので、残りのも楽しみにして、1、2日後に食べてみた。
 すると・・・小豆炊き、というより、あんこになってしまっていた・・・。
 そう、水分がとんでしまっていたのだ。
 まあ、小豆炊きが好きでないなら、こうしてしばらく置いておいて水分をとばしてからだべる、というのも、食べ方のひとつ、このみのひとつではあるのだろうけど、ならば、なにもわざわざ「大納言」でなくても、、粒餡を使った上生を買えばいいわけだし。
 つまらんことをしたものだ・・・
 
 
                酒果三宝  老松  その1
                酒果三宝  老松  その2   金柑子
                酒果三宝  老松  その3   青梅子
関連記事
2015_03
18
(Wed)19:56
3/14に据えた飛び石。
 P3172175 (336x448) - コピー
 
 カメラが広角なのでずいぶん大きさが違って見えるが、実際は、
 P3172175 (336x448) -大きさ
 
 それにしても、この石の配置は、ちょっと、飛び石、というのとは違っている気も。
 据える前は、もちろん、飛び石のつもり。
 で、足の運びも、こんなふうに想定して、気持ちよく歩けるように、据えた。
 
 P3172175 (336x448) - 当初
 
 3歩目の左 から  4歩目の右 が、ちょっと大股になっているが、石を据える前、こんなふうに歩いていたので。
 芝生が禿げているのも、ちょうどその辺りが禿げていた。
 この足運びが、無理なく、スムースに、歩ける足運びだった。
 
 で、初めはそんなふうに石に足を運んでいたわけだが、何の拍子か、ちょっと、足元が狂って・・・
 
 P3172175 (336x448) - 2
 
 「あれっ?」
 こっちの方が楽やんか(笑
 そう、石が大きいので、2歩目の右足がちょっと前よりになって、そのまま、3歩目の左が150×750に。
 そこで、ビビッと来てしまった。
 そうなんだ、これって、つまりは、いろいろ、足運びができるやん、って。
 
 たとえば・・・
 P3172175 (336x448) - 4
 とか。
 それに、もっと重要なのが、芝生に足をおろすところがいろいろできるということ。
 たとえば・・・
 
 P3172175 (336x448) - 行き5
 とか。
 また、
 P3172175 (336x448) - 行き6
 とか。
 あるいは、
 P3172175 (336x448) - 行き7
 とか。
 
 どうして重要かというと、庭中ずっと飛び石を敷くつもりはなく、それは、お茶の部屋から見えるところは、石をまったく据えない庭にしようと思っているので。
 (まあ、ちらっと、居待ちがみえるけど、これ以上は見えるようにするつもりはない)
 だから、どこかでは、足を芝生の上に置くことになる。
 その場所がいつもおなじだと、また、芝生が禿げてしまって、いたちごっこになってしまう。
 どころか、お茶の部屋から見えるところにも石を据えるハメになりかねない。
 でも、こんなふうにいろいろなところに足を置くことができれば、一箇所だけがひどく禿げることはない。
 
 帰りも、当初は、石を据える前の足運び、
 P3172175 (336x448) - 帰り 当初
 を想定してたわけだけど・・・
 いろいろと・・・
 
 たとえば、
 P3172175 (336x448) - 帰り 4
 とか
 
 P3172175 (336x448) - 帰り 5
 とか・・・
 
 さらに、遠回りしたければ、150×670にも回り道できたり。
 また、芝生の方からでも、行きの時のようにいろいろと足運びができる。
 
 こういうのを、飛び石、っていうのかな、なんて。
 飛び石は、だいたい、足運びにはほとんど自由がないわけで・・・。
 といって、舗装にも等しい敷石ともまた違う。
 というわけで、渡り石、とでも呼ぼうかな、と。
 (まあ、呼び名なんてどうでもいいと言えばいいわけだけど)
 
 呼び名よりも、この足運びの自由度の大きさが、楽しい。
 次庭に行くときはどんなふうに足を運ぼうか、なんて、ついつい、考えてたり^^
 瓢箪から駒、とでもいうか・・・。
 普通に飛び石にしてたら、こんな楽しいことにはならなかったよな、きっと^^
 
 石の配置だけ見たら、何の遊びもないように見えるけど、そこを渡っていく人がいろいろと足運びを楽しめる、足運びで遊べる、そんな配置になっていた、というわけ。
 おおきな延石を使った甲斐があった、というもの。
 偶然の産物とは言え、これは、なかなか、面白いし、ある意味、斬新なのでは?
 
 そのうえ、踏み心地もいい。
 普通飛び石には、150ミリも厚みがあるような石は使わない。
 でも、その厚みと重量が足に伝わってきて、ずっしり、どっしり、盤石で、とてもここちよいのだ。
 柴折り戸の所の300×600は、たしか、厚みが60だったと思うが、明らかに歩き心地が違う。
 石が薄い感じがするし、ずっしり、どっしり感もない。
 ほんとに、このずっしり、どっしり感はここちよい。
 
 まあ、搬入までには結構いろいろあって、一時はどうなるかと思ったが、ほんと、これらの石で渡り石ができて、ほんとによかった^^
関連記事
2015_03
17
(Tue)20:01
 いたたぎもの。
 
 カステラ   福砂屋
 長崎カステラの伝統あるお店。
 こういう、ずっしりとした手取りのあるお菓子をもらうと、うれしくなる^^
 内容量は、580グラムだそうだが・・・
 
 P3142099 (384x288)
 
 包装紙をとくと・・・
 P3142100 (384x288)
 
 箱から出すと・・・
 P3142101 (384x288)
 
 袋の口を開け、袋から出すと・・・ 
 P3142102 (384x288)
 
 箱の蓋を開けると・・・
 P3142103 (384x288)
 あ・・・まだだ・・・
 
 紙を剥がすと・・・
 P3142104 (448x336)
 
 やっとあらわれた・・・
 こんがりとほどよい焼き加減。
 卵黄も芳ばしいまろやかなカステラの香り。
 カステラのこういうど~んとしたのって、なんとも、贅沢な気分にさせてくれる。
 このきりっと立っているエッジやカドも、ここちよい。
 
