2017_09
30
(Sat)22:27

菊桐づくし・・・とはいかない、ゆる茶

Category: ゆる茶

このところ、急に冷え込んだし、風邪もひいて、なんかすっきりしない。

ついでにお茶もすっきりしない。

しっくりくる道具がなんかなかった。

9/26のお茶。

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軸 林和靖 で 釜 松喰鶴紋真形釜。

茶碗、白菊。時には、古唐津に。

また、床の水指しを猪飼さんの飾り壷から古唐津に。

その他、見てのとおりだけど、なんか、しっくりこない。

 

今日、軸を、風早中納言の桐の図に。

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今さらながら、ちょっと驚いた。

中廻し、本紙の部分のに巻皺がまったくない。この風早中納言は宗旦の弟子、ということなので、そのままなら江戸初期の頃の軸ということになる。だとすると、表装の仕立てがとてもいい、ということになる。

割と新しい軸でも、平気で巻皺がよっている軸もざら。

それに、古びてはいるが軸の雰囲気も渋くていい。

一文字は金襴で、その金の光方も時代を経た金の渋みがある。

風帯もしなやかでやわらかい。

新しい軸とか、風帯は結構硬いものがおおい。巻皺が寄らないのと関係があるのかな。

(この軸、まだブログに載せてなかった・・・)

 

軸の次は、釜。

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復活菊水釜(笑

ついに使うときがきた^^

ついに、使えるときがきた!

2016年3月に1800円で購入。漏るばかりか、羽落ちのところには窓まで。

2016年4月に修理。したものの、まだ漏れて、結局、2016年にはほとんど使わなかった。

(これらのことはすでにブログに)

で、今年の5月頃、再修理。漏れもなくなり、やっと使える状態に。

 

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窓が開いていたところ。

 

この釜は、底がああいった複雑な修繕がされているので、いろいろな鳴りが。

昨日、ためしに沸かしてみると、まるで暴走族(笑

今日はどうかと思ったら、かなり落ち着いていた。

この釜に限らず、よくあることと言えばよくあること。せっかく眠っていたのに、たたき起こされて、尻を火に炙られて、きっと不機嫌だったのだろう。

今日は、それなりに釜としての本分を思い出したか。

沸かしはじめてそこそこ時間が立って落ち着いてくると、なかなか、落ち着いたいい鳴りに。

 

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今日は光もよく、釜肌がとても美しかった。

 

この釜は、たぶん、江戸中期以降の天猫。

底が入れかえてある。もともとの底ではなくて、流行にあわせて、当時流行りだった織部底に入れかえてある。

入れ替えの仕方は、羽落ちをやすりできれいに削りきるやり方で、この方法は江戸中期以降の方法ということ。

ま、だから、そのあたりの釜かな、と。

ただ、「寒雉」と銘が入っているのが、なんなんだろう、と今でもナゾ(笑

寒雉がつくって入れたにしては、でかすぎる気もする。

 

あの状態から自分で修繕して使えるようにまでしたので、この釜は、ちょっと特別、格別。

こういう釜がほかにも、ほしいかも?

 

軸が桐、釜が菊とくれば、棗はもちろん、これ。

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光がよく、この棗も透明感が深く、美しい。

これも、17世紀後半から18世紀なかごろくらいの棗。

漆の色つやが、新しいものとはまったくちがって、美しく、格がある。

 

菓子は、ありあわせ。

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お団の亀屋清永さんの、栗くり。桃山製。

いちおう栗餡だけど、むしろ、栗を隠し味にした白餡の桃山、って感じ。

もうすこし、栗の風味があるといいのに。

あとは、宮津のお土産、白藤屋さんの松葉。

 

茶碗は、白菊。

古い物ばかりでもなんなので、猪飼さんの灰釉茶碗で。

 

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この茶本を白菊というのは、以前、住んでいた家のお茶の部屋の畳のうえに置いたとき、畳の色と見分けがつかなかった?(笑

ので、それを見た奥さんが、

 

  こころあてにおらばやおらん 初霜のおきまどはせる白菊の花

 

と、例の凡河内躬恒の歌を連想し、それで、「白菊」と。

秋の光で見ると、こんなふうにちょっとくすんだ、侘びた感じになるが、春の光だと若草のように見える。

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小ぶりな茶碗。

で、高台まわりが、チャーミング^^

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釉薬がビードロになって留まっている。

土は、ビスケットかなにかのよう。

ビードロをよくよく見ると、釉薬が結晶している。

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花火か菊花のよう。

 

実は、釉薬全体がこんな風な結晶のかたまり。ただ、折りかさなっていてきれいに菊花にでているところはすくない。

底も、菊花になっている(けど、とても細かい)。

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と、こんな感じで、ようやく、なんか、しっくり、落ち着いた。

二服目のお茶は、この茶器で。

 

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宗哲の、溜薬器。

うちの紅葉はまだ色づいてないけど、ちょっと、先取り・・・。

 

ゆる茶が終わり、こっちも、一服。

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はい、ご苦労さん^^

 

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