2015_09
25
(Fri)22:25
 9/20の深夜、つまり21日の午前0時過ぎに、たまたまテレビをつけたら、いきなり「トゥーランドット」と目に入ったので、急いで録画。
 NHKのBS、プレミアムシアター、最近オペラあんまりやってないようだったので(やってたのかな?)、チェックしてなかった。
 
 それにしても、いきなり、何だこのセットは? って感じで。
 後でわかったが、なんでも、オーストリアのボーデン湖の湖上ステージなのだそうだ。
 オペラ歌手がオペラでマイクつけて歌っている、っていうのもはじめて見たが(笑
 
 とりあえず、第1幕、第2幕を見た。
 で、昨日、残りの第3幕を。
 
 湖上ステージということで、舞台装置や演出でいろいろ工夫もあったり、面白いものもあったが、とりあえず、これは「トゥーランドット」のスケールをあますところなく出せていて、よかったかな、と。
 
 でも、それよりも、特にいいなとおもったのは、曲全体のバランス。
 いままで聴いたことのある「トゥーランドット」は、なんか、アンバランスな感じがするのが多かった。
 とくに、リューのレクイエム(でいいのかな? リューが自ら命を絶って、その後につづくリューのアリア「氷のような姫君も」の旋律でむにゅむにゅ・・・のところ)まで、と、そのあとが、なんか不自然な感じで。
 実際、プッチーニが作曲したのはここまでで、そのあとはプッチーニの残したスケッチをもとにプッチーニの死後補われたもので、そのせいもあってか、なんか、しっくりこない感じのが多かった。
 それが、なんか、こんかいのは、結構しっくり。
 カラフとトゥーランドットのやりとりも、まあ、トゥーランドットが自ら服を脱いで下着のようなドレス姿になる、というのは、おなじ脱ぐにしてももうちょっとやりようがあるだろう、みたいに思ったことは思ったが、全体としては、そこそこ説得力もあり、悪くなかった。
 
 リューも、初めのアリアでは、ビブラートかかりまくりで、ちょっとドラマティックすぎないか、と思ったが、自刃のアリアはまあまあ。
 
 「トゥーランドット」って、トゥーランドットがタイトル・ロールなのに、なんかいまちいぱっとしない。
 まともに歌い始めるのも、第2幕から。
 第一幕は、ちらっと、姿を見せる程度。
 プッチーニのヒロインの系譜からすれば、当然、リューが主ヒロイン。
 「マダマ・バタフライ」の蝶々夫人よりも、さらに、深化して、より、プッチーニの理想に近づいているのだろう。
 マノン・レスコーは、自由奔放に生きて死んだ、まだ、どこか混沌としたところがある少女(犯罪に荷担してアメリカの荒野に流刑になり、そこでのたれ死ぬ)。曲の方も、なんか、「アリア」としてくっきりヒロインが叙情する場面もない。
 ミミ(「ボエーム」)は、これは、よくある、というか、悲劇のヒロインの定番というか、病気で亡くなる少女。でも、ロドルフォと出会ったときのアリアは、とてもいい。息をひきとるとき、出会ったとき、ロドルフォが歌ったアリアの旋律でミミがぼちぼちと、まるで出会った時を回想するようにうたう場面があるが、ここは、じーんとくる。
 トスカ、は、恋人であるカヴァラドッシが処刑されたことを知り、また、追い詰められ、突発的に、投身自殺する。
 そして、蝶々夫人は、待ちに待ったピンカートンが戻ってきたことはいいが、じつは妻帯者だったと知らされて、自ら命を絶つ。ただし、それは失恋とか裏切られたから、とかいうんじゃなくて、武士道の教えに従った、という感じになっている。父の形見である短刀に、「誇りを持って生きるあたわざる者、云々・・・」と、ちょっと忘れたが、ようするに、武家の娘として誇りを持って生きられないなら自害しなさい、という教えに従って死ぬ、という感じになっている。
 
 リューは、はっきりと、カラフへの愛のために死ぬ、と自分で宣言する。
 強制されたり、偶然だったり、自分からといっても突発的だった死が、蝶々夫人では意志的なものになり、リューでは、さらに、愛のためと意志的、自覚的、自己犠牲的になっている、という意味で、深まっている。
 
 しかも、曲的には、上記の4人は、彼女らが死んだところで、ほぼオペラも終わるが、「トゥーランドット」では、リューのレクイエムのような部分があとにつづく。
 
 このリューの自刃とレクイエムのような部分を聴く度に、プッチーニの死が、偶然とは思えなかったり。
 この「トゥーランドット」で、プッチーニは今まで追求してきた理想のヒロインを完成して、その一方で、彼にとって新しいタイプの、もう一つのヒロイン像を描こうとしていた、と、そんな気がしてくるのだ。
 だから、自刃したリューについて、レクイエムのような部分がつづく。
 死んだヒロインや英雄にたいして、こういう部分がつづく曲って、イタリアオペラではあんまりぴんとこない。
 (ワーグナーではどう? イタリアオペラほど観ないので、しかも長いので(笑) こういう部分があるのか無いのか、、、。けど、あんまり心当たりがないような・・・)
 つまり、そんな風にして、プッチーニは、今まで追求してきたヒロイン像に別れをつげようとしたのではないか、と。
 
