2016_07
24
(Sun)01:53

 ちょっと行ってきた。ちょっと、のつもりだった。

 ブンパクの展覧会は、ちょっと、ハズレっぽいことがあるので、今回も、まあ、あまり期待せずに。

 奥さんが、ダリ大好きなので。

 ちょうど京都市美術館でも「ダリ展」をやっていて、市美術館の方は結構本格的で、ヘヴィーそうな ので、まずは、軽い方から。

 なんせ、ダリって言えば、あのコテコテのあつくるしく、息苦しい油絵っていうイメージがあるので、版画なんて、かなり裾ものっぽそうで、気楽に見れそうだから。

 ワインのテイスティングでも、軽いもの、安いものからはじめるように(笑

 

 しかし、けっこう、濃厚。

 展示点数も多く、内容も濃かった。

 ありとあらゆる版画の技法を駆使しているというか、網羅している、というか。

 

 最初に、ダンテの「神曲」の挿絵。小口木版。

 あのコテコテ、暑苦しい、息苦しい雰囲気の油絵とはぜんぜん違う。

 興味をひかれたのは、かすれ、ぼかし、にじみなどなどを駆使するセンス。

 水墨画とかかいても、ダリって、おもしろいんとちゃうか? と(もちろん、もう、描けないが)。

 で、絵の内容そっちのけで、かすれ、ぼかし、にじみばっかり見ていた(笑

 

 銅版画だと、こんどは、線の勢いとリズム。

 ほんとに、勢いがあって、リズミカルで、いきいきとしている。

 勢い余って、というか、もちろん、そういうふうに描いているわけだろうけど、線がぽつぽつと破線状になっていたり。

 勢いがある線は、深くなったりするので、そういうのが、画の線にも現れる、そんなところとか。

 ダリの場合、油絵だと、線そのものの勢いとか、リズムとか、そういうものはほとんど感じられない。かすれ、ぼんし、にじみといったものもあんまりない。

 ま、とにかく、油彩ではなかなか見られないダリの一面が見られたってかんじ。

 

 ほかに、祇園祭展とか、「アートと考古学」展とか。

 この「アートと考古学」っていうのも、なかなか興味深かった。

 要は、たとえば、出土した陶片などをどう再現して、どう展示したか、ということを、その実物と「裏話」的なパネルで展示してある。

 この「裏話」的なパネルが、なかなか面白い。

 ただ、なんせ、ダリで結構疲れたので、もうすこししっかり見られればよかったなぁ、と。

 そうそう、この「アートと考古学」には、百鬼夜行絵巻もあった(笑

 あー、いちまは、やっぱり、オブザーバー参加がせいいっぱいかな~と。

 

 ダリの前に、亀末さんへ。

 ダリのあと、ご飯を食べて、ぶらぶらと、山鉾巡り。

 そう、明日、7/24は、後祭りの巡行があるので、鉾がたっている。

 大船、南観音、北観音、鯉、橋弁慶、と。

 16日に菓匠会の後、ちょっと、宵山へいってみたが、あまりにも人が多すぎる。

 でも、きょうは、お囃子を聞きながら、ぶらぶらできた。

 この、ぶらぶら、がいいわけで^^

 

 帰ってきてから、亀末さんの上生食べて、ダリのことで奥さんといろいろ話す。

 ダリが芸術家の採点をしているが、それについてもいろいろ(笑

 あの採点は、なかなか、「うん、うん」と頷けるところがあるし、ダリがどういうまなざしでそれらの芸術家の作品を見ていたかと言うことがわかるし、また、そのダリのその眼差しでそれぞれの芸術家の作品を見直してみると、いろいろと発見があっておもしろい。

 

 それにしても、奥さんが、これ好き、これ好き、と言うダリのは、なんか、ちょっと、訳がわからないのが多い(笑

 ぼくが好きなのは、けっこう、わかりやすかったり。

 というのも、カタログで、ぼくが好きって言うのは、一ページまるまるの大判なのに、奥さんの好きなのは1/3とか、1/2とか。

 

 奥さんが好き 「神曲」大食の罪 「毛皮」木の葉になった女 「シュルレアリズムの思い出」天空の象(でも、これはカタログの表紙になっている) などなど

 ぼくが好き 「神曲」カポッキオにかじりつくジャンニ・スキッキ(これは、絵も面白いが、タイトルのせいでプッチの「ジャンニ・スキッキ」に絵が重なる) 「雅歌」もう一度出ておいで、シュラムのおとめ。もう一度出ておいで、姿を見せておくれ。(これは、ふたりの乙女の身体の線が、とてもみずみずしく、エロチックで、すてき^^)  などなど。

