2018_02
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(Sat)19:44

春の予感のゆる茶

Category: ゆる茶
2月に入って、釜を、撫肩釜から、平丸釜に替えた。
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替えたのはいいが、ただ、軸が、紅梅の軸ではしっくりこない。
なにかないかな・・・と、鶴と梅と、仙人っぽい 林和靖の軸にしてみた。
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釜の地紋が、千鳥(かもめ?) に青海波なので、海 → 蓬莱山 という連想で。
けど、 林和靖さんはそういう雰囲気でもないので、これもしっくりこない。
で、また、なにかないかな・・・と二三日考えていて、これは! とひらめいた。
 
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鯉仙人^^
画の雰囲気、躍動感がなくとなくしっくり。
しかも、この鯉とは、じつは龍。「山海経」にこの鯉仙人のエピソードがあって、この鯉は大河の神様である龍。
(「登龍門」「鯉の滝登り」という言葉もある。瀧を登った鯉は龍なる。そういえば、「瀧」という字も三水に龍だが)
また、四神獣という考え方があって、方位と季節に四匹の神獣が当てられている。
冬は北で、玄武という亀のような神獣。
夏は南で、朱雀。
秋は西で、白虎。
そして、春は東で、青龍。
つまり、この鯉は龍になる前(春になる前)の季節ととることもできる。
と考えると、この鯉仙人図に、そもそもそんな寓意が込められているような、そんな気もしてくる。
画の雰囲気とこの寓意で、鯉仙人図は2月の軸に^^
今までいつ使おうかと、じつは困っていた・・・。
2月の釜である平丸の地紋ともしっくりくる。
 
青海波と鴎(だか、千鳥)にも、厳し冬の荒波をこえて春へ向かう、という意味合いがある。
(試練に耐えて頑張ろう、頑張った、みたいな)
そういう意味で、軸も釜も、春を予感させる^^
春を呼ぶ^^
 
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こうなってくると、薄茶器もちょっとかえてみたくなる。
もちろん、金溜槍梅でもいいが、もうちょっと春めかせて・・・
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乾龍グラス薄茶器。
この薄茶器の模様には梅の木と鳥が。
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槍梅でもいいが、枝に鳥がとまっていて、まるでさえずりが聞こえてきそう。
ただ、さすがに、この「最強寒波」到来のいまだと、ちょっと、ぶるぶるっと・・・。
なので、やっぱり、しばらくは槍梅か。
 
茶碗は、赤茶碗。
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この柄を、蓬莱山、あるいは、常春の島と見立てる。
釜の地紋が青海波なので。
 
替え茶碗は、志野。
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飲み終えたあとのほんのり見込みが緑っぽくなるのを 「雪間の春」と。
 
菓子は、ありあわせの雲龍と常和。
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常和は水仙が押されていてちょうどいい。
 
庭にはまだ雪が残っている。 
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