 そして、そこで、亡くなってしまった。
 別れを告げたとたん・・・
 というか、ここまでガンだったのを耐えて作曲してきたが、ここで、ついに力尽きて・・・
 なんとも、偶然とは、思えない。
 逆に、たとえ偶然だったとしても、リューの自刃とその後の部分までを完成させている、というのが、とても意味深に思えてしまう。
 
 そして、新しいヒロイン像としての、「トゥーランドット」。
 「氷のこころをもつ女」。
 まったく、今までのヒロインとは真逆。
 その真逆のヒロインが、愛に目覚める、氷のこころがカラフの情熱によって溶かされ愛に目覚める、というのが、「トゥーランドット」のストーリーといえばストーリーなわけだが・・・。
 なんか、もうひとつ、印象にのこらないヒロイン、トゥーランドット。
 タイトルなのに!
 唯一、「ああ、この曲ってやっぱり『トゥーランドット』で、いいんだ」って思えたのは、カラスのトゥーランドット。
 やっぱり、カラスはすごいな・・・。
 
 今回のは、リュー、カラフ、トゥーランドット、特に誰が突出しているわけでもなかった、という意味でも、バランスがとれていた。
 
 指揮が、パオロ・カリニャーニと名前からしてイタリア人っぽいけど、ググってみたらミラノ生まれ。
 やっぱり、イタリアオペラはイタリア人の指揮者に限る、ってか。
 なんか、ビミョーなところが、外国人の指揮者だと、しっくりこない気がする。
 
 あと、ピン・ポン・パン。
 このピン・ポン・パンって言う三大臣、ヴェルディやプッチーニのオペラの中では、ちょっと特異な登場人物かと。
 三枚目、というか、コミカルな曲を歌う、しかも、三重唱。
 (コミカルな三重唱というと、『カルメン』のジプシーとカルメンの三重唱をなんとなく連想するけど)
 イタリアオペラにまだ喜劇というジャンルがあった頃には、コミカルな曲とか珍しくないけど、ヴェルディ以降で、こういったコミカルな登場人物、ってちょっとこれもあんまりないような(「マダマ・バタフライ」のゴローがちょっとコミカルというか、三枚目のニュアンスも)。
 三部作の「ジャンニ・スキッキ」を経てこその、この、ピン・ポン・パンかな、と。
 で、この三大臣が第二幕の冒頭に歌う三重唱の後半、できればもうすこし、ゆったりとしてたらよかった。
 故郷を想って歌うところ、「江南」の情景を、そのゆったりとした長江の流れを彷彿とさせるように・・・。
 (「フーナン」となっているが、たぶん、「江南」のことじゃないかと。曲の旋律がいかにも、ゆったりと、長江の流れを思わせるので)
 
 そのほか、字幕もなかなかよかったのでは。
 
 ただ、衣装が、なんかしっくり来ないところもあったが。
 
 いま、聴きながら、観ながら、ちょっとwikで「トゥーランドット」みてるけど、なるほどピン・ポン・パンはそういうことだったんだ、と。
 また、今回のオペラ、最初に、カラフがオルゴールを鳴らす場面があるが、それは、引用曲が「ファッシーニ男爵所有のオルゴールから得たといわれる」と、そんなことも意識しての演出だったかな、と。
 
関連記事
スポンサーサイト
2015_09
23
(Wed)20:59
 二泊目の夜は、旬の味覚会席。
 これは、部屋で。
 
 また、去年のようにアップする気が失せてそのままになってしまう前に、なんとかアップしないと。
 
  おしながき
 一  先付 
 一  椀盛
 一  向付
 一  お凌
 一  合肴
 一  焼物
 一  焚合
 一  酢物
 一  ごはん
 一  留碗
 一  水物
 
                 以上 11品
 
 マイ・サカヅキの東哉石杯。今夜も、スタンバイして、がんばります!
 P9091605 (448x336)
 
 一  先付   鱧から揚げ 
 
 P9091568 (448x336)
 
 右のグラスは食前酒の梅酒。
 
 P9091572 (448x336)
 
 P9091571 (448x336)
 
      うえの真ん中、鱧から揚げ
 ひだり、みょうがと真丈   ごぼうと芋きんとん
 黄身の味噌漬け       もろみ添えアスパラ
 
 P9091573 (448x336)
  
 P9091570 (448x336)
 ワタリガニ、枝豆など。
 
 一  椀盛   清汁仕立
 P9091576 (448x336)
 
 たね、のどくろ。
 去年だったか、その前だったか、はじめてのどくろが出たときはもうひとつな感じだったが、ことしはふっくらとしていて、脂ものっていて、美味しかった。
 ダシは、昨日の松茸の土瓶蒸しが結構鰹がつよくて硬い感じだったのが、ふっくらと軟らかくて、僕好みだった。
 
 一  向付  いねずの湯引き
 いねづ、ってなに?
 と、おしながきを見たときから気になっていた。
 
 P9091581 (448x336)
 いねづ、鮪(とろ)、あまえび、いかといくら。
 
 いねずというのは丹後地方の方言。
 標準和名は、きじはた。
 磯の根にいる魚で、石鯛などといっしょに釣れるということ。
 
 P9091579 (448x336)
 宮津のたまりで。
 
 初めて食べる。
 がつんと濃いあじがあるわけではなく、ほんのり甘くて、ふわ~とした感じて、これがとても美味しく、印象的。
 また、刺身ではなくて、湯引きというところが、なんとなく今頃の季節にぴったり。
 
