2017_11
28
(Tue)22:16

撫肩釜 と 釜鐶

なにより肌がいいなぁ、と。

この姿なりにこの肌がとても良い。

そとて、6代佐々木釜彦作のようなので。。。

 

箱のうえに紙が。

「撫肩釜 かま彦」とある。

PB284670 (448x336)

 

紙を除ける。

 

PB284671 (448x336)

「撫肩釜  御釜師 彦兵衛 印」

印は、「宗彦」。

いろいろ名前をお持ちの釜彦さん。

「釜彦」という名前は、先祖さんが皇室の方に釜を献上したとき、下賜されたとか。

 

ちょっと、箱の裏を見てみたら・・・

PB284672 (448x336)

ここにも印が(結構、しつこい・・・?)^^

「御釜師 彦兵衛」

 

撫肩釜  

PB284709 (512x384)

 

いたって、すっきりと^^

シブク・・・^^

蓋のツマミが松笠。鐶付も、松笠。

 

PB284682 (448x336)

 

さっくりと。

このさっくりがいい感じ。

 

PB284681 (512x384)

 

肌は・・・岩肌?なのかな?

ほとんどごつごつとはしていない上品な、岩肌。

この肌が、ネットの画像で見たとき、すごく気に入った。

全体の姿なりに、マッチしたすてきな肌。

松笠の鐶付も、この肌に釣り合っていてほどよい。

 

そして、蓋。

画像で見たときも、これはかなりな蓋みたいだなあ、と思ったが、実物を見て相当だなあ、と。

ここまで凝った蓋を、今まで見たことがないくらい。

 

PB284699 (512x384)

 

この模様、が。

こういう模様(というのかな。なんていうのだろう)を、蓋につけることはよくあるけど、この蓋はそれがかなりなもの。

PB284657 (512x384)

 

PB284694 (512x384)

 

PB284695 (512x384)

 

古びて剥がれ落ちた感じに仕立ててあるのは、寒雉のハケメの蓋もそうだし、佐兵衛浄元の鶴首のふたもそう。

また、こういう模様もついてはいるが、こんなふうに、薄墨を流したようではない。

ここまで凝った美しい蓋は、うちの釜では初めて。

 

その蓋に対して、本体は、いたってシンプル。

全体の姿なりと、ふさわしい鐶付、そして肌だけ。 

PB284700 (512x384)

 

だけど、この凝った蓋をかぶせても、まったく違和感がない。

どころか、すっきりといい感じ。 

PB284701 (512x384)

 

しみじみと、いいなぁ^^

 

「彦べい?」なのか、銘入り。

とりあえず、「彦」は確認できる^^

共箱の「彦」とおなじ。 

PB284708 (448x336)

 

鳴り金は、とてもおおきい。 

PB284697 (448x336)

 

ためしに使ってみた。 

PB284642 (512x384)

 

PB284652 (512x384)

 

PB284653 (512x384)

 

客の席から見た雰囲気がとても良い。

ふっくらとした姿なりと上品に荒れている肌、松笠の摘みと鐶付、などが醸し出す雰囲気が、新年の雰囲気。

なので、1月から。あるいは、年越し茶から、本格的に使おうかなぁ、と。

 

そんなにテンションが上がるわけでもないが、ほんとに、しみじみいいなぁ・・・。

鶴首もそうだけど、釜って、結局、姿なり(フォルム)と肌かな、とか。

姿なりとそれにふさわしい肌。

この撫肩釜は、蓋も。

もちろん、姿なりには、鐶付もある。

位置とその形。松笠というのが、いかにもいい。鬼面とかだと、強くなりすぎるし、いまいち。

あの鶴首は、あの位置に、あの鬼面だからいい。

 

それはそうと、このおおきな鳴り金のせいか、鳴りはものすごかった。

湯を掬うとき、鳴りに柄杓が触れると、ブルブルと鳴りが震えているのがつたわってきた。

こういう激しいなりの釜は初めて。

いろいろな音もした。

動画に撮ってみたが、うまく音がとれていないようだ。

「雷声釜」というのがあって、その名の通り雷鳴のような鳴りだそうだが、どうなのだろう、これもいい勝負かも?

まあ、雷鳴ほどではないとしても、ほんとに、かなり、かしがましく、音もおおきい。

 

PB284723 (448x336)

釜鐶が付属していたが、釜鐶もとても気に入った。

鉄味が、とても良い感じ。

 

PB284730 (512x384)

 

うちの釜鐶。

PB284721 (512x384)

 

左上  3代川邊庄造の糸目釜の釜鐶

右上  真鍮の釜鐶。水屋用。

左下  撫肩釜の釜鐶

右下  佐兵衛浄元の鶴首の釜鐶。細い釜鐶なので、はじめはビックリした。でも、あの鶴首にはこんな細い釜鐶が似合う。

 

ぼくが常用しているのは、真鍮の釜鐶。すこしでも、釜に傷がつかないようにとおもって。どうせ、うちで独りで、あるいは奥さんと飲むだけだから、釜鐶なんでなんでもいいか、と。

でも、今回の釜鐶は、とても気に入った。質感、重み、などなど。

 

PB284726 (512x384)

 

PB284725 (448x336)

これは、鶴首の釜鐶。

これも好きだけど、撫肩釜のはもっと。 

 


関連記事
スポンサーサイト