2017_05
29
(Mon)00:37

五月雨に ものおもひおれば ほととぎす 夜深く鳴きて いづちゆくらむ

 

5/25の夜、雨も降っていて、今年初めて、ほととぎすの啼く声が聞こえてきた。

ちょうど、友則のこの歌を彷彿とさせるような感じで、声はすこしずつ遠ざかっていった。

 

そういうわけで、軸を替えることに。

文晁の山水図から、晴川院の雨中小禽図へ。

  

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替えたすぐは、なんかもの足りなく、すこしはやかったかな、と思ったが、2、3日すると、うん、これこれ、と。

 

5/27、久しぶりに京都へ。

いや、5/13に行っているので、そんなに久しぶり、ではないが、なんか、一月ぶりとか、そんな感じがした。

特になにというわけではないが、亀末さんへ行き、その後、大丸。

今年の伊勢の菓子博に出品されていた、「春秋」(俵屋吉富)、「清(すず)し」(鶴屋吉信)、亀屋良長、二條若狭屋などの工芸菓子が展示されていた。

今年の伝統工芸展の染織の作品展もやっていた。

それらを観て、菓子など買って帰ってきた。

帰ってからお茶。

 

5/27の菓子

 

折あやめ  外郎製  亀末廣

P5271548 (448x336)

 

以前も食べた。

外郎の柔らかさは、やや、俵屋吉富よりかたいが、そのかたいところが、気品となっている。

種の粒餡も、外郎の品を引き立てる。

 

卯の花  きんとん製  亀末廣 

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この季節、買ってから、こういったお菓子の持ち歩きはよくない。

デパ地下などでは、この季節になると上生を扱っていないところも多いが、そういうことなのだ。

 

調布  俵屋吉富

P5271544 (448x336)

 

おおくの店では、「鮎」という形になっている調布。

俵屋さんは、このかたち。

もともと、こっちの形なのかな。

反物のかたち。

中は、「鮎」とおなじ、求肥。

なかなか美味しかった。

一反しかかってこなかったが、もっと買ってくればよかった。

ただ、この頂部は賞味期限はかなの短く、1、2日。

画像のは半分に切ってある。

 

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道具はいつもの道具。

茶碗は粉引き。例年はあまり使わないが、今年はなぜか、ずっと手になじむ。

茶入れも、染付の独楽茶入れ。

 

5/28

同じ道具で、昼過ぎにお茶。

 

この季節の定番、夏柑糖(老松)。 

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今年も、萩の夏蜜柑の出来はよくないそうだ。

数が少ないので、六月中になくなりそう、だとか。

 

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味は・・・。

もちろん、美味しいことは美味しい。

でも、以前の夏柑糖にあった、素朴さやなつかしさが、失われた感じがする。

これは、老松さんの調製というよりは、夏蜜柑そのものの味が、温暖化などの影響による不安定な気候のために、変わってきているのだろう。

昔の、素朴で、懐かしい夏蜜柑の風味は、もう、味わえなくなる?

 

その後、鶴屋吉信さんとこの、かつら鮎。

P5281594 (448x336)

 

ひとくちに「鮎」といっても、鴨川の鮎もあれば、かつら川のあゆもある。

同じ桂川の鮎でも、「若鮎」と言うところもある。

また、店によってそれぞれ個性があり、ここの鮎は、求肥の他に白餡が入っている。

求肥の上に、うっすらと。

 

やわらかめの、しっとり、控えめな焼き加減の皮。

その焼き加減が、種の求肥と白餡によくマッチしている。

また、種は、求肥と言うより、求肥のような食感の白餡を食べているような。

姿は素朴。「鮎」をあらわすのに、これ以上省略できない、これ以上単純化できない、きりぎりの焼き印。

この素朴な姿もとてもいい。

 

鶴屋吉信さんの菓子の意匠は、ミーハーな少女趣味チックなものから、通向きのシブイなかにも花があるものまで、とても幅広い。

 


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2017_05
28
(Sun)00:17

5/26に、玄関前のピンクシャラが咲いているのに気がついた。

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4輪ほど咲いていた。

 

蕾。

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もうすこし、幹が立派になると、見栄えがよくなる。

あと、4~5年くらい。

 

5/27には、ざっと10数輪。

 