 P9091587 (448x336)
 きれいにたいらげたが、頭の後ろや鰭のつけ根など、まだまだ身があってこのまま捨てるのがもったいなくて、から揚げにしてもらうことに(笑
 
  一  お凌  焼鯖鮨
  P9091589 (448x336)
 
 いつも、お凌ぎでこういった寿司が出るが、ネタが美味しいのはそれとして、いつも感心するのが、寿司ご飯。
 ダシの利きぐあいが、ほんとに美味しい。
 思わず、寿司飯だけで食べたり。
 もちろん、ネタといっしょならもっと美味しい。
 
 一  合肴  松茸と鱧団子の鍋
 P9091590 (448x336)
 松茸、鱧団子、えのき、しめじ、にんじん、水菜など。
 
 P9091592 (448x336)
 
 奥さんは、もうすこしあっさりだとよかった、と。
 僕は、あまり印象に残っていない。
 
 一  焼物  甘鯛
 P9091593 (448x336)
 
 合肴の松茸と鱧団子の鍋があまりぱっとしなかったのも、無理がないわけで・・・。
 なんせ、焼物、大好物の、甘鯛。
 
 P9091594 (448x336)
 
 P9091595 (448x336)
 
 そえてあるのは、ウドのきんぴら。
 中骨やひれが無いのが残念。
 中骨やひれがあったら、それでお茶漬けにするところ(笑
 ほうじ茶の茶漬けがまた、たまらなくおいしいのにぃ・・・。
 
 上身はもちろん美味しいが、頭とか、それこそ分解して骨までしゃぶる・・・(笑
 
 甘鯛といっしょにでてきたのが・・・
 P9091596 (448x336)
 
 姿造りの残りの、いねずのから揚げ
 思ったほど身はなかったけど、これがまた、かなり美味しかった。
 甘鯛がまけそぅ・・・。
 
 一  焚合  いねづの煮付
 P9091597 (448x336)
 
 小芋とオクラが添えてある。
 から揚げもあって、この頃になるとかなりお腹もふくれていたが、がっついてしまった(笑
 やっぱり、ほんのりとあまみがあってふっくらとした、上品な白身。
 味付けの加減も、いねずの風味を引き立てていた。
 
 一  酢物  あじのたたき
 P9091599 (448x336)
 
 酢の物といってもそれほど酸っぱくなく、鰺の風味がくっきり。
 
 一  ごはん 一  留碗   一  水物
 P9091600 (448x336)
 
 P9091603 (448x336)
 白菜の浅漬けと茄子ぬか漬け。
 だいぶ食べてから、写真を撮ってい買ったことに気づいてとったので、かなり減っている。
 
 昨日の写真も撮り忘れたし、書き忘れた、じゃこと辛子の葉っぱの佃煮がとても美味しかった。
 残念・・・。
 
 P9091606 (448x336) 
 水物は、黄桃。
 
 量も結構あり、ちょっと、拷問っぽい、などといいながらなんとかたいらげた・・・(笑
 
 今回の夕餉は、いねずに尽きる。
 
                        つづく・・・(かも) 
 
 
関連記事
2015_09
21
(Mon)23:56
 今日ちょっと、用事があって京都へ。
 用事はテキトーにやり過ごしたが、なんとも面白くなかったので、ぶらぶら大丸へ。
 
 そしたら、たまたま、会津塗の鈴木誠一郎さんが、リビングのフロアで漆器を売っているのを見つけた。
 以前、お椀を買ったし、ゆる茶でときどき使う根来の皿も鈴木さんの。
 で、なんかないかな~とみていたら、あった♪
 
 片口。
 
 以前、東哉さんところで、例のうすい白磁の杯を手に入れてから、ずっと、片口が欲しかった。
 東哉さんところで、白磁の片口を買おうかと思っていたが、どうしようかな・・・と。
 
 しかも、値段も、何十周年記念とかいうことで、かなり安く(3分の1くらい?)なっている。
 で、買っちゃった。
 
 P9211766 (448x336)
 
 P9211761 (448x336)
 
 28回重ね塗りしているというだけあって、とても、手触りがいい。
 ふっくら、柔らかい手触り。
 
 そしたら、今度は、赤色が美しいので、濁り酒をこの片口で飲みたくなった。
 例の五郎八はないかと日本酒売り場に行ってみたが、あいにく五郎八はなかった。
 ただ、これもたまたま、京都の松井酒造さんが試飲をやっていて、そこに、濁り酒が!
 
 濁り酒 富士千歳。
 
 なんでもこの濁り酒は、吉田神社の「節分祭」の御神酒でもあるとか。
 五郎八ほど、酸味、甘みはつよくなく、メリハリもないが、飲んだ後口がほんのり甘く、洗練されていて、上品で、いかにも京都のお酒という風味。
 
 で、あとは、やっぱり大丸の地下で岡庄さんの鱧まぶしとおでんを買って・・・
 
 P9211768 (448x336)
 
 鱧まぶしとおでんだけではなんだが、なんか、片口と杯と濁り酒の富士千歳がついて、プチ贅沢な気分^^
 
 やっと、にっこりできた一日だった(笑
 
 漆と白磁の手触りが交互で、なんともいい感じ。
 とりあわせとしても、手触り、色、姿なりなど、対照的で、なかなか面白いかな、と。
 
関連記事
2015_09
20
(Sun)00:16
 なんか、10月中旬とか、下旬とか、そんな今日この頃で、さすがに絽も寒い感じなので、もう、着替えようかと。
 今日は肌着から着替えることに。
 
