2017_01
29
(Sun)22:58

 1/23に、新聞で見つけて。

ちょうど、NFLとも重なったので、「まあ、いまさら、蝶々夫人だし・・・」と思いつつも、テレビはNFL録画、ivdrデッキは「蝶々夫人」録画・・・と。

これは、録画しておいてよかった。

 

 蝶々夫人  ミラノ・スカラ座 2016~17シーズン  2016/12/07

 

   ジュゼッペ・ジャコーザ、ルイージ・イッリカ:作詞
   ジャコモ・プッチーニ:作曲

 
   蝶々夫人…(ソプラノ)マリア・ホセ・シーリ

   ピンカートン…(テノール)ブライアン・イーメル  

   スズキ…(メゾ・ソプラノ)アンナリーザ・ストロッパ 

   シャープレス…(バリトン)カルロス・アルバレス 

   ケート・ピンカートン…(メゾ・ソプラノ)ニコレ・ブランドリーノ

   ゴロー…(テノール)カルロ・ボージ 

   ヤマドリ…(テノール)コスタンティーノ・フィヌッチ 

   僧侶…(バス)アブラモ・ロザレン 

 

   ヤクシデ…(バス)レオナルド・ガレアッツィ 

   神官…(バス)ガブリエーレ・サゴーナ 

   戸籍係…(バス)ロマーノ・ダル・ゾーヴォ 

 

   蝶々夫人の母…(メゾ・ソプラノ)マルツィア・カステッリーニ 

   蝶々夫人のいとこ…(ソプラノ)ロベルタ・サルヴァーティ 

   蝶々夫人のおば…(ソプラノ)マリア・ミッコリ 

   蝶々夫人のいとこの子…(ボーイ・ソプラノ)アルベルト・ガッリ 

 

  (合唱)ミラノ・スカラ座合唱団 

  (管弦楽)ミラノ・スカラ座管弦楽団、

  (指揮)リッカルド・シャイー
                  (1時間1分13秒)

             (以上、配役など、NHKONLIN マイ番組 から拝借)

 

25日に一回みて、今日、また見た。

 

とりあえず、見た目は、まあ・・・「ジャポニズム?」なのかどうか知らないが、日本人役はみな、白塗りで、着物もなんか奇妙。仕草も、なんだか・・・。

たぶん、歌舞伎、浮世絵、日本画、能、日本舞踊、などから作られた「日本人」というイメージの、メイク、衣装、仕草。

スズキなど、歩き方は、能の「すり足」のような(といって、能では、あんな早足であるかないが)。。。また、泣くときは「しおり」という能の仕草。

蝶々さんも、捨てられたと知って髪を振り乱すシーンがあるが、あれは、なんとなく、「道成寺」の清姫のような髪。

群舞は、日本舞踊のような・・・くねくね。。。

バックは、日本画、浮世絵からいろいろ。

と、まあ、ぱっとみは・・・ひいちゃいそう、というか、ひく。

「あ、また、この手の・・・」

と、いうのも、カラヤン指揮、フレーニ、ドミンゴのこの手のメイクのDVDを持ってて、それが彷彿と。

「うーん・・・」

でも、そんなメイクや衣装などどうでもいいくらい、オケと歌唱が、美しく、素晴らしかった。

 

最初数小節で、もう、引き込まれてしまって・・・。

最近、こんなのめり込むほど真剣に聴いたり見たりしたものなんて、ないくらい・・・。

気がついてみると、もう、第一幕が終わっていた。

やっぱり、イタリアオペラは、イタリアの指揮者に限る、とういう自論をさらに確信(笑

 

それはそうと、今回の公演、もしかすると、ちっょとか、かなりか、貴重。で、希少、かも。

なんせ、初演版。

今さら言うまでもないし、放送でも最初の方に説明が出てきたが、「蝶々夫人」、じつは、初演は大失敗。あまりの不評に、1日で打ち切り。で、何度も改訂を重ねて、いまの「蝶々夫人」になったというわけだけど、はたして、どこがどう違うのか、なんていうのも楽しみにしながら、観ていた。

 

第一印象は、なんか、音楽というか、曲想の流れが自然な感じがした。なんとなく改訂版の方は、ぷち、ぷち、と細切れになったのをつなぎ合わせてるみたいな感じがしないでもなかったのが、とても自然な感じで、よかった。

 

特に、婚礼の場とでも言うべき第一幕は、かなりちがっていた。

まず、登場人物が、初演版は多い。上の配役で、小豆色字 にした役は、改訂版では出てこない。ただし、蝶々さんのお母さんだのは、セリフ無しで出てきていたような。

これらごちゃごちゃした役を省略した分、蝶々さんとピンカートンのデュエットの後に、オケだけの間奏のようなものが入っていた、ような。。。

このごちゃごちゃしたいろいろな人が出てくることで、改訂版とは、かなり違った印象。

というか、僕的には、このシーンにほかの作品の響きを聞きとったのだが。

たとえば、「ボエーム」のカルチェ・ラタンのシーンとか、「トゥーランドット」のラストあたりとか。あるいは、ドニゼッティの「愛の妙薬」のアディーナとベルコーレの結婚式のシーン、ヴェルディの「リゴレット」の饗宴のシーン、「トラヴィアータ」のパーティーのシーン・・・。

 

とくに、「トゥーランドット」につながる、というのは、ちょっと、発見、というか。いわゆる「ヴェリズモ」(風)からはじまって、「グランド・オペラ」を目指した「トゥーランドット」にいきつくまえに、かなりそれっぽいシーンが「蝶々夫人」にあるなんて。

 

「愛の妙薬」の婚礼シーンを連想するのは、神官・戸籍係がでてくるというばかりでなく、のんべいの叔父がへんてこな歌をうたう、それが、ドットーレの「舟歌」を思わせたり。

 

「リゴレット」には、「蝶々」の伯父の僧侶が、モンテローネにかさなったり。この僧侶の伯父は、まったく、モンテローネそっくりの登場をする。

しかも、ピンカートンというのは、まるで、公爵だし。

蝶々さんは、あるいみ、ジルダ。

ただ、肝心の「リゴレット」がいない、「リゴレット」なわけだけど。しかも、絶対王権なんてものはもう存在しない時代の「リゴレット」。

なんとなく、「リゴレット」と「蝶々夫人」は、写真のポジとネガのような、そんな関係にあるんじゃないかと、そんなことを思ったり。

 

