2017_06
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(Tue)22:32

山湖図 で ゆる茶

Category: ゆる茶

狩野美信の山湖図。

P6212115 (384x512)

 

P6212117 (512x384)

 

軸の裏に、「名月」とも「堅田と月」とも。

それぞれ持ち主が題をつけたよう。

それにしても「堅田」とは、また、縁も浅からず、みたいな感じで。

右の方の寺のような建物を、浮き御堂と見たのだろうか。

とすると、正面の山は、近江富士、とも。

ただ、浮き御堂の屋根はこういう屋根ではないし、近江富士も別の山と重なったりしないので、ちょっとちがう(なんせ、ここへ引っ越してくる前、浮き御堂には釣りでよく行ったので)。

でも、なんとなく、その雰囲気があると言えばある。

近江八景では、堅田は落雁。

でも、この軸を堅田と見立てた人は、芭蕉の句を意識していたか。

浮き御堂近くの琵琶湖に面したちょっとした公園(というよりちょっとした芝生の広場)に、芭蕉が堅田で読んだ句碑があった。

(浮き御堂のすぐ北にも、みずうみの中に芭蕉の句碑がある)。

公園の方の句は、

    鎖(じょう)明けて月さしいれよ浮御堂 

 

みずうみの方の句は・・・よくわからない。なんせ、読めないので。

(いや、芭蕉じゃないかも・・・^^;)

 

そんなことを思うともなく、 お茶。

P6212126 (448x336)

釜の竹紋が、画にはないが、画の一部のよう。

画には描かれていない竹藪。

亭主の席はその竹藪に囲まれているようで、画のなかに入った心地。

 

まずは、知足で。

P6212124 (384x512)

 

知足は、画の中の月のよう。

月の盃。

画の中からとりだした月の盃。

その月で一服。

なんか不思議な気分。

 

さらに、古唐津で。 

P6212128 (384x512)

 

古唐津ははっとさせる。

胸が高鳴る。

画の雰囲気と全く同じ。

画の雰囲気を茶碗にしてとりだしたよう。

感動的。

その画の雰囲気そのもののお茶を、一服。

 

こういう取り合わせもいい。

いままでは、物語のようにして取り合わせていたが、道具の持っている雰囲気だけで取り合わせる。

ここまでしっくりくると、ほんとうに感動的。

物語で取り合わせる、というのは、理屈で取り合わせると言うこと。

これは、理屈ではない。

 

後日、水指しを備前にして。

この時、釜は、糸目筒に。

P6222156 (384x512)

 

P6222162 (384x512)

 

釜、時候的に、胴締めでも糸目でもよさそう。

水指しは、備前。

茶入れは、利休棗。

水指しを井戸手にすると表装と被るので、備前がいい。

  

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