 P9191700 (336x448)
 冬向けの、紅絹の肌着。
 
 P9191728 (448x336)
 さっきまでは、竹仙の浴衣とおなじ、コーマの肌着だった。
 
 P9191706 (448x336)
 手芸の「伸び止めテープ」を腰紐に。
 
 P9191705 (448x336)
 
 P9191703 (448x336)
 
 P9191699 (336x448)
 長襦袢完了。
 
 長襦袢の袖は、こんなふうに丸めて、上着の袖に通す。
 P9191709 (448x336)
  
 P9191708 (448x336)
 
 P9191711 (336x448)
 
 P9191710 (336x448)
 上着も、長襦袢と同じように、腰紐で。
 もともと腰上げをして着丈になっているはずのところ、いちはの身長がすこしずつ縮んできているので、こんなことに・・・。
 市松人形は手脚のつけ根に綿が入っていてそれで手脚が動くようになっているのだが、うちのいちまは添え木をしてあるとはいえ立ったままで、胴体の重みでその綿が圧縮されてきて、身長が縮んでいる・・・。 
 
 あとは、このうえに帯を締めて、着付け完了。
 P9191714 (384x512)
 (いかにも、「自分で着ました、どお~?」みたいないちま)  
 
 P9191723 (336x448)
 帯はふつうに蝶結び。
 
 今日は、ちょっと、風邪で僕の気分と体調が良くなかったので、主に奥さんにやってもらった。
 いちまの後ろと前から、メインの着付けする方がいちまの前から、補助が後ろから。
 メインが衣類を整えて腰紐をおさえて、その両端を背中へ回すと、補助が結ぶ。
 結んだら、メインが着物をしっかり整える。
 
 こんなちっちゃいのに、とびっくりする人もいるかも知れないけど、いちまの着付け、小一時間ほどかかる。
 結構、手間もかり、気も使い、たいへん。
 
 そんな苦労は我関せず、いつもどおり、にっこりお澄ましいちま(笑
 
 P9191718 (448x336)
 
 龍田川にはまだちょっとはやい感じもするので、米沢紬。
 
  
関連記事
2015_09
14
(Mon)21:20
 奥さんが言うには、

 P9091548 (336x448)
 
 「この松を見たら、天女が羽衣を掛けたくなりそう?」
 ということで、(勝手に)「羽衣の松」と名づけることに。
 
 そして、羽衣の松をみながら、ゆる茶。
 
 P9091517 (448x336)
 
 菓子は、昨日、宿に来る途中に、いつもの白藤さんに立ちよって、買ってきておいた。
 ふつうはその日に買いに行くが、案の定、雨。
 賞味期限は二日なので、ちょうどよかった。
 
 実りの秋   羊羹   白藤屋
 P9091515 (448x336)
 羊羹のうえに白餡のそぼろ。
 
 菊  桃山製  白藤屋
 P9091513 (448x336)
 種は白餡。
 ふっくら、ふんわりのももやま。
 
 薯蕷饅頭   白藤屋
 P9091516 (448x336)
 種は黒漉し餡。
 
 月鈴子  黄身そぼろ製  白藤屋
 P9091514 (448x336)
 月鈴子(鈴虫)は、粒小豆。
 種は黒漉し餡。
 黄身の風味がほんのり甘い。
  
 実りの秋、菊、薯蕷の三種類はまあ、京都でもそのままのものや似たようなものを目にするが、この月鈴子は、まだ見たことがない。
 黄身そぼろ、というのも、あまり目にしない。
 
 実りの秋と菊を食べて、お茶。
 
 P9091526 (336x448)
 旅館の浴衣のままで・・・お茶を点てる(笑
 
 P9091557 (448x336)
 踏み込みにあった屏風がなかなかいいので、後ろに。
 ちょっと偉そうな点前座兼客座。
 
 今回の旅行の記事にぜんぜんアップされてなかったけど、じつは、いちまとお供も・・・
 いつもどおり、携帯に入って、ちゃんと同道^^
 
 P9091537 (448x336)
 ちゅるちゅる~^^
 
 P9091552 (448x336)
 ちゅるちゅるちゅるちゅるちゅる~
 
 もちろん、昨夜のご馳走も今日の朝食も、ぜんぶ、ちゅるちゅる~済み(笑
 
 P9091541 (448x336)
 
 P9091547 (336x448)
 
 ゆる茶のあと、さらに、宿から、ウェルカム・ドリンクのお茶とお茶菓子。
 P9091561 (448x336)
 
 お風呂に入って、夕餉・・・
 
                              つづく
 
関連記事
2015_09
13
(Sun)20:32
 二日目。
 朝食は、食事処で。
 中庭の前の廊下を通って・・・

 P9091439 (448x336)
 雨が降っていて、かなり湿っている。
 
 P9091444 (448x336)
 朝食はざっとこんなところ。
 赤米の粥のほかに、白ご飯のおかわりもある。
 赤だしも出る。
 デザートは、梨。
 そのあと、コーヒー。
 
 P9091448 (448x336)
 食事処の庭の松。
 この松の手前に、手水があり、そのまわりが掘り下げてある。
 そこに雨水がたまって、まるで池のようだった。
 じつは、以前は、ほんとうに池だったという話。
 
