2018_06
07
(Thu)00:52

猪飼祐一陶展  阪急うめだ本店

 
 
DMの花入れがなかなか面白いこともあって、初日の今日、いってきた。
この花入れ、織部釉が深くて美しい。
かつ、灰釉と織部釉のコンビというのも面白いし、このコンビはなんか珍しい。
そのうえ、この姿。
織部好みの伊賀の耳付きの花入れを彷彿とさせる。
 
姿のイメージは、俑(よう)の女性像だとのこと。
会場には男性像からのものもあった。
 
灰釉と織部釉がひとつの陶器の器にというのは、ふつうならできないもの。
灰釉が酸化焼成で織部釉が還元焼成だから。
さらに黄瀬戸もくわわっている。
黄瀬戸は織部とおなじ。
なので、相反する焼成法の釉薬がひとつの器に同居している、ということ。
ま、とにかく、こんな花入れが床にあったら、かなり面白い。
 
他にもいろいろ猪飼さんと話して、2時間半も過ごしてしまっていた。
 
小皿を二枚買った。 
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奧さん、この皿が気に入って、ぼくもこれはなかなか綺麗だと思った。
けど、おなじ皿を二枚というのもなんなので、もう一つ別のを。
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どちらも渋くて華やか、品があり、洗練されている。
帰ってきて、お茶。そのとき早速使ってみた。
菓子は、亀屋良長さんとこの上生。
 
蛍の夜  琥珀製
種は黒糖入り黒こしあんと白こしあん。
白こしあんを黄色く染めて、蛍の光に見立ててある。
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紫陽花  きんとん製
種は黒こしあん。
そぼろは山芋入り。
山芋がフルーティで爽やか。
琥珀粒が雨粒に見立ててある。
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蛍の夜は、僕の方の皿が、菓子も皿も映える。
紫陽花は、奧さんのほう。
 
奧さんの方の皿は渦巻きがあり、灰釉が中心へ行くほど濃くなっていて、泉のよう。
きんとんが泉に浮いている感じになる。
 
僕の方は、灰釉がもや~としている霧雨のよう。
蛍がその霧雨の中をゆらゆらととんでいる感じに。
 
どちらも、この一皿でひとつの世界ができあがる。
面白い皿。
ほかの菓子とはどうだろう。
渦巻きの方は、きんとんがよさそう。

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