 P3142106 (448x336)
 
 画像、白茶けてしまっているが、実物はもっと黄色い。
 箱の色ほど、とは言わないが、それにかなり近い。
 
 指で直につまんでみて、ちょっと、びっくり。
 結構、べっちゃりしている。
 なんだろう?
 水飴のせい?
 口当たりも、しっとりというよりは、べっちゃり・・・ねっとり・・・。
 風味は、悪くもないが、とくに、感動的でもなかった。
 とにかく、この、しっとりを通り越したべっちゃりが・・・もうひとつ。
 
 好みとしては、大極殿さんの 春庭良(カステイラ。表記、これでよかったかな? 大極殿さん、いろいろ表記を変えてきてるので)。
 
 でも、このべっちゃりが、
  
    ウ~ンベッドリーベーリーモ~ ・・・ 
               (『マダマ・バタフライ』 「ある晴れた日に」)
 
 の長崎で食べるとなんともいえなく美味しいのかも。
 京都より乾燥してそうだし。
 さすがに長崎まで行くわけにはいかないので、せめて、今度、『マダマ・バタフライ』聴きながら、食べてみよう、っと^^
 
関連記事
2015_03
16
(Mon)21:01
 2/28に北野天神さんに行ったときに、ひちぎりとともに買った。
 いろいろあって、いままで、アップしてなかった。
 
 下萌え  外郎製  千本玉壽軒
 P3011874 (448x336)
 
 細かい氷餅粉がダイアモンドスノーのようで、まだまだ、寒い冬の感じ。
 じつは、今年、2回ほど、自宅で、ダイヤモンドスノーを見た。
 朝日にキラキラと、薄く細かい氷の粒がかがやきながら風に舞っていて、とても綺麗だった。
 
 ほんとに、冷え冷えとした冬の野。
 さらさらとしていて風が吹けば舞い上がるような雪の下に、ほんのりと、緑が透けて見える。
   
 P3011893 (448x336)
 
 種は、なんと、蓬餡。
 この蓬餡の草色が、ほんのり、白い外郎を透かして見えていたというわけ。
 ほんとうの、下萌え。
 
 口に含むと、とろけるような外郎。
 とろけるような外郎を雪と見立てて、雪解けのあとに、口の中に萌えたつ蓬の芽。
 蓬餡には、ぷつぷつとした蓬の食感が残してあり、そのぷつぷつが、ほんとに芽が出て来たよう。
 おなじ蓬でも、ひちぎりの餅台のような、ワイルドな感じはなく、はんなりとしている。
 食べたあとには、蓬の風味がのこり、雪解けした春の野辺が口の中に広がる。
 
 食べたのは、3/1。
 
 (2枚目の画像のバックの赤いのは、亀末廣さんの「貝づくし」のなかの、あかさんごの有平)
 
 ※ 今日、3/16 ブログの色目を、桃 から 黄柳 に。
 
 
関連記事
2015_03
15
(Sun)20:57
 庭の出入り口のところ。
 柴折り戸のすぐ下に石を敷いたのはよかったけど、次、つぎと踏む位置が決まって、芝生が禿げたり、へこみ、水たまりができたり・・・と、ちょっとよくない状態に。
 P3152112 (448x336) 
 
 なので、飛び石、というか、敷石、というか、とにかく、石を据えることに。
 で、どんな石をどうするか・・・いろいろ、思案してみた。
 まあ、どんな石を、といっても、店にある石しか使えないわけだし。
 で・・・例によって、段ボールを石の大きさに切り、いろいろ置いてみた結果、
 
 P3152111 (448x336)
 
 こんなふうに置くことに。
 それが、3/13に届いた石。
 
 さて、段ボールの型紙をもう一度置いて位置を確認した後、いよいよ、作業開始。
 まずは、型紙のまわりを大きめにシャベルで・・・
 P3152114 (336x448)
 
 芝生を剥がし、穴を掘っていくと思わぬ所に配水管が出現。
 P3152116 (320x240) 
 煉瓦を両側に置いて保護、
 P3152117 (320x240)
 
 P3152118 (448x336)
 ここにゴロタ石を入れ、すこし埋め戻し、石を据える。
 水平をとりながら・・・
 P3152120 (448x336)
 柴折り戸の下の石より、3~4センチ高く据えた。
 
 というわけで、とりあえず、1個目を据え、つぎに2つめの穴をほり・・・ 
P3152119 (512x384)
 
 水平をとりながら、2つめを据える。
 1個目より2~3センチ、低く。
 ちょっとしたアップダウンをつけてみた。
 ただ、歩きにくくては困るので、仮据えしたあと、僕だけでなく、奥さんも歩いてみて、確認。
 P3152121 (448x336)
 
 さらに、3個目を据え、土を埋め戻す。
 2個目とおなじ高さに。
 P3152122 (512x384)
 
 さて、ここからがちょっと面倒。
 飛び石を据えるときにこんなことをするのかどうか。たぶん本職はしないだろうと思うけど、うちは木を植えるときの、水決め、っていうのをする。
 水を撒いてどろどろにして、
 P3152124 (448x336)
 細い棒で石の隙間を突いて土を詰めていく。
 突いていると画像みたいにまた隙間ができるので、そこに土を入れ、また棒で突く、という繰り返し。
 これが結構しんどい。
 なんか、きりがない感じで。
 
 P3152128 (512x384)
 とりあえず、水決め終了。
 ここまでが、だいたい午前9時くらいから作業を始めて、終わったのが12時半くらい。
 水が引くのを待つあいだ、一服もかねて、昼食。
 
 ふたりともちょっと眠ってしまい、作業を再開したのが、だいたい午後2時。
 石の裾の乾きはじめたところを指で押して、その後、剥がした芝生を貼っていく。
 さらに、周辺の低いところや凹んでいるところにも土を入れならし、石を水洗いして、とりあえず、こんな感じに・・・
 
 P3152130 (448x336)
 
 P3152132 (448x336) 
 
 P3152133 (448x336)
 