チシャは5/25の雨でたくさん散ってしまった。 

翌、5/26。

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雨前の5/24。

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シャインマスカットも開花しはじめた。

5/24

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ヤマボウシは満開。

5/24

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シラン

5/24

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皐月

5/27

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そして・・・

シャッキー

5/27

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2017_05
22
(Mon)22:08

先週の半ばころから咲き始めた、チシャノキ。

ここ数日の夏のような陽気で、さらに。

 

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鈴なりの花。

今年は、去年に比べて、花つきがとてもいい。

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白い、こんな花。

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庭には、ほんのり甘い香り。

ちょっとぽってりとした感じの、甘い香り。

いまも、窓を開けたままで、部屋の中まで香ってくる。

 

その香りに誘われて、昼間は、・・・

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花バチも。

後ろ足にたっぷり、花粉玉。

 

これよりももうすこし小型の腹の縞がかなりはっきり見えるのが、この黒い花バチにアタックしていた。

蜜や花粉をめぐっての争いか、あるいは・・・見当違いの求婚、か(笑

(見当違いの求婚説を唱えているのは、奥さん)

 

でも、今のところ、たしかめようがない・・・。

 

今の季節、こんなふうに蜜や花粉を求めて蜂などが来ているけど、実を結ぶと、今度はヤマガラ。

毒のある果皮と種の皮を脚とくちばしを使って上手に向いて、種子を食べる。

シジュウカラも器用だけど、ヤマガラには及ばないらしく、ヤマガラの独占状態。

しかも、かなの好物のよう。

今年の花が全部実を結んでも、一羽か二羽で、二日も持たないかも。

ほんとに、あの小さな体で、とビックリするくらいたくさん食べる。

いちまといい勝負?(笑


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2017_05
19
(Fri)20:24

今年の3月の末頃買った、3代川邊庄造の糸目筒釜。

最近、結構、釜肌がよくなってきた。

 

最近の釜肌(うしろの方)。

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来たとき。

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写っているところがちがうけど、口辺部のあたりの肌の違い。

来たときは、つるつる、つやつや。

 

これは4月の終わりころ。

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来たばかりの時よりは、艶がなくなっている。

このころは、ちょっと退屈な感じだった。

 

最近の釜肌(正面付近)

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漆の化粧でつるつる、つやつやだったのが、錆が出て、ほろほろとした感じになってきている。

いい感じ。

控えめなあらしやこまかい瑕のようにつくってあるへこみなどが、それらしく自然になってきた。

4月の画像では、いかにも細かい瑕を作りました、という感じ。

糸目も、凹と凸の部分の質感の違いがはっきりと。

 

4月ころの肌の時は、点前をしててもつまらなかった。

柄杓で湯を汲むとき、見どころがないなぁ・・・と。

これは、もしかして、ババひいたかなぁ・・・とか(笑

 

けど、最近は、なかなか。

湯を汲むときにもちろん目に入るし、そうでないときに見ていても、飽きなくなってきた。 

 

使っているうちに自然に、ぼくの使い方におうじた釜肌になっていくので、これからも楽しみ^^

 

ちなみに、こんな使い方。

釜をかける前に、釜全体に水をかけて濡らす。

そのまま、電熱コンロに載せて、水を入れ、沸かす。

終わったら、釜の湯をかけて釜を冷まし、そのまままた火を消したコンロの上にのせて自然乾燥。

煮る前も、使い終わったあとも、布で拭いたりしない。

水は水道水。

ただ、琵琶湖の水で、phは、いわゆる京都の地下水にかぎりなく近い。

 

うちに来た釜は、結構、ハードなので(笑

年に一回とか、二回とか、そんなもんじゃないし、週一回とか、そんなもんでもないし。

だから、変化が目に見えてわかる。 

たしかに、ふるい釜で、底に不安があるような釜は別として、釜なんて使い倒すくらいでないと良さがでない・・・^^

 

古い釜はともかく、新しい釜だと、中古とはいっても充分使われていない。

こういうお茶の釜は、何十万も出して買って、つかうのはせいぜい数回。

中にちょっと錆が出ているくらい。

ほんとに、もったいない。

 