 

 ダリってなにかと言われれば・・・

 

  とてつもなく巨大で精緻な職人的腕前とロマンチックで神秘なアーティスト魂との幸福な結合、

 

 なんてね。

 今回の版画展では、そんなダリを堪能。

 

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2016_07
20
(Wed)21:42

 菓匠会  2016  その2

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 菓題は、「にぎわい」。

 京都の夏の賑わいといえば、祇園祭。

 入り口の花の飾りにも、長刀鉾の描かれた扇。

 花も、檜扇。

 

 さて、お菓子。

 展示順で。

 

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 トップを飾るのは、鶴屋吉信さんの「幻想」。

 いつもながら、人を惹きつける魅力はたっぷり。

 ほぉ~とか、結構、見る人から声が漏れていた。

 声のもとは、もちろん、このあま~い長刀鉾。 

 

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 干琥珀製。

 まるで、氷の長刀鉾。

 涼しげで、かわいい。

 来年から、七月に入るころに、商品として扱ってくれると、たのしくて嬉しいな~、なんて。

 これ売ってたら、買ってきて、床に飾っておくのに。

 

 それにしても、年に一度の祇園祭りの賑わいを「幻想」と捉えますか。

 「おもしろうて やがてかなしき うぶねかな」のこころ。

 三つの寒天の玉が、幻想であることを象徴しているのかな。

 

 以前、京都に住んでたころ、寺町今出川あたりだと、宵宵山、宵山くらいになると、とおくに、祇園囃子が聞こえてくる。

 とおくに、かすかに、どこか妖しく、幻想的な祇園囃子。

 でも、大学の期末試験と重なって、結局、いつも、テスト勉強(笑

 

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 干菓子の檜扇と・・・。

 氷餅粉をまぶした、餅のようなお菓子。これは、鉾を飾る提灯かな。

 鉾町の情景、象徴的に切り取ったという感じ。

 檜扇がとてもよくできていた。

 あまり写実的につくるのもどうかとも思うけど、これはすっきり。

 

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 昔、音に関する菓題の時、蛙の合唱みたいなので、鍵善さんとこのを「う~ん」と思ったことがあったけど・・・。

 今回のは、なんか、よかった。

 涼しげだし・・・

 

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 おっきい、琥珀の半球。これは、きっと、夜空と天の川。

 細かい星は、泡つぶ。

 宵宵山や宵山の祇園囃子や祭りの賑わいが、かすかに、天上に響いている、っていう風情。

 やっぱり、それは、夏の夜の夢、のような情景。

 ただ、もうひとつの小さい方がなになのか、ちょっと、ぼくにはわからなかった。

 

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 今年の春から、自分でパウンド・ケーキやシフォン・ケーキを作ってお茶の菓子にするようになったので、徳用松風がずいぶんご無沙汰になってしまった亀屋陸奥さん。

 徳用松風は、本店か四条の高島屋にしかなく、なかなか、脚を伸ばす機会もなく・・・。

  

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 右下の干菓子のかんざしと・・・。

 焼皮らしきものがなになのか、ぼくにはわからなかった。

 舞子さんの持ち物?

 祭りの晩に、装い、出番を待つ、舞子さんの華やぎを、その持ち物や身につけるもので表したのかなあ・・と。

 

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 これは、キターです、だんなん的に^^

 

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 いつもながら、感性が斬新。

 白川と、祇園囃子や祭りの華やぎが、視覚的な花として表現されている。

 この花を見てると、囃子や賑わいがきこえてくるよう。

 そして、毎年繰り返される・・・。

 すごく、気に入ったぁ。

 

 ただ、残念なことに・・・。

 これ見て、久しぶりに長久堂さんの上生が食べたくなって、帰りに、四条烏丸へいくので、途中、寄ってみた。

 まず、オーパ店・・・あれ? 辻利になってる・・・。

 つぎ、高島屋の地下・・・扱い、なくなってる(泣

 というわけで、買えなかった、手に入れられなかった、食べられなかった・・・。

 がっかり。

 本店までは、ちょっと、遠すぎ・・・。

 できれば、烏丸四条近辺で、また、復活してください!