蝶々さん役のマリア・ホセ・シーリってソプラノさんは、ウルグアイ出身だとか。まあ、そんなことよりも、声。声質。ちょっと、フレーニを彷彿とさせる。フレーニほど、力強くはないが、イタリアオペラの、ことに、プッチーのにヒロインには、うってつけの声。やわらかく、ふくらみがあり、高音も金切り声にならず、余裕もあり・・・。

ワーグナーなら金切り声のソプラノも迫力があっていいかもだけど、プッチーニのヒロインには、そういう声はあまり向いてないと思うので、そういう意味で、僕的には、まったく、ドンピシャ。

ググってみたら、アイーダやトスカを数多くやっているとか。ああ、なるほど、って感じ。

で、なかなかいいので、DVDやCDないのかと探してみたけど、どうやらないらしくて、がっかり。。。

あと、なんというか・・・。最初から最後まで、歌唱に隙がない、とでもいうか。彼女だけではないが、とても、詰まった感じの歌唱だった。どんな些細な音も、粗末にしていない、おろそかにしていない感じ。

15歳、18歳の少女(18は少女かな?)の、子どもっぽくて、無邪気な一途さが顔を出すかと思うと、ませているというか、大人びてはいるが、その「大人びた感じがじつは、やっぱり子どもの一途さだったり、というところが、演技にも、もちろん、歌唱にもよく現れていて、そんな蝶々さんの姿を見ていると、おもわず、切なくなってくる。

フレーニは、上記のDVDで「ある晴れた日」を、未来のことを過去を回想するような夢想として唱い、そしてその夢想にひたる蝶々さんを演じていたが、今回の蝶々さんも、夢想に浸っているというところは、そっくり。いや、夢想ではなくて、信じ込んでいるわけだけど。でも、過去を回想するようではなく、いま目の前にそのシーンが展開しているように、シーリは唱っていた。

切なく、哀れな、18歳の蝶々さん。

涙が出てくる。。。

 

こんな、子どもっぽいが一途に恋している蝶々さんを、すてる、ろくでもない男、ピンカートン。

ほんま、イタリアオペラには、いろいろ、なさけな~い男が登場するけど、こいつほど、ろくでもないヤツはほかにいないんじゃないか、とおもうくらい。

ラスト近く、シャープレスや妻と蝶々さん宅を訪れるが、そのとき、なんでシャープレスはこいつのどたまを殴らないのか、不思議なくらい。というか、ぼくがシャープレスだったら、絶対、ここで、少なくとも一発、こいつ、なぐるよなぁ、と(もちろん、殴ったところでなにも解決しないが・・・)。

とはいえ、このピンカートン役のテノールさんも、なかなかよかった。もっと、高音に金属的な張りがあったら、ちょっと、パバァロッティみたいな。

1幕目の蝶々さんとのデュエットは、すごくよかった。「ボエーム」のミミとロドルフォのデュエットを、あるいは、トスカとカヴァラドッシのデュエットを、長大にしたような感じで。これも、初演版だからだろうか。上記、カラヤンのでは、あまり、このデュエットは印象的ではなく、かつ、時間的にも短い気がしたが。(ドミンゴはそつなく唱うのでそう聞こえた?)

 

シャープレスをはじめ、その他の役も、声の質、歌唱など、ぴったり。

 

オケも。

弦楽器の、哀切な響き。

イタリアオペラの響き^^

それに、なんか、とても自然に感じる。

他国の指揮者が指揮をすると、なんか、ちがう、って。「訛り」があるのか。

ドイツの指揮者が指揮するとドイツ訛り、イギリス人だとイギリス訛り、アメリカ人だとヤンキー訛り・・・。

何でだろう、と勝手に想像するに、たとえば「いきいきと」という発想記号の指示があったとして、その「いきいき」というイメージのが、国によってちがうからか、なんて(とくに、プッチーニは発想記号が多いとか)。

その「いきいき」のイメージと、楽譜に表されてる音とが、他国の指揮者だと一致しなくて、なんか、訛ってしまう・・・。

それに、オペラは言葉だから。

プッチーニなんて、セリフそのものからインスピレーションを得て曲にしていた、とかで、作詞家に「ここ、これじゃ曲にならない。もっと、ロマンチックで、インスピレーションが湧く言葉にしてくれ」とか、注文してたみたいだし。

そういうことからしても、イタリア語が母国語の指揮者かどうか、ということは、おおきく影響するのだろう。

ま、とにかく、イタリアオペラにはイタリア人の指揮者が、いちばん、しっくり、ほっこり、ほっとする。

 

指揮のシャイーさん。

「リゴレット」、よく聴く。公爵が、パヴァロッティ。リゴレット、ヌッチ。

DVDももっていて(配役が、CDとDVDではちょっとちがっている)、どっちもなかなかだと思っていたけど、この、シャイーさんだったとは。

たしかに、隙がなく、どの音もおろそかにせず、密な感じとか、似ているような。

けど、ヴェルディとプッチでは、こうもちがうのか、と。

指揮者によっては、誰の曲を指揮しようが、その指揮者の指揮者節になってしまうような人もいて、良し悪しだけど、そういうタイプではないのだろう。

プッチーニの「蝶々夫人」を堪能できるし、ヴェルディの「リゴレット」を味わえる。

 

2011年くらいから、プレミアムシアターのオペラ、まあまあ、わりと観てるけど、今回の「蝶々夫人」がいちばんよかった。

あと、最近のオペラ、演出とかひとひねり、っていうのが結構あるようだけど、今回のはそうではなく、直球勝負、ドン真ん中。

一ひねりもいいけど、そういうの、たいてい、セリフと設定や演出との間に齟齬があって、そのへん、なんとかできないのかね、っていつも思ったり。

それに、設定、演出一ひねり、っていうのは、まあ、ぼくにしたら、小手先のこととしか思えないから。

 

今回の、メイク、衣装も、これはこれでいいんじゃないか、と。

日本人からすると、かなり、奇異といえば奇異。

というか、歌舞伎自体、奇異でしょう?

もともと、「かぶく」ってそういう意味もあるんだから。

なので、そのもともと奇異な歌舞伎を下敷きに「ジャポニズム」なるものの西洋的想像力によってさらに味付けした、ということで(笑

逆に、時代考証をしっかりして、そんなメイクや衣装にしたら・・・と、そんな「蝶々夫人」を想像すると、なんか、つまらなくなる。

それに、結構、「あたらずといえども」っていう線をいっているのかとも思ったり。

たとえば「お母さん」だけど、ここに登場するのは、実のお母さん?