 石の裾、芝生が盛り上がってちょっともっさくなってしまったが、とりあえず、土が流れないようにとの処置。
 しっかり固まったら、石の裾まわりをきれいにするつもり。
 
 さて、次はカンツバキ。
 奥さんが、土を入れた芝生を均してくれているあいだに、さくさく、っと。
 もう、何本も植えているので、このくらいのカンツバキなら、なんてこともない。
 
 ついでに、ヤマボウシへの傾斜がよくなかったので、そこも改修。
 芝生を剥がし、土を入れ、剥がした芝生を貼る。
 と、言葉では簡単だが、そこそこ面積もあって、ちょっと大変だった。
 途中から奥さんも手伝ってくれて、何とか終了。。。
 
 P3152136 (448x336)
 
 パーゴラの、左の柱の一番奥のが、今回植えたカンツバキ。
 ここは、この庭のこのあたりのツボ。
 ここに植えることで、ぐっと庭らしくなった。
 
 パーゴラの一番奥の支柱のあたりからヤマボウシへと向かう斜面が、芝生を貼り直したところ。
 なだらかな、いい感じの斜面になった。
 
 作業をした辺りの掃除をして、玄関前もひどく汚れたのでそこも掃除をして、道具を片付けてすべての作業終了。
 終わったのは、午後4時過ぎ。
 えらく、くたびれた・・・
 
 リビングから・・・
 P3152140 (448x336)
 くたびれたせいか、ブレブレ・・・(笑
  
関連記事
2015_03
14
(Sat)22:29
 去年、石を入れてなかなかよくなったので、また、ちょっと、庭に石をすえようかな・・・と。
 2/19に注文して、いろいろあって、やっと、3/13に搬入。
 まちくたびれた・・・
 
 P3132069 (442x332)
 1 白御影延石。 小叩き。200×150×1000 ミリ。6000円
 なんとなく紫色がかっていて、いい感じ。
 まんなかに走っている線は、もともとの層みたいで、これも紫色でなかなか。
 
 P3132070 (442x332)
 2 白御影古延石。ビシャン。150×100×670 ミリ。6000円。
 これも、濡らすと、ほんのり紫色に。いろいろ景色があって面白い。
 
 P3132071 (442x332)
 上 3 錆御影古延石。ビシャン。130×70×700 ミリ。6000円
 下 4 錆御影古延石。ビシャン。150×140×750 ミリ。7000円
 錆といっても、両方ともほんのり加減。景色もあって、これらもなかなか。
 
 送料は、全部で7000円。
 ほかに、カンツバキ H0.4 W0.5 一株もいっしょに(4000円)
 
 さて、まずは・・・
 3を。
 リビングからも、お茶の部屋からも見える、玉チラシのツゲの根元に。
 搬入されたその日(3/13)、すぐに。
 もともとは、2をここに据えるつもりだったが、届いてみたらどうも3の方がよさそうなので変更。
 こんなふうに・・・
 P3142096 (442x332)
 
 リビングから眺めると・・・
 P3142092 (512x384)
 
 カメラが顔認識しそう?(しなかったけど(笑)
 植栽は立っていて丸めになっているが、石は板石や延石で角があり、立ってないので、植栽との対照がより強調されて、ちょっと個性的な空間になったかな・・・と。
 石の庭。
 
 また、3を据える前は、右の大きいのから手前のへと視線が移り、左方向になんとなく拡散していったのが、これだと、3の方へと行き、この三つの石で閉じた感じがする。
 この三つの石で囲まれている空間というのができて、なんとなく、パワー・スポットが出現したような(笑
 
 P3142092 (442x332)p
 
 ストーンヘンジとか、そういうことなのか・・・とか、妙に納得したり。
 
 それに・・・
 この三つの石が、緊張感で引き合っている感じがするどころか、
 
 P3142092 (442x332)f1
 
 こんなふうに両方の二つが二個の振り子になって、振り子運動をしていて、なんとなく目眩がしてきたり・・・。
 (奥さんは何ともないそうだが)
 
 お茶の部屋、いつも僕が点前するところから見ると・・・
 P3142091 (442x332)
 
 黄色の矢印の所に、ちょろっと。
 見えそうで見えない。
 真ん中の石板を、以前、「雨月」となづけたけど、これは、「居待ちの月」から「居待ち」と名付けよう。
 つまり、月に見立てて、出てきそうで出てこない、出てくるのを、お茶をしながらすわって待とうか、と。
 
 一方、右のおおきな板石、以前「石棺」みたいだと言っていたのは、「立ち待ち」。
 だいたいこの板石は立ってみているし、みたとたん、「忽ち」に全部見えるので(笑
 
 こうなると、石の庭、というより、月の庭?
 そういえば、月って、岩というか、岩石というか、石だよな。。。
 
 丸い石を月に見立てることはまあ、よくありそうだけど、板石や延石を月に見立てる、っていうのは、我ながら、なかなか、変わっていて、面白く、いたく気に入った。
 
 P3142092 (442x332)n

関連記事
2015_03
12
(Thu)22:23
 酒果三宝   青梅子  老松
 
 P2171520 (448x336)
 
 酒果三宝の一つ、青梅子。
 7個入っている。
 名前のとおり、梅の砂糖漬け。
 すぐ近くにある、梅で名高い北野天神さんにちなんでのことか。
 
 このメモは、2015/2/17に食べたときのもの。
 一口囓ると、これは、あの梅酒の梅かな・・・といった風味。
 もちろん、アルコールのつんとくる感じはない。
 噛んでいると、まろやかな豊かな酸味が口いっぱいに広がる。
 やや硬めのもっちりした果肉。
 梅酒の梅のパリッとした果肉とは違う。
 皮は固く、よくかんでいると、なんとなく塩昆布のような旨みがにじみ出てくる。
 飲み込むと、酸味の余韻が広がる。
 梅の酸味と塩昆布のような旨みが相まって、不思議な風味。
 一見、梅酒の梅みたいでそうではなく、梅であって梅でない、といったふうな。
 酸味は、どことなくほかほかしていて、その一方で、す~っ、と。
 
 金柑子どうよう、この酸味は、春そのもの。
 どうやら、酒果三宝とは、和菓子の酸味、つまり、春をテーマとした詰め合わせらしい。
 籠の演出といい、ほんとに、こころがときめく。
 