 ぜひ!

 (ここんとこ、ずっと、亀末さんの上生ばかり食べてた・・・)

 

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 奇しくも、その亀末さんが、次。

 粽とうちわ、そして、しつらえに虫干しもかねて飾ってある、家宝の屏風。

 

 カタクリのうちわ、赤地に白い紋のものがうちにあるけど、この白地ヴァージョンも店で扱っているのか、それとも、菓匠会用の特製なのかは不明^^

 

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 粽もさることながら、それにしても、かわいい、あいらしい屏風。

 とくに、鶴がたまらないよ~^^

 これも、売ってたら、さっきの鶴屋吉信さんの干琥珀の長刀鉾といっしょに、床に飾りたくなる^^

 さりげなく、四季が織り込まれている。

 

                     つづく・・・(つもり)

  

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2016_07
16
(Sat)22:26

 今年も、菓匠会に。

 今回は、食べたお菓子から。

 選べるお菓子は、以下の6つ。

 

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 ぱっと見て、「稚児提灯」、「水藻」は、葛饅頭(水牡丹)の仲間。

 また、「稚児提灯」は末富さんかな?

 「苔清水」は、餡の上に寒天が載せてあるよう。

 「葛焼き」はいうまでもく葛焼きで、「緑陰」は焼いてない葛焼き?

 「想い草」は、はてなにかな?

 「稚児提灯」「苔清水」は食べたことあるし、水牡丹系、葛焼きはふつうによく食べる。

 

 奥さんに何がいいかきいてみると、「緑陰」か「想い草」とのこと。

 意見が一致した。

 

 想い草  嘨月

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 頼んでから、どこの菓匠さんのかきいてみると、嘨月さんとのこと。

 これはなかなかたのしみ。

 

 意匠は、撫子。

 半透明のしろい皮がなかのピンク色の種でほんのり色づいている。

 展示してある黒い器の方が引き立っている。

 

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 種は、白漉し餡のよう。

 この外側(皮といっていいのかな?)のが、ちょっと、変わっている。

 (この「皮」がかわだけに、ちょっと「かわ」っている・・・)

 

 泡立てた葛のなかにごくごく細かい道明寺がはいっているみたいな。

 聞いてたしかめたわけではないので、はっきりしたことはわからないけど、そんな感じ。

 ごくごく細かい道明寺のつぶつぶ感と、こまかい泡のぷつぷつ感、葛特有のもっちり感があいまって、面白い。

 いままでに食べたことがなさそうな生菓子。

 なんていうのかな?

 

 また、機会があれば、嘨月さんとこへ聞きにいってみよう。

 

 緑陰  京華堂利保

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 京華堂利保さんのお菓子を食べるのは、たぶん、初めて。

 

 見た目、焼いてない葛焼き。

 ただ、焼いてない葛焼きというのは、何か不思議な感じがした。

 というか、焼いてなてから、ただの「葛」ということか?

 

 六品が展示されていた時に見た色とちがっているのは、器のせい。

 展示されているときは、黒い器で翳りができて、青っぽい色で、「緑陰」。

 これはこれで面白いとは思った。

 出てきたのは、すがすがしい緑色。

 あれ? と思ったが、これはこれで、みずみずしく、涼しげでよかった。

 果たして、京華堂さんはどちらを狙っていたのか?

 

 展示してあるのは、水面に映る木蔭かなとも思った。

 いかにも涼しげ。

 

 あるいは、黒い器で青っぽかったのが、いざ、食べるときに黒文字の先でみずみずしい緑にかわっている、というのも面白い。

 また、たとえば、薄茶で、黒い溜塗りの菓子器でだして、懐紙にとったときに色が変わる、というのも面白い。

 これは、お菓子と器、お菓子の出し方という点で、興味深く、示唆に富んでいる。

 

 クリーミーで、ちょっとマシュマロのような食感。

 焼いてない葛焼きなんだろうとおもうけど、おなじ葛でも、それぞれ菓匠によって食感は様々。

 

 ただ、両方についてすこし残念だったのは、会場がしっかり冷房されていたこと。

 葛のお菓子は、常温の部屋で食べて、蒸し暑い部屋で食べて、美味しいかどうか、涼を呼ぶかどうかも醍醐味だと思うので。

 箱と保冷剤を持っていって、もう一つずつ頼んでお持ち帰りにすればよかったなぁ、と今さらながら。

 でも、どういうお菓子が供されているのかどうかわからないので、そうそううまくはいかない。

 