舞子さんとかが置屋の女将さんのことを「お母さん」って言うのと同じ意味の、「お母さん」でしょう、とも。

いや、プッチやイリッカは、当時のイタリアの聴衆よりは「日本」についてよく知ってたいたかも知れないが、それでもいろいろ誤解していたり、知らないことを曖昧なまま「セリフ」にしていたり・・・。

 

でも、まあ、とにかく、とても素晴らしく、美しく、感動的で、イタリアオペラらしく涙とも無縁ではいられない、オペラだった。

 


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2017_01
28
(Sat)01:20

こんな感じで・・・

 

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なんか、八景釜と相性がいい、今回の軸。

 

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ぱっと見、ちょっと、ふつうの軸とはちがった雰囲気の表装。

これは、「唐表装」といって、日本の表装。いってみれば、唐風の表装。

江戸時代のもので、当時の中国の表装を意識したもの。

単色で、風帯や一文字などをただ筋(筋廻し)だけで表現してある。

(もっとも、この軸には、風帯も一文字も略されているけど)

 

何でこんな表装にしたのかな・・・。

と、思うに、画と賛が、頼山陽・頼杏坪という、儒学者だからか、な。

 

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画は、波に瓢箪。瓢箪からは、なぜか、梅の枝が二本。

 

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瓢箪には、「襄」とあって、頼山陽。

 

P1250051 (448x336)

 

賛、というか、歌が、「杏・・」とあって、杏坪。

さて、この歌、なんて読むのか・・・。

実は、わからないまま、買った(笑

波にうかぶ瓢箪に梅、というのが気に入ったので。

でも、読めないまま、というのもおちつかないので、なんとか、頑張って読んでみると・・・。

そう、なんせ、「男女七歳にして席を同じゅうせず」というのが儒学の教えなので、さぞかし、おカタイ内容なのだろう、と思っていだのが・・・。

(それに、表装も、なんとも、中国の儒者の陰鬱な装束を思わせる)

 

  誘屋

   任懐

  

  家ながらあやし

  かり介り 我せこが

  こしま起なし乃

  いつかし里けん

 

 と、とりあえず、今のところ、そんな風に読めてしまうのだけど・・・^^;

(読むのに、奥さんに手伝ってもらって、2日ほどかかった・・・)

 

  いえにさそいて、おもうに任す

 

  家だというのに不思議なことといったら。

  私の旦那ときたら、

  私が下着もなしでいること

  いつになったら気がつくのかしら。

 

腰巻きなしの「尻」と、「知り」をかけてあるところが、お見事! って・・・そういう問題じゃなくて。。。 

・・・って・・・、そんなふうな意味にとれるのだけど、これが、儒者の言うこと? かね・・・^^;

しかも、みるからにオカタそうな、この表装に。。。

 (眠いので、今日はここまで・・・)

 

             つづく・・・


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2017_01
24
(Tue)21:01

1/14に雪が積もってはしゃいでいたのはよかったけど、今週もまた、どか雪。

50センチくらい積もってて、ここまで積もると、ちょっと・・・。

 

雪が降る14日の前から、飾っていた軸。

いちま拝見中。。。 

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紅梅図  狩野晴川院筆

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紅梅の古木を描いた画。

どのくらいの樹齢の梅なのか。

描いた当時はともかく、いまでは、軸そのものとともに樹齢200年を越す、古木というわけ^^

表装自体も、色褪せ、擦れていたりしていて、また、絹本の本紙も虫食いなどを補修してある。

この軸自体の時代のつきかたが、描かれている古木そのもののようで、面白い軸かな、と。

軸に仕立てられたころはただの古木を描いた軸だったのが、いまでは、軸自体が「古木」となっているので。

 

一番上に伸びている枝は、「松竹梅図」の梅の枝そっくり。

白梅とちがって、なんとなく、艶めいている。

また、描かれているのは一本の古木の一部分だけだけど、見ていると、まるで梅苑にいて、梅の木々に囲まれているような気分になってくるのはぼくだけ?

そんなうきうきした気分と、ほんのり、つややかな香気が漂ってくるような。

 

表装も面白くて、上下は、紬のようで、侘びた雰囲気を。 

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中廻しは一見無地のようにも見えるが、そうではなく、どうも藤の花のようなものが確認できる。

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時代がついてこんなふうに色褪せてしまっているのだろうが、表装した当時はどあだったのだろう?

新しかった裂(きれ)がこうなってしまったのか。

 

P1120954 (512x384)

一文字が、もっと面白い。

浅葱の地に、金糸で、三つ葉葵の紋と、鶴と松と笹。

鶴と松は一組になっていて、それが交互に、色変わりになっている。

江戸時代の表装とすると、こんな裂を表装に使えるのは、どういった人だったのか。

あるいは、なぜ、この葵の紋入りの裂を一文字にして軸を仕立てたのか。

徳川家につながる人だったのか、あるいは、功のあった家臣が拝領した裂だったのか、あるいは、徳川家に献上するために仕立てた軸なのか、などなど、いろいろ想像が広がる。

また、一文字のこの松と笹、そして、本紙の梅で、松竹梅になるように仕立ててあるというわけ。

松竹梅で縁起のよい軸になるので、徳川家につながるものの慶事に贈られたものなのかもしれない。

中廻しの紋がはっきりわかると、何かもっと面白い発見があったり、想像が広がるかも知れない。

 

ただ、三つ葉葵の紋と言っても、将軍によって違い、また、家ごとにもちがっていて、いろいろあるみたいで・・・。

この紋がそのどれにあたるかは、まだよくわからないし、ほんとにこの一文字の布が禁制だったかどうかも・・・不明^^

 

こういった裂の文様と家紋のことについてなど、ほとんど、何の知識もないので。

 

今は、正月の花もかたづけて、こんなふうに。

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お茶の時、年末年始に松喰鶴を使っていたのを、雪が降ってからはまた万代屋釜に。

(冒頭の画像は、松喰鶴紋真形釜と)

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ただ、なんとなく、八景釜がいいんじゃないかと思いたって、かえてみると、これがなかなか、相性。

 