                酒果三宝  老松  その1
                酒果三宝  老松  その2   金柑子
関連記事
2015_03
10
(Tue)23:43
 酒果三宝   金柑子  老松
 
 P2161499 (448x336)
 
 酒果三宝 の ひとつ、金柑子。
 全部で、5個入っている。
 
 老松さんの金柑のお菓子と言えば、あの、ちょぼんがかわいい 橙糖珠 を思い出すけど、これは、見た目、趣がかなり違っている。
 葉っぱもついていないし、姿にはあまり気を使っていないようで、ほんとに、砂糖漬け、といった感じで。
 
 さて、一口囓ってみる・・・
 もっちりとして、干し柿のような果肉感。
 
 P2161509 (448x336)
 
 特に皮。
 橙糖珠はぱりっとしているが、こちらは、橙糖珠より厚みがあり、もっちり。
 なんというか、皮は橙糖珠ほど水分が抜けていない感じ、とでもいうか。
 いつもどおり、種もいっしょに。
 種の皮が、ほんのりさわやか。
 よく熟した濃厚な、酸味の利いた金柑の砂糖漬けのふかい味わいが、口に広がる。
 後味は、この酸味がとても爽やか。
 口の次は、おなかの中も爽やかに。
 なんとなく伽羅みたいな爽やかさ。
 
 橙糖珠の味わいは、より繊細で緻密。
 格式とか、あらたまった雰囲気がある。
 姿も、ちょぼん、だけど、和菓子の始まりといわれている、トキジクノカクノコノミ(ただ橘の果実、というだけではなく神話的なレベルで)を、思わせる。
 一方、金柑子は、おおらか、あらたまった感じはない。
 橙糖珠は一粒食べたらそれ以上食べようとは思わないが、こちらは、気軽に、つぎつぎに、つまみたくなる。
 
 籠入り、というところも、野趣あふれていてとてもよい。
 ほんとに、春の野遊びを思わせてくれる。
 春の野辺のピクニックに、この籠を持って(笑
 そこで、一粒、また、ひとつぶ。
 
 それにしても、料理だと、春の味覚と言えば、菜の花だの、タラの芽だの、ほろ苦さだけど、お菓子では、酸味なのか、と思わせてくれる。
 この金柑子の酸味は、口いっぱいに春を告げる酸味。
 
               酒果三宝  老松  その1
 
関連記事
2015_03
08
(Sun)20:37
 この南東の、いわゆるコニー三兄弟のところ。
 P3082034 (448x336)
 
 ここが、こんな感じで、ず~っと落ち着かない。
 
 P3082036 (448x336)
 西の方から望む。
  
 ので、ちょっと、ぽこぽこぽこぽこを植えてみることに。
 マメツゲ、の経30センチばかりのものを、4つ。
 
 こんな感じに・・・
 P3082039 (512x384)
 
 P3082042 (512x384)
  北から。
 
 P3082038 (512x384) 
 西から。
 
 P3082050 (512x384)
 
 画像ではあまり変わってないように見えるが、現場では大違い。
 手前のサツキのぽこぽこから、今回植えたマメツゲのぽこぽこ、その奥のドウダンツツジ、さらに一番奥のマルバヒイラギまでが、リズミカルにつながって、見ていて心地いい。
 以前は、マルバヒイラギがある丘とサツキのぽこぽこがあるところが、コニー三兄弟の前で途切れていた。
 それがつながり、奥行きが出ると同時に、一体感ができた。
 また、手前の芝生のところが帰って広々と感じられるようになり、マルバヒイラギの存在感がまして重厚感が出て、もみじもさらにくっきりと存在感が出た。
 逆に、コニー三兄弟は、あまり気にならなくなった。
 また、サツキの後ろにあるドウダンツツジと丘にあるドウダンツツジも、つながった。
 お茶の部屋で、いつも手前しているところが、囲まれたようになって、とても落ち着いた。
 
 画像ではもう一つだが、サツキから丘まで、庭園のようになった(奥さん曰く)(笑
 でも、ほんと、なかなか、庭園ぽい。
 
 それにしても、庭って不思議なもんやなあ~。
 今回のマメツゲがあるかないかで、ほんと、大違い。
 庭全体の雰囲気も、がらっと変わった。
 
 結構、くたびれた・・・
関連記事
2015_03
06
(Fri)20:49
 買ったのは、2/14。
 京都大丸の地下の、老松さん。
 P2151486 (448x336)
 
 P2161489 (448x336)
 見てのとおり、「山人艸果」のシリーズ。
 蓋を開けて、なかのを取り出す・・・
 
 酒果三宝  老松 
 P2161492 (448x336)
 
 こんな籠に入っていて・・・
 買ったとき、店員さんが「こんな籠に入ってます」と見せてくれて、その時は、「まあ、よくある演出か」と思ったけど・・・
 こうして、とりだしてみると、これがなかなか。
 まず、能の「花筐(はながたみ)」の籠を思った。
 まあ、こんな籠じゃないけど。
 
 でも、なんか、春の野遊びのお土産のような・・・。
 春の野辺の、花やなにかの果実を摘みとってきたような。
 または、これを持って、いざ春の野辺に。
 なんとも、わくわく、ときめいた。
  
   おもふどち 春の山辺にうちむれて そことはいわぬ旅寝してしが   
 
 と、こんな気分か(笑
 しかも、まだ、2月の半ば。
 実際、この季節に、まさか、いくらあたたかいとはいっても、野辺散策はまだまだ寒い。
 まして、うたた寝など。
 でも、そこがいい。
 このまだ寒い季節に、この籠をみながら、春の野辺を思い、ときめきを感じる・・・
 そう、そんな気分にしてくれるところがいい。
 
 そんなこんなでときめきながら、籠の蓋を開けてみると・・・
 
 P2161493 (448x336)
 
 なんとも、春の野辺のお土産、そのもの。
 
 青梅子  「  東風ふかば匂ひおこせよ梅の花 
            あるじなしとて 春を忘るな 
        選りすぐりの梅の実を熟成させ 砂糖漬けしたものです。」 
 