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2016_07
07
(Thu)21:19

 6/18に、玄関脇の南天に見つけた鳥の巣。

 どうやらメジロのようで、卵は五個。

 6/22には、奥さんが巣の下で殻の一部を見つけ、

 6/22にはヒナを確認。

 6/27には、ヒナが5羽いることが判った。

 

 そして、6/29。

 昼ご飯を食べていると、なにやら、玄関先が騒がしい。

 どうやら、メジロの啼き声のよう。

 ヒナに餌をやっているところがとれるかも知れないと、急いで玄関のドアを開けて、外へ。

 

 す、すると・・・

 ちょっとした、波瀾が。

 (蛇が嫌いな人は、動画を見ない方がいいかも)

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 1分すぎあたりで、画面左の方にうつっているのが、メジロの巣のある南天。

  

 蛇に狙われたヒナ。

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 このヒナ。なんとか難を逃れ、親鳥といっしょに玄関先のイヌマキに待避。

 

 メジロの親子が自分たちのちからだけで難を切り抜けたのを確認して、蛇をなんとかすることに。

 (蛇だって生きていくために喰わなければならないので、メジロを助けるのもどうかな、とおもったので、フェアーに(笑)

 ほっといたら、物置に入っていきそうになったこともある。

 どうにかすると行ってもどうしようもないので、とりあえず、ネコグソ処理に使っていたバーベキュー用のヒバサミでつかまえて隣の空き地にでも捨てようと思ったが、家の床下に逃げ込まれてしまった。

 鉄の柵が嵌っている床下の通気口に逃げ込み、こっちがヒバサミで胴体をつかんだもんだから、なんか、ぐぅっと踏ん張って、必死で引っこ抜かれないように。

 ほそい蛇なのに、結構、力が強い。

 こっちに引き抜かれることはなかったものの、踏ん張ったせいで胴体が太くなったようで、入ることもできなくなっていた(笑

 しばらく、入ることも出ることもできない、くまのプーさん状態で尻尾を痙攣させていたが、やがて床下に消えていった。

 ヒバサミでつかまれて、ちょっと、ケガしたかも知れない。

 ごめんな~。

 けど、だんなん、蛇、きらい・・・。

 

 それはそうと、のこりの4羽はどうなっているのか?

 この1羽は、たまたま巣から落ちて蛇に狙われたのだろうか?

 気になったので、巣の中を撮影してみた。

 

 P6300246 (448x336)

 

 空っぽ!

 思うに、どうやら、他の4羽はとっくに巣だったようで、いちばん成長の遅かったこの1羽がまだろくに飛べなくてもさもさしているときに、蛇に狙われたのだろう。

 

 いったんは、玄関前のイヌマキに待避していた親子。

 数時間後には、啼き声もしなくなって、どこかへ行ってしまったようだ。

 

 巣は、まだそのまま。

 

 以前もおなじ南天におなじような巣を見つけたことがある、ということは書いたけど、メジロって、おなじ夫婦が毎年おなじ所に巣を作るのだろうか?

 それとも、その子ども?

 来年もまた、巣を作るのだろうか?

 

 とりあえず、5羽ぜんぶ、無事、巣だった・・・のかな。。。

 

 

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2016_07
05
(Tue)22:57

 ひさびさに、いちま、お着替え。

 今年は、なんとなくあまり暑くなくて、六月も単衣。

 で、七月に入って、いきなり蒸し暑くなったし、そろそろ、かなと。

 

 で、絽に着替えるわけだけど、三着あるうちのどれがいいかな~。

 祇園祭もあるし、お出かけモードで^^

 紙風船の絽。

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 これが、いちばん、お出かけっぽい。

 帯は、いつものとおり、露のトンボの絞り。

 今日は、前にトンボがしっかりでるように。

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 後ろは普通に蝶結び。

 ただ、トンボが表に出るように・・・

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 それにしても、いちま。

 おめかしして、どこいくのかと思ったら、祇園祭だけじゃないそうな。

 なんでも、80年以上だったので、オブザーバー参加できる、とか?

 

 夜な夜な京都の町を練り歩く、百鬼夜行の行列、見に行けるんだって(笑

 90年過ぎたら、お試し参加もできる、そうな(笑

 

 ほんま?

 

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