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紅梅の古木のゴツゴツした感じと、八景釜の雰囲気がなんとも絶妙な調和^^

釜の地紋の下絵が、「狩野探幽」というのも、しっくりくる理由の一つかな、とも。

ふるびた者同士よく照り合っている・・・^^

 

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2017_01
18
(Wed)22:59

1/14に行ってきた。

「表装」なんてちょっと、地味~なかんじだが・・・。

掛け軸、といえば、たいていは、本紙といって、その絵とか墨跡とか、手紙とか・・・を中心に鑑賞するけど、今回のテーマは、「本紙」ではなく、そのまわりの「表装」についての展覧会。

 

言ってみれば、「表装とは何か」。

どういうもので、どんなふうにして今のような形になったのか。

また、「表装する、とはどういうことか。どんな意味があるのか」といったことがテーマ。

なので、いわゆる「(美的・美術的)鑑賞」というのとはちょっとちがって。

 

という前に、今どき、いったい、どれほどの人が、「掛け軸」に関心があるのか。

あるいは、必要としているか。使っているか・・・。

ということを考えると、そもそもがマイナーな雰囲気。

しかも、さらには、「本紙」ではなく、それを飾る「表装」がテーマなのだから、ますます、マイナー・・・。

 

今どきの掛け軸、の代表として、たとえば、デパートの掛け軸売り場に行ってみると、どんな掛け軸があるか。

今の季節なら、梅に鶯とか、立ち雛とか、そんな画に、きれいな表装をした掛け軸が、吊ってあることだろう。

今どき、新品でよく目にするのは、出来合いの、こういった美術的鑑賞を目的とする掛け軸がほとんどだろう。

今どきに限らず、江戸時代も、主にはそんな掛け軸が多かったかもしれない。

つまり、「本紙」の画を引き立てるための装飾としての表装(江戸時代はオーダーメードだったとしても)。

この感覚で見ていたので、なんか、消化不良になってしまった。

 

「表装」にはもうひとつの流れがあって、たとえば、代表的なのが、墨跡とか、消息とか、和歌の懐紙切れとか、そういった類のもの。

「えっ、画を飾るのと何がちがうの? 画じゃなくて、字だから?」と思うかも知れないけど、それは表面的な違い。

「画」の方は、「本紙」の「画」が引き立つように飾る。

それに対して、墨跡・消息・懐紙切れなどは、「本紙」の墨跡・消息・懐紙切れそのものではなくて、その人を敬い、慕って、飾る。

この違い。

そして、これは、表装の始まりである「仏」を敬い、飾る、というのにほぼ等しい。

奥さんに言わせてみれば、これは、「座布団」なのだそうだ。

その人をまねいて床に座ってもらうのに、どういう座布団がふさわしいか。

それが、「表装」なのだと。

 

「画」を飾る方は、いわば「額縁」。

 

うちにある軸でも、ほとんどが、この「額縁」の方なので、「座布団」のほうの感覚がわからなくて、それで、ちょっと消化不良な感じに。

「額縁」は「座布団」から分岐した一つの流れ、だと(僕が勝手に理解しただけ)。

見た目はおなじに見えても、でも、「画」を飾るのと「その人」にふさわしい「座布団」を敷くのとは、ぜんぜん違う(と、思う)。

 

そういうふうに見ていくと、「仏」さんを飾ってある「表装」というのが、どんだけ気持ちや心がこもっていることか、あきらかに違って見えてくる。

墨跡・消息・懐紙切れなども、「書」に対しているのではなく、その人本人と対面している気分なのだろう。

そのうえでの、「表装」とはなにか。

「画」を視覚的、美的に飾るのとは、本質的にちがった行為だと。

 

また、軸を仕立て直したとき、旧の表装をとっておく、ということもある(と、初めて知ったのだけど)。

それによって、以前に表装した人が、「本紙」に対してどういう思いを懐いていたのか。そして、その思いも無にしない、大切にする、ということ。

出来合いのものがほとんどの今どきとちがって、オーダーメードだからこそ。

(もちろん、今だって、オーダーメードできるわけだけど)

  

ヤフオクなんかで軸を買うとき、「表装」もよいものと思って買っているけど、こういった人たちにくらべると、まあ、ぼくの思い入れなどたいしたことないなあ、と。

せいぜい、「画」を飾る「額縁」としてどうか、くらいだし・・・。

 

とにかく、ぼくの懐いていた軸に対する感覚とぜんぜん違う感覚・感性によって作られた軸がいっぱいあって、それで消化不良になってしまったようだ。

 

とはいえ、そんなふうにその人と対面しているような軸でも、くるくると巻いてコンパクトにお片付けできちゃう、というところが、なんとなくユーモラスにも^^

 

荘厳に表装した深い信心の対象である仏さんも、ちょっと、いまは・・・とくるくる巻いてしまって、おなじ床に、下心をくすぐるような美人画を飾ることもできるのだから・・・面白い^^

「床の間(とこのま)文化」と、最近ぼくが勝手に名づけている、床の間を中心とした部屋のしつらえの文化の、これこそ、真骨頂、だね(笑

 

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2017_01
17
(Tue)00:44

1/14は、京都から帰ってお茶をしたけど、まあ、暗かったし、雪が積もってテンション上がっていたので、ほとんどネガティブな気分ではなかったけど・・・

翌日、15はこんな調子。

 

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雪見だいふく、ちゃうしな、いちま・・・食べたらあかんで。。。

 

と言いつつ、きれいな雪・・・。

さらさらの雪だった。

 

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おいしそう?(笑

 

そして、今日、1/16。

 

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ちょっと、雪が溶けてる・・・。

昨日はさらさらで「新雪」そのものだったのが、ちょっと、べったりした感じに。

  

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シャッキーも埋もれてしまっている・・・

深いところは50センチくらいありそう。

 

(雪餅ちゃうしな、いちま、食べたらおなかこわすえ・・・)

  

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溶けたのもあるけど、風が強く、紅葉の雪はほとんど落ちてしまった。

 

たまたま、見かけたので・・・

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これは、2016年の11月中頃。

 

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2017_01
17
(Tue)00:03

1/14は、京都から帰ってきてから、日が暮れてからのお茶。

翌日、15は、お昼に。

 

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「香炉峰の雪は簾をかかげてみる」じゃないけど、まあ、簾を揚げてみようかな、と。

  

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外がまぶしくて、カメラだと、床が暗くなってしまう。

道具は、ゆうべとおなじ。

 

