2017_10
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(Fri)21:09

秋山路 で、ゆる茶

Category: ゆる茶

台風が来る前に、軸を掛け替え。

いったん、風早中納言の桐の軸にしたが、鶴首との相性がイマイチ。

風早中納言の軸は、萬字釜、菊桐棗、独楽棗、茶碗は白菊などがよかった。

風早中納言はやめて、予定していた軸に。 

 

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秋山路という軸。

ま、本物ではないと思うので、画家名はナイショ(笑

 

タイトルどおり、秋の山路を描いた南画。

面白いのは、秋の山路だというのに紅葉らしい紅葉がほとんど描かれていない。

そのくせ、岩肌や衣類、家などが渋い紅葉の色をつけてあり、絵全体に紅葉した秋の雰囲気。

それが面白いので、手に入れた。

ただ、手に入れたのは雲龍釜といっしょで、春だった。届いて見てみたときは、なんとも、これは、やっちゃったかなぁ・・・と。でも、まあ、秋になればそれなりによくなるかも、とちょっと期待していた。

掛け軸というのは、画はもちろん、表装に至るまで、けっこう、というか、かなり季節を重んじているようで、季節外れのものはどんなにいい絵でもよいように見えない。不思議といえば不思議、面白いといえば面白い。

で、この秋山路。

先日、10月はじめ頃に一度だしてみたが、そのときもイマイチ。これはますますヤバイとおもいつつ、今日だしてみると、これはこれで悪くない。

前見たときはガチャガチャしすぎだった表装が、落ち着いていて、画が引き立っている。

すくなくとも、春やこの前のように画を殺していない。また、むさ苦しくない。

 

それに、すっきりしている鶴首には、このくらいの軸がいい感じ。

 

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濡れた釜も、紅葉したみたいに赤いのもいい(画像は昨日の)。

かわくと茶色くなってしまうが。

釜のカタチは、富士釜ほどはないにしろ、山といえば山。蓋も赤いので、釜と蓋で紅葉した山と見立てる。

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 白露も時雨もいたくもる山は 下葉のこらず色づきにけり 

 

と、ここで、『古今』の貫之の歌。

釜は、まだ、下葉こらず色づいていない守山^^

いや、釜なので、「漏る山」というのはいいような、わるいような銘だが、なんか、漏る山というのが気に入ってしまっていて。

笠取山とか、小倉山とか、龍田山とか、あと、まあ、吉野とか、紅葉の名所の山はいろいろあるけど、なんか、この貫之の歌もよくて。

 

ついでにいえば、水指しも、見る角度によっていろいろに見える。

「東光」という銘が碌々斎さんによってつけられているが、曙の赤を見たのだろう。

でも、今回は、紅葉ということで。

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茶碗と薄茶器はこれ。 

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茶碗は、猪飼さんの黄瀬戸。

薄茶器は、正玄さんの竹大吹雪。

替え茶器は、宗哲さんの溜薬器。

 

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これも、秋の色。

しかも、竹という素材と、すっきりしているところが、鶴首と相性がいい。

 

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黄瀬戸も秋の色。

もともと、今ごろ使っていた。

白菊にしろ、このあたりの道具と取り合わせても引けをとらないところも、いい。 

 

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菓子は、若菜屋さんの栗納豆。

(食べてから、写真を撮り忘れたことに気づいて・・・。なので、食べかけ^^)

ほかに、ときわ木(かぎ屋政秋)。

オーツ麦ビスケット(どこかの輸入品)。

 

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庭はまだこんな感じで、どうだんがすこし色づきはじめただけだけど。

(なつはぜと小さい紅葉は夏の間も色づいていた)

ゆる茶は、秋山路ということで^^

 

それにしても、ほっとした。

10月前半、ちょっと、力みすぎたせいか(笑

このくらいのテーマで、さらっと取り合わせるのが、気も楽で楽しい。

 

でも、まあ、風早中納言には、萬字釜、などなど、取り合わせがなんとなく決まってきたので、それはそれでよかったけど。

 

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替え茶碗、念のため、白菊をだしておいてみた

が、黄瀬戸がよかった。

 

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