 食事を終えて元の部屋に戻り、しばらくすると今日泊まる部屋のじゅんびができたというので、部屋移動。
 二階の奥庭に面した部屋。
 はじめて泊まる部屋。
 以前、一度見せてもらったことがあり、そのときは客室として利用されていなかった。
 今の玄関にあたるところは、石や手水などが配してあり、室内のちょっとした壺庭という風情だった。
 
 P9091455 (448x336)
 踏み込み。
 
 P9091453 (448x336)
 
 奥庭が望める。
 今まで、二日目以降はたいてい、この部屋の下の部屋に泊まっていた。
 つまり、奥庭に面した一階の部屋。
 
 去年泊まったときの庭 → いつもの宿にて  その3  2014/9/29
 
 いつもおなじ部屋でちょっとマンネリ化しているので、たまには違った部屋に泊まってみよう、ということで。
 しかも、はじめて泊まる部屋。
 
 窓から庭を。
 P9091457 (448x336)
 
 でも、この部屋の圧巻は、こっち。
 P9091458 (448x336)
 
 この松。
 
 P9091472 (448x336)
 
 P9091496 (448x336)
 
 あまりにこの松のある眺めが見事だったので、これを見ながらお茶ができるように、テーブルを移動した。 
          
                              つづく
 
  
関連記事
2015_09
12
(Sat)23:10
 ミニ京のよすが   (9月)  亀末廣
 
 9/8~10の旅行の帰り、京都を通るので、亀末さんまで足をのばして、購入。
  
 P9111661 (512x384)
 
 秋っぽくなっている。
 
 緑色のそぼろ、なかは求肥。萩。ピンク色の花が咲いている。
 黄色の玉川の求肥は、おみなえし。
 白いカタクリは、桔梗。
 スリ琥珀は、先月につづき、秋海棠の花。
 四角い押し物。毎月入っているこれはなになのか・・・店の人に聞いてみたが、謎だとのこと(笑
 押し物は季節によって、紫蘇が入ったり、桜が入ったり、いろいろあるが、今回は、羊羹が挟んである。
 ピンク色の松露は、たぶん、菊?
 紫の打ち物は、桔梗の花。
 黄色い蕾、花の雫は、何の花だろう? 朝顔? この花の雫は先月も入っていた。
 そして、いつもの、黄緑色の軽石のような岩とよんでいる、飴。

関連記事
2015_09
11
(Fri)22:42
 夕食は、旅館内の食事処で。
 一昨年までは、すべての夕食がそれぞれの部屋で饗されたが、去年から、食事のプランによって、食事処のものと部屋のものとになった。
 去年二泊したときは両方部屋で食べたが、今年は一度夕食も食事処で食べてみようということになった。
 (朝食は全室食事処)
 
 一泊目の夕食のプランは、「選べる会席」。
 基本懐石に、プラス一品。
 その一品は、鮑、但馬牛、鯛、ぐぢ(甘鯛)のなかから、一品選べる。
 
  おしながき
 一  食前酢
 一  先付 
 一  椀盛
 一  向付
 一  チョイスの一品
 一  合肴
 一  揚げもの
 一  酢物
 一  ごはん
 一  留碗
 一  水物
          以上、11品
 
 食前酢 と 先付
 
 P9081399 (448x336)
 浴衣で。女性は、チェックインの時、浴衣を選べる。
 
 P9081402 (448x336)
 
 向かって右が、食前酢の紅芋酢。
 
 先付の五種盛。
 
 P9081397 (448x336)
 さつまいも           帆立と柿ときゅうりの酢の物 みょうが添え
         湯葉といくら
 ひじき              
 
 右下
 P9081404 (448x336)
 ばい貝
 
 そして・・・!
 P9081403 (448x336)
 左上の、杯。
 マイ・サカヅキ(笑
 そう、例の東哉の杯持参。
 これで、じっくり、こころゆくまでこの宿の料理を楽しむ、というのが、今回の旅行の最大の目的(笑
 
 ちなみに、この宿の料理長さんは、京都の柊屋で腕を磨き、地元に戻りたいというのでこの宿の料理長になった人。
 プラス、宮津でとれた新鮮な魚介。
 この宿の料理は、言ってみれば、宮津の新鮮な魚介をを京都仕込みの腕が洗練する京風懐石、というわけ。
 なので、是非、これも京都の粋といえる東哉の例の杯を供に、堪能したかったのだ。
   
 酒は、地元ハクレイ酒造の酒呑童子、熱燗で。
 
 ちょっとつまんでは、ひょい、ひょいと・・・。
 なんせ、二口でなくなってしまう杯。
 つぎつぎに・・・
  
 椀盛  どびんむし  
 
 P9081406 (448x336)
 
 P9081408 (448x336)
 まつたけ はも えび みつば
 
 今年は、松茸がなんとなく多め。
 そして、鱧。口に入れると、ふんわり、花びらが散るようにほどける。
 骨切りが徹底しているというか、上手で、まったく、骨らしき物が口にあたらない。
 やや鰹のダシがつよく、ちょっと硬い感じがしたが、満足。
 