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雪の庭を背景に、万代屋釜。

というのが、なんか、たまらなくて^^

 

ふつう、ちゃんとした茶室ではこんなふうにはならない。

あんまりこういう窓もないし、炉だから。

 

釜は、万代屋釜がいいかな、と。

このどっしりした感じと、白い雪と。

 

菓子は、亀末さんの 一休寺。 

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玄米落雁。

ふつう、箱入りしかないのが、たまたま、5枚入りのがあるのを奥さんが見つけて。

1枚、100円(くらい)。

さくっ、としていて、もっちり、ねっとりとしているような・・・食感。

和三盆のしゅわ~と玄米の芳ばしさの妙なる調和。

真ん中の黒いちょぼんは、一休寺納豆。

和三盆と玄米の調和に、ほんのり、アクセント。

 

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いつもどおり、にっこりいちま♪

雪の照りかえしで、いつもより、顔が白くかがやいて見える。

 

蓋にうつる庭の景色・・・

 

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やがて、とくに釜からの湯気で、窓が曇ってくる・・・

  

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2017_01
15
(Sun)20:40

1/14、京都へ。

京都文化博物館で「日本の表装 掛け軸の歴史と装い」というのをやっていたので観に行き、亀末さん、大丸、伊勢丹・・・。

は、いいけど、帰ってきてみると、雪が積もっていた。

(風が強くなるとJRがとまってしまうことがあるので、はやめに帰ってきた)

 

久しぶりの雪なので、庭をライトアップして、お茶。

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床は、紅梅の掛け軸にかえたところだった。

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釜は、1月j末まで松喰鶴でいけるかなと思っていたが、さすがに、こう冷えて、しかも雪となると、万代屋釜がいい感じ。

 

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棗は、まあ、これでいいか、と^^

 

菓子。

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松の雪  きんとん製  亀末廣

これは、前回、亀末さんに行ったときも買ってきた。

 

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紅梅  こなし製  亀末廣

黒漉し餡。

冬になると、こなしも美味しくなる。

 

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窓の松 薯蕷製  亀末廣

黒漉し餡。

四角くて、横に線が入っているのは、窓とすだれ、なのだろうか?

なので、銘は、「窓の松」としてみた。

前回の薯蕷同様、肌が、つやつやとしろくて、とても美味しそうだった。

薯蕷の風味も濃かった。

はじめ、甘みが来て、そのあと、餡、そして、余韻に薯蕷の風味がくる。

 

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お留守番で、お菓子が待ち遠しかったいちま^^

にっこり、ちょぼん。

 

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一時間もすると、窓が曇ってくる。

 

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外はこんな感じ。

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2017_01
12
(Thu)22:23

最近、近所のスーパーで、ワインを、という話しは前記事にしたけど・・・。

そこで、「えっ」て、思ったのが、バローロが、2500~2600円って。。。

(ヴィンテージは、2011)

いまどき、こんなバローロがあるんだ、と妙な気を起こして、ネットでも、お安いバローロを検索してみた。

 

そしたら、そのスーパーのとは違うが、お安くて、品質がよいというので、なんか、イタリアでも評判になってる、ていうのがあって。。。

 

それ、ちょっと、買ってみた。

 

バローロ リゼルヴァ テッレ・デル・バローロ 2006

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これ、約3000円。

バローロが、まさか、こんな値段・・・。

(上見りゃきりがない、というのが、ぼくの認識)

しかも、レゼルヴァ。

しかも、2006、って、当たり年。

まあ、タイプは、古典的なバローロだそうだ。

 

1日目、2日目くらいは、閉じてたのか、さえなかった。

わずかな果実味。

ただ、重層的でシルキーなタンニンという点はよかったが。

果実味がもうひとつ、というのは、これのまえに、果実味たっぷりのキャンティを飲んだばかりなので、かなりがっかり。

ところが、3日目くらいになって、果実味が膨らんできた。

しかも、複雑な果実味。

なかなか。

ただ、とても、しなやかで、やわらかくて・・・。

なんか、バローロらしくない、なぁと。

 

まあ、でも、ちょっとネットで調べてみたら、バローロといっても、地域によって五つくらいのタイプがあるそうな。

その中でも、バローロ村周辺のバローロは、果実味が豊かでしなやか、やわらかいワイン、だとのこと。

それでいうと、まさに、ドンピシャ、なできばえ。

 

以前、アルド・コンテルノのバローロを飲んだことがあって、そのイメージだと、力強くて、大柄で、堂々としていて・・・みたいな感じで、それこそバローロって思っていたので、こういうやさしいバローロがあるとは思ってもいなかったので。

今回のバローロは、なんか女性的で、むしろ、バルバレスコみたいな・・・。

 

まあ、悪くないワインだけど、もうちょっと、なんか、感動があればよかったんだけど。

 

それで・・・

そのさえなかった2日のあいだに、なんか、ちょっと不思議な香りがしたので。

なんでも、よいバローロは、「白トリュフ」の香りがする、とか。

もしかすると、これが、「白トリュフ」の香り?

 

といっても、実際、嗅いだことがないもので・・・^^;

 

それで、なかんないかな~とさがしたら、「白トリュフオイル」なるものがこの世にはあったり。

で、Amazonで注文してみたはよかったが、間違って、「黒トリュフオイル」の方を。

(はじめちゃんと「白」を注文していたのに、「この商品に興味を持った方はこれらも見ています」の所見たら、全く「おなじ」ビンですこし安いのがあったので、最初のをキャンセルして、注文しなおしたはよかったけど、それが「黒」だった。ラベルの色が違っているので、気がついてもいいのに、気がつかなかった・・・)

 

その「黒トリュフ」オイル。

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イタリアの、イナウディという会社の。

黒トリュフを搾ったオイルというわけではなく、黒トリュフをオリーブオイルにつけて、香りを移したもの。

イナウディは、ピエモンテにある会社らしい。ピエモンテと言えば、白トリュフの産地なので、まあ、そう、悪くもないだろう。。。

(「白」のつもりが・・・(泣。でも、まあ、今回は「白」はあきらめて、「黒」を試してみるかと、開き直る。もなにも、それしか仕方ない・・・)

レヴューを見ると、結構、評判もよさそうなオイル。

「これをふりかければ、高級レストランの風味」みたいなのをまあまあ見かけたので、それなりに、期待もふくらむ。

 

