2017_07
11
(Tue)00:30

幻の蛇 シロマダラ

Category: 未分類

先週の、水曜日だったか、木曜日だったか。

深夜、すでに12時近い頃、ひとりでちょっと出かける用事があって、いつもの99段階段を下りていった。

すると、なんか、長い、ほそいものが、のったりと横たわっている・・・。

懐中電灯で照らしてみると、どうやら、蛇らしい。

頭をしたにして、階段の左端の方に尻尾、階段の2,3段に跨がって、のったりとのびているかんじ。

体は白くて、黒い楕円のような模様がならんでいる。

頭から尻尾まで40~50センチくらいかな。

 

ちょっとビックリして、まず、頭を懐中電灯で照らしてよくよく観察。

毒蛇だったらヤバイ。

でも、頭の形から、どうやら毒蛇ではなさそうだ。

(このへんで毒蛇と言えば、マムシかヤマカガシくらい)

ただ、今までこんな模様の蛇、見たことがない。

マムシ、ヤマカガシ、シマヘビ、アオダイショウ、カラスヘビ・・・くらいしか知らないけど、そのどれともちがう。

 

死んでいるのか?

と思って、二三段離れたところで、階段を踏んで音を立ててみたが、ぴくりともしない。

死んでいる・・・。

にしては、なんだか、そう、生きている蛇独特のあの感じで、いようにぬめぬめつやつやしている。

ちょっと気持ち悪いので避けて通った。

 

帰り。

奥さんにこの蛇の死体のことを話して、「階段に蛇の屍体があるから気をつけた方がいい、そっちを歩かない方がいい」なんて言ったり。

たぶん、屍体にしてはいようにぬめぬめ、つやつやしていたので、どここかで屍体じゃないと思っていたのかも知れない。

そして、階段をのぼっていくと・・・どこまで行っても屍体がない。

階段をのぼりきっても結局屍体はなかった。

ものの数分もたってないのに・・・。

 

まあ、人間の遺体が無くなったのなら一大事かも知れないが、蛇の屍体くらい・・・。

と、思いつつ、ネットで検索してみた。

 

どうやら、シロマダラ という蛇らしい。

夜行性で、トカゲやヤモリなどを食べているとか。

「幻の蛇」などとも言われているのだそうだ。なかなか人目につかない蛇らしい。たしかに、五十何年生きていてはじめて見たのだから。

 

でも、面白いのは、死んだマネをするらしい、ということ。

以前、テレビで、死んだマネをする蛇というのを見たことがあるが、それは、腹を上にしてぐにゅぐにゅとなっていた。

で、背中を上にすると、また、ひっくり返る・・・。

(名前は忘れた。蛇だったと思うけど・・・。それにしても、表がえすと裏返るのが死んだマネをしていることになるかどうか・・・)

 

そのひっくり返る蛇にくらべると、シロマダラの死んだふりはどうに入っていた。

のってり、のびている感じで。

くちなは、と蛇の古語を思い出したが、朽ちた縄かのびたゴムのようでもあった。

もっとも、蛇の屍体なんて、たいてい、道路で車に轢かれているようなのとか、そんなのしか見たことないので、こんなふうなのびた屍体がほんとにあるのかどうか。

いかにも、のたれ死ました、行き倒れました、って感じ。

ただ、行き倒れたり、のたれ死にした割には、肌つやがいようにいきいき、ぬめぬめ、つやつや。

 

模様も生きている物の画像とはすこし違っている感じがした。

黒い楕円に見えた。

頭と尻尾の方に長い楕円。

それが、首の辺りから尻尾の方へ、規則正しくならんでいた。

ま、こんな感じ。

P7102387 (448x336)

 

ネットの画像で見ると、黒のまだらはこんな形をしていない。

筋肉まで弛緩しきった迫真の演技?

 

ネットの書き込みに、「200個体くらい見たけど、擬死の状態を見たことがない」みたいな書き込みもあった。

それからすると、幻の蛇の幻の姿だったということだろうか。

 

行きに写真を撮ろうかとも思ったが、屍体だから、帰りにもあるに決まってるから、と撮らなかった。

どこかでは、屍体にしてはへんだなぁ(肌のつやとか)、と思いつつも。

まんまと一杯食わされた、というわけだ。 

 

それにしても、あの姿を思い出すと、ちょっと吹きそうになる。

よっぽど、シロマダラくんもびびったんやろうな、と。

いくら擬死がうまいといっても、やっぱり、三十六計逃げるにしかず。

なのに、死にマネするしかないほど、せっぱ詰まってたんだろうから。

シロマダラくんにしても、一か八かの大ばくち、やったんやろうな。


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