2018_05
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(Thu)21:57

?富士釜  藤兵衛作

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なんだか、暑い季節が長くなりそう。
かつ、例の亀甲地紋棗釜は返品したので、なにかないかなぁ、と。
それで、まあ・・・。
 
箱は、○富士釜、とある。
この○が、よく読めない。「連」か「達」か「違」か・・・。それともほかの字か、よくわからないが、とにかく、富士釜には変わりない。
浪速の釜師、大国藤兵衛作。
ただ、何代かわからない。箱の字から、6代と3代ではなさそうだし、4,5代でもなさそう。
たぶん、2代かなぁ、と。
初代は、名人とうたわれた。初代、2代の頃、「京の大西、浪速の大国」と言われたほど。
また、ヤフオクで超人気、人間国宝角谷一圭もここで学んでいる。
 
届いてみると、なんか、八景釜に似ている。雰囲気と、鉄の青いところが。ただ、富士釜の方が青は黒っぽい。また、はじくと音がとても澄んでいて綺麗。よい鉄の証拠^^ というか、たぶん、和銑かな。。。
 
P5317694.jpg
 
何代作かはわからないが、腕はなかなかだと思ったのは、この毛切り。
ぴしっと決まっている。
このかたちだったら、毛切りが綺麗に決まらないと、よくなくなる。
出品中の画像は色はひどかったが、毛切りがピシッと決まっていることは確認できた。
あと、藤兵衛の釜が前から欲しかったので。
 
とりあえず、一回試し焚きをして、水漏れがないことを確認。
湯もほとんどさびや濁りはなく、臭いもなかった。
 
ちょっと使ってみた。
P5317697.jpg
なんか、めちゃくちゃカッケー(笑
箱から出して、並べておいてみたときは、なんか、冴えん釜、これはやっちまったかなぁ、と正直どんよりした気分に。
しかも、雰囲気が八景に似てるのも、なんだか・・・。
 
ところが、コンロにのせてみると、ええっ! めちゃくちゃ、カッケー(笑
 
かっこいいって・・・そう、いままで、茶道具に、かっこいい、なんて感じたことなかった。し、まさか、そんな言葉が結びつく茶道具があるとも思ってみたこともなかった。し、そういう言葉は茶道具とは無縁なもの、とどこかで思い込んでいたいたようでもある。
そうただよな、わびだのさびだの、優美だの、品があるだの、堂々としてるだの……そういう美意識とはまた違った美意識の茶道具があってもいいわけだし。
 
P5317700.jpg  
 
空気がぴりぴりくる。
口から肩へとすこしふくらんで裾までいっきにくだり、その行き着くところにあるぴしっと決まった毛切り。そして、そのけきりからまたふっくらとつづく底。
この刃のようなエッヂがぴりぴりと部屋の空気をひきしめる。
その姿が、カッケー^^
 
奧さんは出品の画像を見て、なんて言ったか。
「オバQみたい、って」
ま、実物見てなんというか、たのしみ^^
 
富士釜、というと、羽根つきだったり、尾たれのようだったり、こんなふうに甲と底が毛切りでぴしっと決まってるのは、わりと珍しいと言えば珍しい。
何でもないようで、この甲と底の毛切りをピシッと決めるのは、なかなか難しいのでは。
たしかに、毛切りはすこしずれている方が味や表情が出て面白い場合もある。けど、このフォルムでそれは、もっさい。かっこわりぃ。
 
P5317704.jpg
 
蓋の摘まみも感触がいい。
鳴りも高めですんでいる。
大きさの割に軽く、鉄も硬い感じ。
 
P5317708.jpg
 
今日はこんなところかな。。。
 
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