 向付  造り三種
 
 P9081417 (448x336)
 とりがい 鯛 甘エビ
 
 鳥貝は、こちらにしてみたら、ラッキー。
 8月で終わるところ、今年はまだ獲れるので、ということ。
 
 去年も鳥貝が出たのだが、去年は、最高級の大鳥貝。
 身が分厚くてふわふわ、、ミルキーで、甘く、それまで、鳥貝なんて、とほとんど相手にもしてなかったが、鳥貝のイメージが変わって、見直した。
 だいたい、巷の鳥貝って、うすっぺらくて、硬くて、なんか味も出し殻みたいに水っぽくて・・・みたいなのが多くて、それで、関心もなかったわけだが。
 今年のは去年のほどではなかったが、それでも、身はうすくなく、ふわふわ、甘くて美味しかった。
 (宮津は鳥貝の産地として、ブランド化しようとがんばっている。ブランドとして定着しつつある)
 
 さて、ここで
 チョイスの一品
 奥さんと、一品ずつ、分けて食べることにして、別々の料理を。
 選んだのは・・・
 
 P9081422 (448x336)
 
 P9081420 (448x336)
 
 鮑と但馬牛。
 鮑はバター焼き。
 牛は石焼き。岩塩とたれで。
 
 P9081421 (448x336)
 
 P9081426 (448x336)
 
 鮑は、なんというか、ちょっと、生麩のような歯触り。やわらかくてふわふわ。肝も美味い。
 牛は口の中でとろけるよう。岩塩をつけるのが特に美味しかった。
 牛の脂を吸った椎茸とししとうも、格別(笑
 
 このあたりで、結構お腹もふくれ、酒もすすんでいた(二本目を注文)。
 
 合肴  鴨ときのこ鍋
 
 P9081428 (448x336)
 鴨 松茸 しめじ えのき 玉ねぎ にんじん 豆腐
 
 鴨は京都の鴨ということ。
 いまごろ鴨が食べれるとは思ってもいなかった。
 やわらかかった。
 これも、体が温まる。
 
 P9081429 (448x336)
 
 ご飯を先にいただいて、鴨丼に。
 玉葱が甘くて美味しいので、聞いてみたら、やっぱり、淡玉(淡路産の玉葱のことをウチではそう呼んでいる)だった^^
揚げもの  無花果・秋刀魚の天麩羅
 
 P9081431 (448x336)
 ほかに、シシトウとかぼちゃ。
 
 いまや、台湾・中国の乱獲の影響で、困ったことに、高級魚となりつつある秋刀魚。
 秋刀魚の天麩羅なんて初めて食べる。
 秋刀魚をわざわざそんな手間かけて食べようとは思わないので。
 衣は、さくっ、からっ。
 天麩羅でも、秋刀魚は秋刀魚。
 
 無花果といえば、以前、蒸したのが出てきたことがあって、甘酸っぱさが引き立っていて、それがなかなか美味しかったことを思い出した。
 衣を着ているが、中はジューシーでフレッシュ。
 
酢物  鰆のカルパッチョ 

 P9081434 (448x336)
 
 鰆といえば、西京焼きとか鍋とか。
 独特のクセや臭みがある魚。 
 それを生で。初めて食べる。
 また、カルパッチョと言えば、鮭とか鯛とか鰹とか鮪とか、帆立とかタコとか・・・そんなのはよくあるが、鰆とは・・・。
 オリーブオイルと鰆、結構相性かも。
 鰆の独特のくさみやクセはなく、うまみや甘みが。それでいて、鰆の味も。
 なかなか美味しかった。
 
 (ネットで検索してみると、鰆の刺身というのは刺身のなかでは一番美味しいそうだ。ただ、あしがはやいことと寄生虫のアニサキスがいるので、一般には出回っていないらしい。24時間以内にちゃんと内臓を処理すれば、刺身もいけるということらしい)
 
 また、マッシュルームも美味しかった。
 生で食べるのははじめて。
 
 ごはん  と 留碗   丹後こしひかり  赤だし
 
 P9081435 (448x336)
 
 ふんわり、ふっくら、もっちりの丹後こしひかり。
 ご飯だけでもとても美味しい。
 ついつい、おかわりしてしまう。
 
 赤だしは、いかにも、磯の赤だしといった、海の幸の香りただよう、きりっとした赤だし。
 
 香のもの。
 いま、写真を撮り忘れたことに気づいた・・・。
 きゅうりの辛子漬け、じゃことわさびの葉の佃煮、大根の浅漬け。
 このじゃことわさびの葉の佃煮が、とても美味しかった。
 ちょっと、シジミのしぐれ煮みたいな味もして。
 
 水物  メロンとココナッツのムース
 
 P9081437 (448x336)
 
 プラス、ぜんざい
 
 P9081438 (448x336)
 
 白玉のぜんざい。
 いつものことながら、このぜんざいがくせ者で、メロンやムースを食べたときは何ともないが、このぜんざいを食べたとたん、いきなり、どーーんときて、いかにお腹がいっぱいになっているか、自覚させられる・・・。
 
 午後6時から食べ始めて、終わったのが、午後9時。
 (このブログ書くのも食べたのとおなじくらいの時間がかかった・・・。途中、トラブルもあって・・・)
 量、質ともに満足。
 というか、量は思っていたより多く感じた。
 
 発見を一つした。
 ほうじ茶に、かぼすを搾ると結構おいしい。
 レモンを搾ると紅茶のようになってしまって、せっかくのほうじ茶の風味が台無しになってしまうが、かぼすだとほうじ茶の風味を残したまま、一風変わった風味が楽しめる。
 お腹がふくれていても、かぼすほうじ茶だと、つるつるといけて、後味も爽やか。
 まあ、今回の会席とはほとんど関係ないことだけど。。。
                                                      つづく
 