さて、封を切って、香りを・・・。

 

「ううーん、これは・・・」

 

なんとも、奥さんも、おなじ感想だった。

「黒トリュフ」の香りに、おなじあるものの香りをかぎとっていた。

しかも、日本の、あるもの。

しかも、ある食品の香り。。。

 

そういえば、レヴューにも、こんなのがあった。が、まさか、そのとおりとは・・・。

 

 桃屋の江戸紫のにおい

 

あ~。

さすがに、「桃屋の江戸紫」とは言わない。

が、まとも、「海苔佃煮」の匂い。

しかも、あまり、新鮮な海苔ではない、海苔佃煮の匂い・・・。

うーん、この海苔佃煮の匂いだと、茶六さんの朝食の海苔佃煮に完全、負けている。

というか、茶六さんの海苔佃煮が、いかに、新鮮で、上質か、ということを改めて知った気が。

(って、なんで、「黒トリュフオイル」の匂いをかいで、海苔佃煮の新鮮さ、質の良さを改めて知ることになるのか・・・)

 

たしかに、「何にかけても」おいしくなる、といえばなるよな、海苔佃煮の匂い。

とくに、卵料理・・・。

卵と海苔、って、相性やろ?

卵ご飯に、海苔佃煮、あるいは、きざみ海苔・・・。

それって、「黒トリュフ」ふりかけてたのといっしょやったってわけ?

 

でも、ただ、海苔佃煮の匂いだけじゃなくて、なんとなく、食道から胃が、「すー」とする。

この「すー」は、まるで、伽羅。

なので、ただの海苔佃煮とはちがう、と、お高い香の伽羅までひっぱりだして、ぼくは、なぜか、「黒トリュフオイル」を弁護しようとするのだったが、奥さんは、「わたしは、すー、としない」と、あくまで、「海苔佃煮」(しかも、「ノリツク」と省略形)を押しとおそうとする。。。

 

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↑ 一回目に試してみた、ドライカレー。

 

↓ 二回目に試してみた、リゾット

  ベーコン、卵、ピーマン(夏は万願寺とうがらし)、えのき、にんじん、など。

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「黒トリュフ」は、フランス料理で珍重されているということだけど、向こうの人は、一体、どういう匂いを感じているのだろうか?

 

ヨーロッパなどは毒のある海草があるので、もともとは日本のように海藻などは食べなかったそうだが、「ノリツク」の匂いをかいだら、どう思うだろうか?

 

「ノリツク」の匂いをフランス人をはじめとした「黒トリュフ香」大好物な人たちにかいでもらって、「これは何の匂い?」と聞いてみたら、なんと答えるだろう?

 

もしかして、「江戸紫」をフランスに持っていったら、日本の小売価格の100倍くらいで売れたりして(笑

 

というわけで、「黒トリュフオイル」をふりかけても、高級感なんて、ぜんぜん・・・。

まあ、「ノリツク」の香り以外にも、風味を複雑に感じさせる働きがあるようだけど、それも、なんか・・・。

なんせ、「ノリツク」の香りがするのに、「ノリツク」の実態がない。

 

 匂いはするけど、姿は見えず、ほんにあなたは、○のようだ・・・?

 

あるいは、疑似餌で釣り上げられた魚の気分・・・。 

 

 

 追伸 たぶん、「白トリュフオイル」は、今後、うちとは一切縁がないことだろう。。。

 

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2017_01
11
(Wed)22:30

1/9の 林和靖飾り の時のお菓子。

 

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「自家製」などと書いていたが、厳密には、「自家製」というよりは、市販のものやもらいものに、ちょっと手をくわえてみた、といったしろもの。。。

 

一番上が、義叔母からもらった、獅子柚子の皮を炊いたの。

その右は、お節の、平野の黒豆。

下の2枚は、井村屋の 小倉羊羹 と 練り羊羹。

 

さて、どんな「手」をくわえたかというと・・・。

(ま、画像を見れば大体わかるとは思うけど・・・)

 

こんなので・・・

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こんなふうにしたり・・・

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こんなふうにしたり・・・

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で、蓋をして、こんなふうに・・・。

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実際は、08 60 くらいだったと思うけど・・・。

 

プチマレンギ という名前らしい、この機械。

 

  食品乾燥器 プチマレンギ

  

だとか。。。

そう、食べ物を乾燥させる機械。

時間と、温風の温度を設定して、スイッチオン、すると・・・。

 

なんか、会社の忘年会のクジで、奥さんが当ててきた。

いろいろ商品があるなかで、これを選んだ理由は、ぼくのせい、なのだそうだ。

冷凍庫に、「ピール」をつくるといって柑橘類の皮が入っていて、スペースをとりすぎている。ので、「これがあれば、いつでも、梅雨時だって、心おきなくピールができるやろ?」って。。。

 

新年早々、縁起がいいな~、なんて思いきや・・・なんか、どうしたらいいものか。。。

 

これらの菓子をやってみる前に、ちょっと、試しに野菜をやってみたが・・・

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人参と、蓮根。

うーん・・・

どっちもイマイチ。

蓮根などは特に、あの食感が失われてしまって・・・なんか、風味もジャガイモのようだし・・・。

人参も、かたくなって、煮ても、かたいまま。。。

 

そもそも、ドライ・フルーツとか、食べないし。。。

 

それで、さらに、ためしに、獅子柚子と、黒豆と、井村屋の羊羹をやってみた、というわけ。。。

 

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まあ、菓子の方は、どれも、風味が凝縮して、美味しくなった。

柚子と黒豆は、もともと美味しかったのが、もっと美味しく。

黒豆は、ねっとりした食感もなかなか。

井村屋の羊羹は、 小豆の風味がしっかり。

とくに、小倉の方が美味しい。

以前、塩芳軒の干し羊羹を食べたことがあるので、羊羹をやってみた、というわけ。

塩芳軒のほどしっかり乾燥させなかったので、半生菓子といった食感。

これはこれでなかなか、わるくないかも^^

琥珀を乾燥させれば、すり琥珀や寒琥珀もできるかも知れない。

  

まあ、ピールを作ったら、せいぜい利用しようかな・・・と。

 

あとは、甘鯛の一夜干し、なんてのもできそう。

だけど、甘鯛一夜干しにしたら、においが・・・すごそう。。。


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2017_01
11
(Wed)21:39

昨年、お節など買い出しに行った折(2016/12/30)、亀末さんに寄って、買ってきたミニ京のよすが。

 

