2017_07
31
(Mon)22:52

灰釉飾壷水指

Category: ゆる茶

7/8に、京都高島屋で開催されていた猪飼さんの個展に行ってきた。

今回の猪飼さんの作品は、非常に素晴らしかった。

会場では、「古典的造形のなかに息づく現代」などと、あまりうまく言葉にまとまらなかったが、そんな印象を受けた。

(いつものとおり、猪飼さんとはいろいろ話した)

で、ちょうど水指しが欲しかったので、これなんかいいんじゃないかというので買ってみたが、それが、7/28に届いた。

P7292689 (512x384)

 

灰釉の飾壷。

径が約19センチ。

 

P7292685 (512x384)

 

蓋付きだが、蓋をとっても見事。

僕的には、蓋を取った方が好き。

 

何ともすっきりとした、迷いのない姿なり。

しかも、実際の大きさよりもおおきく見える。

堂々としていて、風格もある。

 

いろいろ奥さんとも話しているが、だいたい、思うところは同じようだ。

れいの竹泉さんの御本手の「知足」にならぶな、と。

あの茶碗は、ぼくにとっては、「茶碗とはなんぞや」という問のひとつの答え。ひとつのというのは、他にもいろいろ答えはあるだろうが、唯一無二の答えのひとつ、という意味。

この壷は、同様に、「壷とはなんぞや」という答えのひとつ。

 

猪飼さんは、あの「知足」を持っていって見せたとき、「○○さん、今からこんな茶碗がいいなんていってたら、これから、どうするんですか?」みたいなことを冗談のようにも言っていた。

この言葉を、そっくりそのまま、この壷を作った猪飼さんにさし上げたい(笑

「猪飼さん、今でこんな壷作ったら、次はどんな壷作るんですか?」

この壷と、猪飼さんが今回の個展で示してくれた到達点について、ほんとうはもっといろいろ言いたいのだが、それは、奥さんとだけの秘密にしておこう^^

褒める言葉しかないし、あまり褒めすぎというのも・・・。

 

ただ、陶芸をしている若い人のなかには、この壷の良さ(「すごさ」とは言わなかった。でも、実際は「すごさ」だろう。猪飼さんは自分の作品なので控えめに言っていたのだ)がわからない人もいる、と猪飼さんは言っていたが、「そういう人は陶芸をやめたほうがいいんやないか」とぼく(笑

「さもなければ、わかるまで、いろいろ見て勉強すべきや」

 

さて、普段は床に飾っておいて、お茶の時には水指しに。

 

P7292699 (384x512)

 

はじめは、蓋ごとと思ったが、おいてみるとどうも水指らしくない。

ので、たまたま、唐津の水差しの蓋がピッタリだったので、その蓋を使うことにした。

水指 のこの塗り蓋は、合図やサインみたいなものだ。

「これは水指ですよ」と。

この蓋をつければ、かなりなものまで「水指」らしくなる。

 

P7292707 (512x384)

 

P7292710 (512x384)

 

順光。 

P7292721 (512x384)

 

客から。

P7292714 (384x512)

 

軸は、「夏風」。

 

P7292719 (512x384)

 

P7292720 (448x336)

 

光や見る角度によって、いろいろな表情を見せる。

同じ壷には見えないほど。

こういうのは、好み。であり、陶磁器のひとつの醍醐味かと。

光沢も独特。


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