 追記
 あと、いちまのちゅるちゅるシーンの画像はないが、もちろん、いちまもいつものようにケータイのなかに入ってついてきて、いつものように、ちゅるちゅる・・・
  
関連記事
2015_09
10
(Thu)22:34
 今年はどうしようか・・・。
 と、迷っていたけど、先週末、急遽、やっぱり、行こう、ということになって、予約を。
 9/8、9、10と二泊三日で。
 台風が来ていたので、10日は帰ってこれるかどうかと思っていたが、さいわい、帰ってくることができた。
 
 毎年のように、京都~西舞鶴までJRの特急、西舞鶴~宮津までKTRで。
 
 ロビーでチェックインの手続きを済ませて・・・
 P9081330 (448x336)
 
 中庭を巡る廊下をとおって・・・
 P9081334 (448x336)
 
 P9081377 (448x336)
 
 P9081387 (448x336)
 
 今年の中庭は、苔が美しかった。
 また、笹もよく茂っていた。
 笹が浪のようであり、そういうふうに見立てると、磯のようでもあるし、笹を笹としてみれば、山中のようでもある。
 雨のお陰でしっとり湿っていて、なお、苔が美しかった。
 
 P9081390 (448x336)
 中庭、二階から。
 
 部屋へ。
 部屋は、二階。
 P9081349 (448x336)
 
 P9081350 (448x336)
 
 八畳のこじんまりした部屋。
 一息入れてから、いつもどおり、館内散策。
 
 奥庭も、雨に濡れて美しかった。
 
 P9081362 (448x336)
 奥庭、二階から。
 
 P9081375 (448x336)
 
 P9081369 (336x448)
 
 とくに、やっぱり、雨に湿った石。
 
 P9081373 (448x336)
  
 鞍馬石らしい沓脱石。
 このさび色がなんともいえなく、いい。
 
 庭を堪能たあと、お風呂。
 そして、夕食。
                                つづく
 
  
関連記事
2015_09
07
(Mon)21:30
 雨ばっかりで、今年は、月が見れるのかな。。。
 なので、一足先に、お菓子で。 
 
 嵯峨野  黄身時雨製   鶴屋吉信
 
 P9071314 (448x336)
 
 毎年、この季節になると、奥さんが食べたくなる黄身時雨。
 月に、嵯峨野のすすきの影が映っている。
 
 年毎に、餡感が増しているとでもいうか、黄身時雨の部分が、しっとり、餡にちかい食感になってきている。
 初めて食べた頃は、鶏卵の黄身と上用粉で、ふっくらとして、表面が焼き締まっているっぽい感じで、今年のよりはさくっというかぱりっというか、そんな感じだったような気がする。
 今年は、表面もふわり、ほっこり。
 種は黒漉し餡。
 
 また、風味も、今年は肉桂入り。
 以前は黄身の甘みが濃厚で芳ばしかったが、肉桂のせいで、黄身の風味は背後に引いていた。
 肉桂は黄身の甘みや芳ばしさとあわなくて、どうも、イマイチ。
 
 
 月兎  薯蕷製  鶴屋吉信
 
 P9071320 (448x336)
 
 きめ細かい、澄んだ薯蕷。
 種は、黒漉し餡。
 薯蕷というか・・・。
 砂糖を薯蕷で泡立てた、というのはちょっと違うが、薯蕷よりも、なんというか、砂糖のみずみずしさを感じる、というか。
 
 
関連記事
2015_09
06
(Sun)00:15
 うちの庭(に限らないと思うけど)、けっこう、いろいろな野鳥や虫が(好き勝手に)出たり入ったり。
 そんななかでも、蝶。
 とくに目をひくのが、アゲハやタテハ。
 よく見るのは、アゲハやクロアゲハやアオスジアゲハ、タテはでは、ツマグロヒョウモンやルリタテハ。
 
 で、最近、ちょっと珍しいアゲハが。
 近所で見たことがあるのでこの辺りにもいることは知っていたが、うちの庭を訪れるとは。
 
 P8301256 (512x384)
 
 ナガサキアゲハ。
 8/30、お茶をしていると、紅葉に羽を休めにきた。
 
 アゲハ、飛んでいると、結構大きく見えて、なにかと思うことがよくある。
 晴れの日など、黄色い明るい色の並アゲハなど、光り輝いて特に大きく見える。
 バッサ、バッサという感じで羽ばたいていて、鳥ではないとわかるが、メジロなんかよりも大きく見える(実際、大きい)。

 
 
 ナガサキアゲハは、とても特徴的な姿で、ことに、アゲハに特徴的な後ろ羽根の燕尾がないので、一度見たら忘れられないし、ちょっと見たらすぐそれとわかる。
 
 うちの紅葉に羽根をやすめにきたのは、メス。
 オスは真っ黒。
 メスも、もっとあたたかいところのメスは、羽根の白い斑文があざやかになり、とてもあでやかな感じになる。
 滋賀県のここらへんだと、白い斑文はあまりあざやかでもない。
 