 萩乃柑子 「 橘は和菓子の起源と伝えられています。
        萩の夏蜜柑の皮を砂糖漬けしたものです。」
 
 金柑子  「 古代食物の中で、薬用効果のあるものは、
        奇しきものとして珍重されました。
        熟成した金柑の実を砂糖漬けしたものです。」

  P2161494 (512x384)
 
 酒果三宝、の名のとおり、三つの宝。
 
 どれにしようかな・・・
                               つづく
関連記事
2015_03
06
(Fri)01:24
 2/28に、京都の北野天満宮へ行ったことは、「ぷらっと京都  北野天満宮~烏丸今出川」に書いたけど、その天神さん、宝物以外にもいろいろと、興味をひくものが。
 その中でも、だんなん、個人的に惹かれるのが、石のもの(笑
 ことに、灯籠など。
 参道に、奉納された灯籠がずらっと、ならんでいて、なかには、とてもユニークなものも。
 その中でも、ピカイチにユニークだっのが・・・

 P2281768 (512x288)
 
 これが・・・灯籠?
 って感じで。
 なんか、石碑みたいだけど・・・
 そう、ほぼ自然石そのままの石碑でもある灯籠。
 
 上の方を見ると・・・

 P2281770 (448x252)
 
 右に、なにやら、七つのチョボ。
 左に、三日月。
 中心に、丸。ここが、灯を入れる、火ぶくろ。
 そして、その下に・・・雲。
 七つのチョボは、どうやら、北斗七星らしい。
 
 石は・・・鞍馬石?
 
 それにしても、面白い灯籠。
 そして、
 
 P2281769 (2)
 
 刻まれている文字、
  
   日詣丗五年
   神恩如海山
 
   日詣で三十五年
   神恩 海、山のごとし 
 
 京都府士族 なんの誰兵衛。
 このなんの誰兵衛さん、どうやら35年にもわたって、毎日、ここ北野天満宮にお参りに来ていたらしい。
 その記念と、神様への感謝を込めて、この灯籠を奉納した、ということらしい。
 それにしても、35年、って、人生の約半分。
 昔の人だから、平均寿命は今より短かったから、半分どころか、もっと重みもある年月。
 その月日を、毎日お参りに来て、神様の恩が、海の如く、山の如く、っていうのは、いったいどんなことがあったのだろう?
 
 よくよく見てみると、建立した年月も刻んであった。
 月は忘れたけど、年は、明治廿五年と、読めたような。
 ちょっと風化していてはっきりしなかったが、もし、ほんとうに明治二十五年に建立したというのなら、江戸から明治へ、激動の時代をこえて、日詣でしつづけたことになる。
 江戸から明治、士族にとっては結構苦難の時代だったのでは?
 
 となると、この神様の海や山のようなご恩とは、そんな時代に毎日日詣でできたこと、そんな日々をおくれたことの恩であり、感謝ってことなのだろうか。
 でも、なんか、面白い、というか、謙虚、というか。
 お参りするのは自分の意志なわけで、その意志を通せたのが神様のお陰、とするなら。
 平穏無事に、35年間天神さんにお参りできたこと、お参りするのは自分の意志でやってたわけだが、それができたこと、それが神様の海や山のような恩なのだ、と。
 
 日月北斗と雲は、この世界の森羅万象を象徴しているのかも知れないが、その35年の歳月の流れに対する思いも込められているのかも知れない。
 
 夜になると、この日の火ぶくろに灯がともるのだろうか?
 夜の闇のなかに、ほのかに灯る日のあかり。
 なにか、とても感慨深いものがある。
関連記事
2015_03
03
(Tue)23:59
 3/1、プチ雛茶ということで^^
 2/28に、買ってきた千本玉壽軒のお菓子が翌日賞味期限だったので。
 
 ひちぎり  千本玉壽軒
 P3011880 (448x336)
 
 蓬の餅台に、紅白絞りのきんとん。
 千玉さんのひちぎりは、これ一種類。
 でも、蓬、白、ピンクと菱餅の色をおさえてある。
 ピンクと白の絞りのそぼろが、桃李 という桃をあらわしたきんとんを思い浮かべさせる。
 そぼろは、桃の花でもあるわけだ。
 とてもキュートな上生。
 
 それにしても、ひちぎり の起源について、また、ちょっと、講談社文庫の「有職故実」なるものを読んでいるが・・・
 いまのところ、ネットの一説で起源とされている「戴き餅」なるものは、見つかっていない。
 (「年中行事」の正月。「戴き餅」が正月のもの、だというので、ざっと目を通したが、今のところ見つからない。そういう儀式がおこなわれたとは、一言も見つかってない。)
 
 また、平安時代には、雛祭りなどはなく、3月3日といえば、「曲水宴(きょくすいのえん)」。
 せせらぎに杯を流して、それが自分の前を流れ去るまえに歌を詠む、という遊びで、なんの関連もなさそうだが、ただ、その杯(鸚鵡杯という)に、「青貝、鮑貝、または阿古屋貝などで作ったもの」をつかった、という。
 関連あるかないかはわからないけど、ひりぎり の姿が、なんとなく、杯のようにも、つまり、きんとんや餡を載せている(=入れている)器のようでもあるわけだし。
 
 雛祭り、が今の3月3日に定まったのは、室町末期から江戸初期にかけて、で、それまでは、雛遊び、ようするに、お人形ごっこで、時期は関係なく、遊びたいときに遊んでいた、とのこと。
 
 また、3月3日の節物に、草餅があった、というのは、かなり古くかららしい(平安時代)。
 そのよもぎ餅には、婦女が摘んできた蓬をつかう。
 もともと、雛祭りなどとは関係なく、3月3日によもぎ餅を食べていたのが、雛祭りが成立して、菱餅になって飾っている、ということか。
 ひちぎり の餅台の草餅ヴァージョンは、菱餅からきたのかも知れないが、もともとは、雛祭りとは関係ない、3月3日の節物だった草餅から、ということになるのかも。
 何が言いたいかというと、雛祭りに飾る菱餅からきたのなら雛祭りが成立した後に ひちぎり ができたことになるが、3月3日の節物の草餅からなら、雛祭り成立前にも、ひちぎり があったかもしれない、ということ。
 
 「戴き餅」 →たとえぱ goo辞書
 
 「有識故実」の「儀式典礼」に、「五十日の祝い(いつかのいわい)」、「百日の祝い(ももかのいわい)」といって、子どもがうまれてから、50日、100日ごとに餅をついて祝い、その餅を子どもの口に含せる、という儀式があったらしい。 
 
 これらの餅が、子どもつながり、婦女つながりで3月3日の節物の餅と混同して、さらに、雛祭りが成立たあとに、ひちぎり となった?
 