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松葉が、新年向きで、ピンク。

紅梅の打ち物が二個。

松葉の下の、白いのは求肥餅。で、餡は、柿餡。たぶん、干し柿をかたどっているのだろう。

 

下の段。

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ただし、紅梅の落雁とピンクの松露は上の段のもの。

それに、岩などは食べたあとなので個数が減っている。「岩」というのは、州浜の結び昆布の下の、黄緑色の多孔質の、軽石みたいなの。

ほかに、柿餅、きんとん(上の段の柿餅の左隣、黄緑色の「きんとん」様の物。このそぼろは、乾燥した餡)なども、食べたので画像には写っていない。

 

下の段の画像で何が言いたかったかというと、打ち物の「松葉」が入っていること。

上の段とあわせると、紅梅二つに松葉一つ、といつもより打ち物の数が一つ多い。

 

すり琥珀(上下段とも、真ん中の梅の花)は、どれもほんのり、ピンク。

定番のこの四角いの。 

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(ちょっと、まだ、思い出せない。いや、調べたらいいのに調べてなくて・・・^^;)

いつも入っているので、いぜん、「銘はなんていいますか?」と尋ねたところ、笑ったはった。

どうやら、これ、という銘はないのかもしれない^^

けど、今回は、勝手に、「松の雪」としてみた。

白の方を上にして、松につもった雪とみたてて。


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2017_01
09
(Mon)22:12

たまたま、ヤフオクで、はじめて手に入れた、狩野晴川院の松竹梅図。

それ以来、ちょっと、晴川院さんの絵が可鳴り気に入って・・・。

 

で、また、晴川院さんの 林和靖図。

軸全体はこんな感じ。

 

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林和靖は、カテゴリー「林和靖詩集」で記事にした、世捨て人。

ただの世捨て人ではなく、詩をよくした。

詩想が豊かな人で、泉のように湧いて出てきたのだとか。で、詩を詠じては捨て、詠じては捨て、していて、今の詩集は、たまたま残っている詩を集めたものらしい。

 

画は、「松竹梅図」や「花蝶図」どうよう、余白にモノを言わせている。

この余白が、和靖さんの漂泊のこころをよくあらわしている。 

あるいは、この余白を詩で埋めるのも面白いかな、と。

なので、「林和靖飾り」などと名前をつけて、例の林和靖詩集を飾ってみることに。

 

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点前の前、床の拝見の時に、詩集をひもとき、その日の気分のを一首、詠じ、そのまま、開いておくことに。

 

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林和靖さんは「梅が妻で、鶴が子ども」とか言ったらしいので、梅と鶴が添えてある。

鶴はこじんまりで、ポーズなども、いかにも子どものように和靖さんを慕っているような。

 

紺地に銀糸の表装も、落ち着いていて、なかなかいい。

なんとも、画にしっくり、ぴったりな雰囲気。

 

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文様は何なのか。

花は、桜? 蔓は、八重葎?

ちょっとわからないけど、文様も、画と違和感がない。

 

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軸先は、塗りの撥(っぽい遠州?)型。で、画とよくてりあっている感じ。

いかにも、世捨て人の詩人の画の軸にふさわしい、清廉だけど、慎ましく、控えめな雰囲気。

(もしかしたら、煎茶向きの軸なのかもしれないが)

 

風帯と一文字はおなじ裂で、金糸を織り込んであるが、金糸が表立っている文様は控えめで、落ち着いている。

 

軸全体で、とても好感が持てる。

紺地に銀の文様が何なのかよくわからないので、表装が、画の林和靖とどのくらい関わりがあるのかないのかよくわからないけど、なんか、とても画と表装がしっくりくる、いい軸。

 

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この軸をかけると、部屋の雰囲気は、堅苦しくはないが、どこか、引き締まった感じになる。

ゆったり、くつろいで、しゃんとしている、というか。

あまり格式張った書院とかでもなく、かといって、わび住まいの床や古寺の床でもなく・・・(まあ、どこにでも合うのだろうけど)。

くつろいで、ゆったりとして、しずかで、清廉で、慎ましやかな雰囲気になり、とてもここちよい。

  


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2017_01
09
(Mon)21:01

そろそろ松の内も終わりなので、狩野晴川院の松竹梅図の軸を替えることに。

なんとなく、林和靖さんの軸にしようかな、と。

花は、活け替えるのが面倒なので、そのまま^^

 

とりあえず、林和靖飾り、などと名前をつけてみた。 

 

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床に、花台を置いて、そのうえに例の林和靖詩集を。

床の拝見の時、ちょっとその本を開いて、今日の気分の詩を読んでみたり・・・。

 

今日はなんとなく、西湖舟中値雪 の気分。

 

  凍軫は閑清として泛(うか)び  温鑪(おんろ)は薄薫を擁す・・・

 

本はそのまま開いておくことに。

 

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林和靖さん。

「梅が妻で、鶴が子ども」と言ったので、ちゃんと、梅と鶴が描いてある^^

作は、狩野晴川院(すごく気に入ったので、結構、集めてしまった・・・)

 

床の拝見の後は、釜の拝見。

いつもの、松喰鶴紋真形釜。

一月いっぱいはこの釜を使うつもり。

 

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釜にも、鶴。

和靖さんは、実際に鶴を飼っていたそうな。

よく西湖に舟をうかべていたそうだが、そういうときに友だちが尋ねてきたら、童子に「鶴を放って合図するように」と言ってあったという。

この釜の鶴は、はたまた、そんな鶴かも、と見立てて。

 

さて、点前。

棗は・・・

 

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そう、蓬莱山の棗。

和靖さんのところの鶴が、ついに、蓬莱山まで飛翔したのか。

はたまた、はじめの梅と鶴を伴った和靖さんだとおもったのは、実は、蓬莱山に澄む仙人だったのか。

 

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などなど、そんなことを想って一服。

こういうのは、道具を取り合わせる亭主の密かな愉しみ。。。

 

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なんとなく菓子は、自家製(?)の干菓子だけで質素に。

  

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2017_01
02
(Mon)21:38

ミニ京のよすが 2016/12/17 の 松竹梅

 

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松  落雁

竹  落雁

梅  すり琥珀

 

松と竹は、微妙に口溶け感がちがう。

松は、もしかして、色づけに抹茶入り?