この釜も、中にほんのちょっと錆が出ていた程度。

しかも、さび止めの漆どころか、炭酸カルシウムもしっかりで、最初の何回かは、炭酸カルシウム味だった。

最初の持ち主は、こんなふうに釜肌が変わる、なんてことを知らずに、体験せずに、この釜と縁がなくなったともいえる。

 

鉄なんて、長く変わらないとか思われがちだけど、その鉄が、錆びて朽ちていく、そこに釜の風情があるわけで^^

錆びていくからこそ、いいわけで。

こき使うと、その変化がかなり目の当たりにできて、さらに愛着も湧く。 


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2017_05
16
(Tue)22:43

5/13、久しぶりに京都。

衣類など買って、お菓子も。

帰って、お茶。

また、翌日も、鮎でお茶。

 

軸は、谷文晁の山水。

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ぼくは結構気に入っていて、これで菓子が鮎、というのは、なかなかおつかなぁと思うんだが。。。

(奥さんは、イマイチだとか。いちまは・・・まあ、菓子が食べられるなら、なんでもいいと・・・)

 

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5/13の鮎

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大極殿さんの若鮎。

桂川の鮎。

ただ、これは、ちょっと、やけすぎ・・・かな^^

 

5/14

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亀屋良長さんの鮎。

ライ麦入り。

 

どっちもお気に入り。

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2017_05
16
(Tue)22:03

ぶとう

Category:

5/14に、葡萄を誘引。

いま、こんな感じ。

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なかなか、思うようにはいかない。

西側のパーゴラの甲州はぜんぜんなので、東側のシャインマスカットを延長しようかな・・・とか。

 

蕾のつきは、なぜか、西側の方がいい。

 

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去年よりもかなりたくさんついている。

いくつ、食べられるようになるかな^^

 

芝の上に落ちる陰が、また、なかなか涼しげ。

P5141384 (448x336)

 

シェードも出したけど、しばらくは、このままで。

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2017_05
03
(Wed)20:54

例外のない規則はない。

と、ある決まりに反するようななにか不都合なことがあると、そんなことを言って人はお茶を濁そうとするわけだが・・・。

 

だんなんの釜気にも、いよいよ、例外が・・・。

 

釜を買うとき、一応、自分なりのルールというものがある。

 

 1 同じ釜師の釜を買わない。

 2 同じ名前の釜を買わない。

 

いままで、ずっと、このルールに従って釜を買ってきた。

さもないと、際限なく、釜を買ってしまうことになりかねない。

 

今回の釜は、このふたつのルールのどちらにも、例外となる。

 

あまりにも、気に入ってしまった。

れいの、3代川邊庄造さんの糸目筒釜。

 

なにが、そんなに、、、

 

いちばん気に入ったことは、「抜けている」こと。

「力が抜けている」「間が抜けている」・・・というか。

(「間が抜けている」というのはちょっと失礼な評だけど)

 

昔、中国に、紀昌という弓の名手がいた。

どのくらい名手かというと、たとえば、数間も離れたところにいるハエの目玉を射抜けるくらい。

その紀昌が、どこへやら姿を消して、ふたたび戻ってきた。

ある人がますます腕を上げたらしい紀昌に、弓矢を渡し、その腕を披露してもらおうとすると、紀昌、手渡された弓矢を見て、

「はて、これはなんだったけかな?」と。

かくして、紀昌は紛れもない弓の名人になった、と。

 

川邊さんの釜には、この紀昌の話しにつうじる「抜け感」がある^^

(他にもいろいろ、魅力はある)

そして、今回手に入れた釜は糸目釜より、もっと。 

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平丸釜。

平丸釜、といえば、北野宗三郎のをすでに持っている。

それとはまったく趣もちがう。

 

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姿なりもちがう。

ある意味、力の抜けた、何でもない釜。

こういう釜を探していた。

とくに、10月の軸、風早中納言の桐の図とあわせたくて。

 

釜という道具は、とくに腕の立つ釜師の釜は、なんか、みんな、結構、気合いというか、リキというか、格式というか、なんかそういうものがどこかに入っている。

中途半端な釜師のものは、ただの写しものという感じで、なんにもない。何にもないというか、気合いやリキや格式をうわべだけ真似た、うつろなもの。

 