 たしか、シーボルトが長崎で見つけて、「ナガサキアゲハ」と名前をつけたんだったと思うが、その名前のとおり、じつは、あたたかいところのアゲハ。
 はじめて見たときは、かなり感動した。
 ナガサキアゲハなんて、いかにも南方の、あの「蝶々夫人」にもゆかりの名前がついた、そんな蝶が、ここ、滋賀県の大津市北部で見られるなんて!
 一応、うちの「ヤマケイポケットガイド チョウ・ガ」には、分布は「本州(近畿地方以西)~南西諸島」となっているので、いたとしても不思議ではないわけだけど・・・。
 でも、やっぱり、ナガサキアゲハなんて名前が、いかにも、南国情緒をただよわせている。
 
 ただ、じっさいのところ、以前は、滋賀県の大津市北部で見られるなんて、ほとんどありえなかったこと(らしい)。
 ネットに、こんな論文があった。
 
  「チョウの分布域北上現象と温暖化の関係
    山梨県環境科学研究所動物生態学研究室 主幹研究員  北原正彦」

 
 この論文によると、1940年以前~2000年まで、温暖化とともにナガサキアゲハの分布域が北上しているというのだ。
 いつ頃からこの辺りも分布域になったのか、はっきりした年代はわからないが、図から見ると、すくなくとも1983年以前は、分布域ではなかったようだ。
 分布北限地の年平均気温の平均値は15.46℃、最寒月の平均気温の平均値は4.51℃ということなので、この条件を満たした年あたりから、このあたりでも見られるようになったと考えることはできる。
 
 で、ちょっと、気象庁の過去データの大津で、いつ頃からか、というのを調べてみた。
 まず、年平均気温。
 
  大津 年ごとの値
 
 この表によると、1978年から15℃以上の年もあるが14~15℃前後をいったりきたりで、コンスタントに15℃以上になっているのは、2007年から。
 
 最寒月の平均気温は、これはちょっと面倒なので、2007年からを見てみることに。
 すると、4.0℃以上の年は次のとおり。
 
   2007/1 4.8   2009/1 4.6  2010/1 4.0   2014/1 4.0   2015/1 4.4 
 
 また、上記の論文によれば、「各都市の年平均気温が15℃を越えるとナガサキアゲハが侵入し生息するようになったことがよく分かる。」ともあることから、まあ、2007年あたりから、滋賀県の大津市でも、ナガサキアゲハが見られるようになった、のかも知れない。
 
 ちなみに、僕が初めて見たのは、2014の夏だった。
 
 たしかに、こんな南国情緒あふれるアゲハや、おなじく南方系のツマグロヒョウモン(けっこう美しい蝶。僕は好き)なんかがうちの庭で見られるのは嬉しいといえばうれしいけど・・・。
 
 一方で、いいのかねぇ・・・。
 かなり、やばいんじゃ?
 じつは、だんなん、人類あと200年説、なんて(笑
 200年で、温暖化によって、レッドデータブック入り。。。
 いや、200年持つかな?
 (200年というのはかなりひいき目に見て)
 
 それに、この温暖化、生物の大量絶滅も引き起こすんじゃないか、とか(いや、もう、はじまってる・・)。
 地球では、今まで分かったいるだけで、5~6回くらい大量絶滅があったらしい。
 有名なのが、隕石衝突で恐竜絶滅、ってやつ。
 もう一つは、もっと前に、火山大噴火。
 今までの大量絶滅にたいして、今はじまっているのは、地球上の生命が引き起こした大量絶滅ということになる。
 そういう意味では、地球史上、特筆すべきことかもね。
 
 人類などが大量絶滅して数千万年後、人間並みの知性を持った生物が、地層の中にあるプラスチック片を発見して、自分たち以前にも知的生命体が生存していたことを知る・・・。
 (その地層とは、いまの北アメリカの西、世界のゴミが集まっている海域の海底で、数千万年後には隆起して陸となっている・・・)
 
関連記事
2015_09
05
(Sat)20:09
 葛焼き  京都鶴屋鶴寿庵
  
 P8291237 (448x336)
 
 食べたのは、8/29。
 この葛焼きは、葛に餡が練り込んであるのではなく、漉し餡を葛で包んであるタイプ。
 
 P8291243 (384x288)
 
 水牡丹など漉し餡を葛でつつんだものにくらべて、葛が多く、焼き目がついている。
 
 葛は、ぷるん、もっちりとしていて、澄んだ甘み。
 漉し餡の甘みは抑えてある。
 漉し餡が、葛の甘みをひきだしている。 
 餡が練り込んであるタイプにくらべて、なんとなく、葛がひんやりしているような感じが。
 餡が練り込んであるタイプは、餡を練り込んだうえで葛の食感やひんやり感をうまく演出できるか、とか、餡と葛の調和ということになるが、これは、葛の部分は素直に葛。
 練り込んだタイプのような、調和や葛と餡の一体感やはないが、よく葛を堪能できる。
 意外に美味しかった。
 
 
関連記事
2015_09
01
(Tue)22:15
 芋名月  こなし製  亀末廣
 
 P8291236 (448x336)
 
 食べたのは、8/29。
 耕園さんのとこに行ったついでに寄ってみると、今日から変わりました、ということだった。
 満月ではなかったが、十六夜。
 月見に供える芋なので、奥さんが、「芋名月」と銘をつけた。
 
 焼き目に芳ばしい香り。
 種は、黒漉し餡。
 こなしの、餡と小麦粉のバランスがとてもいい感じ。
 漉し餡との調和もいい。
 かたすぎず、軟らかすぎず。
 風味やスタイルにとくに突出しているというところもなく、バランスよく、調和していて、過不足ない。
 やさしく、穏やかで、ほっこり。
関連記事