 まあ、どっちにしろ、ようわからん・・と。
 
 でも、そんなことよりも、この ひちぎり が、「曲水の宴」の杯まで呼び寄せるのは、ちょっと、面白くない?
 「曲水の宴」で杯はせせらぎを流れていくわけだが、流し雛というのもある。
 阿古屋貝に乗っているのは真珠で、ひちぎりは妊婦さんにも見えるし、子宝、ともいうし。
 
 千玉さんのこの ひちぎりは、桃の花が盛られているように見えるし・・・。
 
 謎が深いぶん、ひちぎりは、いろいろなことやものを呼び込んでくる。
 
 画像、となりのみどりのが、亀末廣さんの「貝づくし」の有平。
 さて、何貝かな?
 
 
関連記事
2015_03
02
(Mon)19:42
 2/28 ぷらっと京都  北野天満宮~烏丸今出川  で、立ちよった老松さん。
 立ちよった、というよりも、目的地のひとつ。
 それに、ほんとうは、北野天神さんから今出川通りぞいに烏丸まで行って、それから、地下鉄で御池へいき、以下の菓匠さんのひちぎりを一個ずつ手に入れるつもりだった。
 老松さん、千本玉壽軒さん、本家玉壽軒さん、鶴屋吉信さん、俵屋吉富さん、亀末廣さん。
 
 でも、最初の老松さんところのが、とてもかわいかったので、思わず、ふたつ、買ってしまった。
 老松さんとこは、扱っているのは、このふたつ。
 
 引千切  ひちぎり  老松
 
 P2281837 (512x288)
 
 まるで、お雛様のよう。
 なので、これは、絶対、ペアで買わないと、と。
 また、餅台のかたちが、蛤のようでもある。
 蛤を使ってつくられている「貝あわせ」は、雛道具でもあり、そんなところにも惹かれた。
 
 じつは、ひちぎり のほかにも、あこや餅 とよぶところもあるとか。
 アコヤ とは、アコヤガイ、真珠をとるアコヤからきた、らしい。
 となると、餅台が貝に見えるのも、それなりの理由がある、ということになる。
 また、全体の姿が、妊婦さんのようにも見えるけど、子宝に恵まれるように、というそんな願いがこめられている、とも。
 そうなると、アコヤガイが抱いている真珠とは、宝珠でもあり、山上憶良の
 
  しろがねも こがねも たまも なににせむ まされ宝 子にしかめやも
 
 なんて歌が、なんとはなしに、思い浮かんだりする。
 
 起源についても、宮中の節句で、客がたくさん来て忙しくて、餅をひちぎってだしたのがはじまりとか・・・
 しかし、それもどうだか。
 まず、節句に帝を尋ねて客がきたというなら、客がたくさん来すぎた、という状況にはならないだろう。帝に招かれた客以外会うことなんかできないわけだから。それに、帝に会うためには、御所に出入りするためには、いわゆる殿上人でないといけない(直接会えるのは、三位くらいだったかな・・)。そういう貴族に対して、いくらなんでも、こんな、粗野な菓子を出すかな~?
 ただ、こういう客にはもちろん、お付きの人もいるわけで、そのおつきの人には、こんな引きちぎって餡でも載せただけの餅でも、ふるまうことはできただろう。めでたい桃の節句だから、とくべつに、というわけで。忙しい、というより、身分相応のお菓子を振る舞った、というわけ。でも、そもそもお菓子なんて、なかなか、庶民は口にすることはできなかったわけだから、粗末なものでも、とてもありがたいわけで。で、そんなお菓子を振る舞われたお付きの人が、街へ行って、「宮中ではこんなお菓子が」と、無闇にありがたがって、それが一般にも広がったとか。
 
 あるいは、もし、宮中の雛祭りに関係するというのなら、女官達の遊び、というのも想像してみたり。
 雛祭りで、自分たちでお菓子を作ろう、ということで、つくったはいいけど、所詮素人。
 餅を引きちぎって餡を載せる、なんて、その程度が精一杯。もちろん、これだって、「戴き餅」なんてのを真似ようとしたわけだけど、やっぱりうまくいかない。
 でも、それを見た、たとえば后とか、中宮とかが、こういうひとはいつも繊細で上品なお菓子ばかりを食べているので、こんな粗野なものでもとても新鮮に感じて、なかなかおもしろいやん、と。
 それがいつのまにか庶民にも広まった、とか・・・。
 
 まあ、勝手に想像してるわけだけど、この女官達の遊び、っていうのは、なんか、楽しい。
 「枕草子」に、しゃもじかなんかで、子宝に恵まれることを祈願して、男が女の尻をたたくっていうのがあって、それがだんだんエスカレートして、たたきあったりして、遊びになって・・・というような段があったと思うけど、そののノリ(ただよく憶えてないので、こんな感じだったかな、ということだけで書いてますが)。
 
 ところで、アコヤ貝だとすると、ひちぎったようになっているところは、二枚貝のちょうつがい、ということになる。
 そもそも、二枚貝の貝殻を模していたとするなら、ちょうつがいのところがひちぎったようにみえることから、ひちぎりと呼ぶようになっただけ、かも知れない。
 で、そこに、宮中でどうこう、というもっともらしい尾ひれがついた、とか。
 
 一方、ひちぎったものがたまたま、二枚貝の殻に見えたので、アコヤ餅、とついたのかも知れない。
 
 起源については、ようするに、よくわからない、ってことみたいだ。
 少なくとも、ネットで検索しても、はっきりしない。
 
 ただ、色については、これは、菱餅とおなじ色で、おなじ意味合いなのかな?
 