川邊さんの釜というのは、そういう釜ではない。

そのどちらの釜でもない釜。

(うちの釜で言えば、ハケメとは対極)

姿なりだけではなく、糸目の場合、鳴りも含めて。

この平丸はまだ試し焚きもしていないので、鳴りについては何ともいえないけど。

 

ハケメをはじめ、他の釜もとてもいいのだけど、なんか、どっか、距たりを感じたり、というのがあるが、糸目釜にはその距たり感がない。

 

でも、この平丸。

平丸とはいっても、阿弥陀堂を上下からぎっゅと潰したような姿なりでもある。

 

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鐶付は、鬼面。

結構、緻密にしっかり作り込んであるし、鼻がつきだしているのは、龍といえば龍なのかも。

 

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蓋も面白い。

盛り蓋で、赤から黒へとぼかしのようになっている。

また、鏡面のようにつるぴか

(みずから発光しないので、幽霊やオヤジの禿頭とはちがう)

 

楽しみなのが、釜肌。

 

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羽落ちから上は、蜜柑肌っぽい。

この皺も、よくよくみるととても個性的で、抜けている。

ただ、とてもスが多い。

スのでているところも、なにか計算してつくられているような塩梅。

まだ、あまり使われていないので、化粧が落ちていない。

化粧が落ちたらどんな肌合いになるか。

とてもたのしみ。

 

見る限り、今のぼくの好みにしっくり、ぴったり。

地紋とか無くていいし、姿なりも奇抜なものはいらない。

気合いもリキも格式も、気取りもなく、すっとしていて。

奇抜ではないとは言っても、個性的で。

個性的だけど、一見、なんでもないような。

 

ひそかに、3代川邊庄造って、名人やで、って。

ただ、いままでの釜の流れとは、ちょっとちがう、ちょっと外れている。

異端と言えば異端。でも異端の気負いや気取りはない。

抜けてる。

抜けてるところが、異端で、名人。

 

あとは、鳴りがどうか・・・。

 

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2017_05
03
(Wed)20:07

どうしてなのか原因はわからないが、紅花紅葉マンサクの生け垣のいちばん南の一株が枯れてしまった。

日陰で、育ちがいちばん悪かった一株。

生け垣いがいのところにべつの落葉樹を植える、などいろいろ考えてみたがどうもよくないので、結局、素直に生け垣を修復することにした。

ただ、枯れた一株のところと、もう1箇所、そよごの後ろの角にも一株。

 

この辺りに穴を掘る・・・

P5031339 (448x336)

 

場所が狭いので、作業は難しそう。ただ、マンサクの根鉢はそんなにおおきくないだろうから、移植ごてくらいでいけるだろう、と思っていたら・・・。

ネットで二株、200センチ前後のマンサクを注文したのはいいが、届いてみると、根鉢が予想以上におおきかった。

20x20くらいと思っていたら、30x40センチ・・・。

株自体が、とても立派な株だったのはいいが、穴、ほれるか?

 

急遽予定を変更して、ヒイラギナンテンも一株移動することに。

 

猫よけのトレリスや生け垣の支柱などをどけて、穴を掘る。

先日つくった溝の蓋がおおいに役立った^^

 

人を呪わば穴ふたつ・・・ 

P5031345 (448x336)

 

ではなくて。。。

約40x40x50の穴。

底に腐葉土を入れ、ほりあげた土と混ぜる。

奥の穴の上側に、ヒイラギナンテンを。そちらの穴は瓢箪のよう。

 

というわけで、マンサクを植えて、水決めして、できあがり。。。

いろいろ苦労したけど、省略。

 

施行前。

P5031343 (448x336)

 

枯れたマンサクを引き抜いたあとの画像で、ぽっかり向こうのブロックの法面が見える。

 

施工後。 

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なんとなく、新しく植えたマンサクが。

 

来年くらいで左右に茂り、200センチの高さまでは、ブロックが見えなくなるかな。

そのあと、1、2年で上に伸びて、生け垣が目隠しとして機能する・・・予定^^

 

それにしても、いままで植えた中で、いちばんややこしい場所だった。

その割には、3時間くらいですんだ。

短時間ですんだが、えらくくたびれた。

ただ、支柱はまだ。

 

枯れた原因がわからないので、また枯れないか、すこし心配。


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