竹は、もしかして、色づけにきな粉入り?


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2017_01
02
(Mon)21:30

12/30、京都大丸にお節など買いだし。

その後、亀末さんへ。

ミニ京のよすがと、上生を。

帰り、奥さん、魚善、花など。

帰って、お茶。

 

光琳椿  薯蕷製  黒漉し餡  亀末廣

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薯蕷の肌が、つやつや、しろく、しっとりして、とても美しかった。

薯蕷の風味もしっかりしているが、えぐみやクセなどまったくなく、上品。

餡は、薯蕷を引き立てるためという感じ。

 

氷梅  道明寺製  白粒小豆餡  亀末廣

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先日の、雪餅は雪の玉をかじったような、ぞわ~感があったが、これは、梅の花に積もったみぞれを口にしたようなぞわぁ・・・といった寒気が、背筋を。

道明寺の粒は、おおきい。

雪餅は細かくとろりとしていたが、これは粒がおおきく雪餅よりも弾力があった。

この粒の大きさが、みぞれのような感じを引きだしているのだろうか。

白粒餡が、まるで梅の花びらのよう。

 

松の雪  きんとん製  黒粒餡  亀末廣

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これは、前回も食べたので、省略。

 

2016最後のゆる茶。

道具などは、まあ、この季節のいつもの(笑


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2017_01
02
(Mon)21:15

今年は、手描き友禅の袷で、お正月♪

帯は、総絞りの・・・。

 

床をバックに・・・^^

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それにしても、お着替え、年越しのギリギリ。。。

31の午後10時くらいから。

まあ、でも、まにあった・・・^^

 

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ちょっと、緊張ぎみ・・・?^^

 

おやすみはいつもどおり、床で・・・。

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「福ハ内」もいっしょ^^

 

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1/1のいちま♪


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2017_01
02
(Mon)21:04

いつもは、年越し茶、なのだが、今年はゆっくりしていて、文字通り「年越しそば」になってしまい、年を越してからのお茶に。

 

床。31の昼飾った。

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軸  松竹梅図  狩野晴川院

花  水仙、猫柳、スパイラルバンブー、カラー、葉牡丹

花は、奥さんが見繕ってかってきたものを、ぼくが活けた。

なんとなく、軸と一体感が出るように活けてみた。

 

年明け茶の床。

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照明に、ちょっと、ハリケーンランタンをおいてみた^^

影が面白い。

 

そして、もうひとつ。

とびこみで・・・

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31日に、義叔母から頂いた。

以前、お茶会にも出て来た、卯杖(うづえ)。

裏千家では、「蓬莱飾り」とかで飾っているらしい(義叔母は表)。

いきなり、あげると言う事だったので、床ではなく、ここに。

本体は、ひかげかずらというシダの仲間。

赤い実は南天(本来は青い実と赤い実で、和合を意味する)。

黄土色は稲穂で、12本(12ヶ月=1年間の豊穣を願う意味)。

魔除けの品(寝室の四隅の柱に飾ったりした)。

 

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年明け茶の照明のもとでは、なにやら、あやしげな雰囲気で、なんとも、霊力がありそう^^

 

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卓上にも、ランプをふたつ。

 

もちろん、いちまもいっしょ^^ 

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菓子は恒例の、「福ハ内」(鶴屋吉信) 

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釜は、松喰鶴紋真形釜(初代 畠春斎)

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茶碗 青瓷茶碗(猪飼祐一)

茶器 曙棗 と 竹梅紋乾隆硝子小壺

茶杓 自作

お茶 大福茶(上林春松本店) と 吉祥(小山園) 

香  白雲(線香  松栄堂)

これら道具なども、例年通り。

 

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「あけましておめでとう、今年もよろしくね」

と、奥さんと挨拶を交わし、点前に。

さすがに、いつも、この年越し(年明け)茶の時の点前は、いつになく、真剣(笑

一服点ち、奥さんに。

そのあとは、いろいろ、過ぎし年のことや今年のことなど話しながら・・・。

 

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また、お茶が点ち、 

いちまも、ちゅるちゅる~^^

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いつもどおり、つつがなく・・・。


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2017_01
02
(Mon)14:48

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします^^

 

12/28から、買い出しだのなんだの、忙しく、やっと、今日、ブログを書く余裕が。

 

というわけで、例年のごとく、寄せ集めお節。

 

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(1/1、お茶の部屋で)

 

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錦平野  鱈甘煮 くわい ごまめ 酢れんこん 金柑甘露煮 黒豆 昆布巻(鰊)

     ふき あかめ芋 

     今年は、飯蛸がないということで・・・。残念。

 

三河一色 鰻八幡巻 穴子八幡巻

     平野の飯蛸がないので、鰻・穴子、八幡巻両方。鰻八幡巻は、去年高かったがまた例年並みになっていたので買うことに。2300円ほど。

     鰻八幡巻は、野趣溢れる感じ。ごぼうもザクザクの歯ごたえ。穴子八幡巻は、品よく。ごぼうも軟らかい。

 

茨城屋  つきしろ(ぴんく) チーズかまぼこ

 

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湯葉弥  東寺湯葉

 

半兵衛麩 梅麩(生麩)

 

いづう  鯖姿寿司

 

魚善(堅田) 子持ち鮎甘露煮 手長海老

 

もらいもの(義叔母)  獅子柚子甘露煮(金柑のひだりとなり) かずのこ

 

自家製筑前炊き

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当尾ごぼう 金時人参(京都産) 筍(京都産) 蓮根(徳島産) どんこしいたけ こんにゃく 若鶏

 

酒  神楽(松井酒造)

 

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いちまも、ちゅるちゅる^^ 

 

年越しそば

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松葉 鰊と生そば

しいたけ、たけのこ(筑前炊きののこり)

うまい菜(家のプランターで奥さんが栽培している)

鰊は、器の底、そばの下に・・・^^

 

餅 鳴海餅 草 うるち 

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若菜屋の栗納豆を細かくしてふりかけると、栗納豆の風味が加わり、いっそう美味しかった。

 

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菓子 フランクフルタークランツ(ユーハイム)

紅茶・・・もう、20年以上まえにもらった(というか、結婚したときに奥さんの友だちのプレゼント)、ヴィンテージ・ダージリン(トワイニング)。

いまだに、飲める・・・(紅茶、ほとんどのまないので・・・)。