 まあ、でも、そんなこいいとして・・・
 
 とにかく、この老松さんのひちぎりは、お雛様みたいでかわいいし、蛤の殻みたいでもあるし、いろいろと想像もふくらんで、たのしい。
 
 餅台は、こなしとはいっても、餅のようにもちもちしている。
 もとが、餅だから、それを意識しているのだろう。
 ピンクの方は、みずみずしい白餡。
 蓬のほうは、はなやかな蓬、上品な蓬といった風情。
 蓬の葉や茎などプチプチ感をのこしつつも、風味は爽やかで、、上品。
 この上品さは、上七軒の街並みを彷彿とさせる。
 もっちりした餅台で、よもぎ餅を食べたみたいにも。
 
 * その2 としたのは、以前ブログに載せたことがあるので。
      
関連記事
2015_03
01
(Sun)20:27
2/14、四条大丸の老松さんから、
 
 P2271734 (448x252)
 
 北野天神さんの梅苑の招待券をもらったので、昨日(2/28)ちょっと行ってきた。
 ついでに、北野さんから、今出川を東進して、今出川沿いの菓子屋を転々としようか、という予定で。
 行きは、市バス206で、京都駅から千本今出川で下車。
 そこから今出川を西へ・・・
 
 P2281748 (448x252)
 
 と、いきなり、西陣織の端布などを扱っている、こんなお店が。
 店頭に、帯の端布などがあり、なかなかよかったので中に。
 絞り風の帯揚げが気に入って、襟巻き、僕が使わないときは、いちまの帯になるかな、と購入。
 おくさんも、帯揚げとつむぎの端布を。
 正絹で、なかなかいいのに、卸価格で、とても安く買えた^^
 やまきぬさんというのだが、ただ、土曜と日曜しかやっていないということ。
 ちかくに本社がある、と言うので帰りに寄ってみることにして、とりあえず、天神さんへ。
  
 P2281753 (448x252)
 
 かな~り久方ぶりの、北野天神さん。
 何年ぶりだろう?(笑
 
 P2281773 (448x252)
 
 ふらふらとはいっていくと、
 
 P2281780 (288x512)
  
 これは・・・素通りするわけにはいかないので、見てみることに。
 300円というのも、^^
 
 国宝の例の、「北野天神絵巻」をはじめ、賴光が酒呑童子の首をはねたという太刀・鬼切丸、直径が約93センチもある桃山時代に加藤清正が奉納したという日本地図鏡(行基図をもとにした日本地図)、長谷川等伯の特大の絵馬・昌俊弁慶相騎図絵馬、釣狐絵馬、などなど、見応えのあるものがたくさん。
 思ったより時間が・・・
 
 P2281793 (512x288)
 
 本殿の表と裏でさくっとお参りをすまして・・・
 (本殿の裏には、菅公のお祖父さんとお父さんが祀ってあるので、挨拶がてら・・・)
   
 P2281801 (512x288)
 
 梅苑へ。
 招待状のお陰で、600円の入苑料がただ^^
 
 P2281805 (512x288)
 
 入り口には、「見頃」とあったが、もうすこし咲いていてもらうとよかった。
 ただ、ほんのり、梅の香がただよってきて・・・
 宝物殿で見た絵巻の、太宰府に流されることになった道真が自宅で梅をみてあの有名な歌を詠むシーンがふと、思い出されたり・・・
 または、「古今」の歌など、闇の夜、梅の香が「しるくぞありける」・・・と、そんな情景がうかんだり・・・
 
 そんなことを思いながら、奥さんとも話しながら、ふらふらと、茶店へ。
 
 P2281812 (448x252)
 
 茶店は、「老松 北野天神支店」といった感じ^^
 茶店では、券と引き替えにお菓子と飲み物が。
 
 P2281807 (448x252)
 
 菅公梅 と 紅梅煎
 
 P2281809 (448x252)
 
 「菅公」とはいうまでもなく、天神さんとして祀られている菅原道真のことで、天神さんに因んだお菓子、というわけ。
 紅白の麩の焼。
 どちらも、焼き加減はちょっとつよい目で、芳ばしい。
 白は、砂糖。
 紅は、ほんのり梅肉風味。
 白の方は、それほどでも(奥さん曰く、「これだったら、ほんのり醤油味がきいた亀屋良永さんの御池煎餅の方がいいかな?」。同感)
 紅の方は、ややつよめの焼き加減の香ばしさと、ほんのり梅肉風味がほどよく調和。
 食べた後、ほんのり口のなかに梅の香がただようのも、よかった。
 (末富さんのうすべにには、もっと梅肉がこく、酸味が強いが、これはそれほどではない)
 
 ただ・・・
 セットの、紅梅煎、これがくせもの。
 昆布の入っていない梅昆布茶、とでもいうか、要するに白湯に溶いて飲む梅風味の飲み物なのだが、 北野天神さんの梅苑の梅をつかっているとはいえ、菅公梅のほんのり梅風味を消してしまう。
 
 もっとも、いただく順番があって、先に、菅公梅を賞味してから紅梅煎を飲めば問題ないかも知れない。
 ただ、その時のだんなんと奥さん、千本今出川から天満宮、さらに、宝物殿を観て、そして、梅苑と歩きづめで、喉が渇いていて、しかも体もちょっと冷えていた。
 ので、ちょっとでもはやく、あたたかいもので喉を潤したく、先に、紅梅煎を。
 そういうわけで、せっかくの菅公梅の紅の梅風味をよく賞味できなかった。
 さいわい、いちまのお土産にしようと、奥さんの分を持ち帰ってきて、家で食べたので、気づけたのだけど。
 それに、そもそも、この菅公梅というお菓子は、とても繊細、上品にできていて、茶店のような、人がごちゃごちゃ、わいわい、ざわざわといった雰囲気のところで食べるよりは、静かな落ち着いたところで食べてこそ、のお菓子だと思う。
 
 さて、じゃあ、この茶店でいただいてこそ、といえば、たぶんこれだろう。
 
 P2281813 (448x252)
 
 七軒だんご と 甘酒
 
 これは、おまけでもなく、セットでもない。
 
 P2281816 (448x252)
 
 上七軒名物 七軒だんご
 春の北野おどり・秋の寿会開催中と、梅苑・もみじ苑の期間限定のみたらし団子、といった趣旨のことが「おしながき」に書いてある。
 となれば、食べないわけにはいかない。
 また、このみたらし団子は、ちよっとした由緒のあるもので、たかだか団子だが、されど七軒だんご、なのだ。

      七軒だんごの由緒   → 京都の和菓子 老松のブログ  七軒団子
 
 甘酒 
 じつは、室町時代から、天神さんの神人は、酒麹をつくる特権を持っていて、その頃の製法のままに造っている、老松自家製の甘酒、というようなことが「おしながき」に書いてある。
 それだけならまだしも、この「おしながき」に先立って、宝物殿で、このことについての文書がいろいろ展示してあり、それを読んでいて、とても興味が湧いたのだ。
 その文書は、軸にしてあって、たとえばこんなのがあった。
 天神さんの神人以外のものが勝手に酒麹をつくって商いしていることに腹を立てた神人が天満宮の神人として仕事をしなくなった、そのことにたいして室町幕府からお叱りがあった、そのお叱りの通達文、とか。
 東の京でも、勝手に酒麹をつくる者が出て来て、それにたいして西の京が訴えを起こし、勝訴した、とか。
 ま、とにかくそういうわけで、どんな味だろう、と。
 
 上七軒だんごは、醤油甘い風味ではなく、黒蜜風味。
 蜜は、葛でとろみがついていて、これだけ食べても美味しいし、ぷるんとしていて、葛切りを思い起こさせた。
 だんごは、あたたかく、というか、あつく、やわらかく、ねっとり、口に入れると、とろ~りととろけるよう。
 冷めたら、ふつうの団子のようにかたくなるのかも知れないが、このねっとり、とろ~りの団子は、ちょっと、新鮮^^
 ところどころ、ほんのり焦げていて、それもまた芳ばしく美味しい。
 小寒かったので、熱い、あたたかいというのも、ありがたい。
 
 甘酒は、甘みはかなり控えめ。
 麹の味がとても濃厚。
 なので、さっぱりしていて、濃厚。
 
 七軒だんごの三本セットには、豆茶、というのがついてくる。
 風味は、風邪を引いたときに梅干しの黒焼きをほうじ茶にいれて飲んだりする、そんな風味。
 ほんとに梅干しの黒焼きが入っているのかどうかはわからないけど。
 ただ、梅の黒焼きの味はほのか、ほんのりそんな風味がする程度。
 
 というわけで、茶店で一休み、ほっこりして、またちょっと梅苑を巡り、天満宮を後に。
 
 天満宮の東門から、斜めに道がついていて、上七軒へ。
 それにしても、この天神さんの東門から今出川七本松に抜けるこの通り、名前、なんて言うんだろう?
 
 P2281820 (448x252)
 
 家々の軒には、れいの、七軒団子の紋がはいった提灯が。
 この提灯、団子の紋がかわいくて、風情があっていいな・・・
 家々も古いままの家というよりは、街並みの雰囲気を壊さないようにメンテや建て替えをしている感じで、とてもいい。
 しっとりおちついていて、静かで、品があって・・・
 この品が、とても好ましく感じた。
 すごく、ほっこり。
 がちゃがちゃ、ごちゃごちゃしている祇園とは、大違い。
 なんか、すごく、気に入ってしまった。
 ただ、通りの舗装が・・・なんか、町並みとちょっと、ミスマッチな気がしないでもないが・・・
 それに、道幅も広く、けっして、歩行者天国、ではないので、気をつけないと。
 歩くときは通りの真ん中ではなく、軒沿いを歩く方がいいかも。
 
 あった、あった・・・
 P2281821 (448x252)
 
 老松さん。
 思っていたより、こじんまりとした店構え。
 しかも、シンプル。
 店内もいたってシンプル。
 それでいて、上七軒ぜんたいがかもしだす品を漂わせている感じ。
 上生を、ふたつ買って・・・
 
 P2281823 (448x252)
 こんな鬼瓦屋さんらしき店も。
  
 そのまま、今出川を東進して千本に出て、あがると・・・
 
 P2281826 (2) (448x334)
  
 千本玉壽軒さん。
 例の、「窓の雪」が「梅の雪」という銘で出ていた。
 時期によって、銘を変えるのだそうだ。
 「窓の雪」はとても面白い、すてきなお菓子だと思ったのですが・・・と聞いてみると、
 もともとは、あん入りの鹿の子、普通の鹿の子だったそうな。
 それが、今年、いろいろと工夫して、あんなふうにしてみたということ。
 
 店内は、ちょっと亀末廣さんところをこじんまりとして、明るくしたような、つくり。
 上生をふたつ。
 
 七本松をわたって、五辻の昆布 さんへ。
 ここの塩昆布、大好物だけと、なかなか来る機会がなくて・・・
 やっと、何年かぶりに、買うことができた^^
 デパートとかに置いてないんだよね・・・
 
 そして、さらに、今出川を東へ。
 
 P2281829 (2) (448x237)
 
 本家玉壽軒さんは、なんとも重厚な、堂々とした大正ロマン風の店。
 店内も、重厚で堂々。
 「ぼんぼり」という薯蕷がかわいかったが、あいにく売り切れ。
 なので、気持ち程度に、6個入り紫野を。
 
 さらに、東へ行くと、堀川に鶴屋吉信さん、烏丸に俵屋吉富さん、烏丸三条に虎屋さん、烏丸御池に亀末廣さん、四条をちょっと東で大極殿さん、西へ堀川で亀屋良長さん、松原室町に末富さん、といろいろあるけど、もうここまでで。
 
 今出川烏丸の、天下一品 烏丸店 の前を通りかかったらいきなり、天一が食べたくなったのでなかへ。
 大学生の頃、京都市内の天一食べくらべ、というのをしたことがあるが、烏丸店のが一番おいしかった^^
 でも、その頃にくらべると、最近のは、こってりスープでも、こってり度が足りない気がする。
 もっとこってり、濃厚だった、あの頃は(笑
 
 食べ終わって、そのまま、烏丸今出川から地下鉄で京都駅へ。
関連記事