2018_08
10
(Fri)00:29

彎刀作釜で

Category: ゆる茶
こないだ届いた「彎刀作釜」。
この肌にこの姿なりがあまりにもしっくり決まっている。
かつ、鋼から作ってあるせいか、色合いが、黒っぽかったり赤っぽかったりする和銑や洋銑の釜とちがっていて、涼しげとまではいかないが、あまり暑苦しい感じもしない。
ふつうなら、この大きさでこの形なら、秋から冬、春先くらいに使うところを、なぜか、ここのところ使っている。
 
 
釜肌を濡らした、この感じ。
全体に硬質感があり、ハイライトでは蒼白く艶めく。
この硬質感や蒼白い輝きが、和銑・洋銑の釜とまったく違っている。
といって、八景釜や富士釜の胴みたいな青みとも全然違う。
独特の輝き、湿り感。
これが、とても魅力的。
たまらなくいい。
暑苦しくもない。
P8098562.jpg

乾いてくるところも、いい。
濡れた肌と乾いた肌の対比。
乾いたところも、和銑・洋銑の釜とひと味もふた味も違っている。
P8068526.jpg  
 
真横から。
鐶付が小さめ。
釜がとても重いので、湯を捨てるときなど、ちょっと心配になる。
P8088558.jpg  
 
濡れた釜を亭主の席から。
P8098565.jpg 
 
蓋を取って柄杓を。 
P8078543.jpg 
やっぱり、すごく、落ち着く。
ほっとする。
最近、雲龍釜を使っているが、形的に雲龍釜はなんか落ち着かない。
水口で、寸胴、肩もないせいだろう。
釜といえば、やっぱり、ちょっとふっくらとしていて、肩もあり、口もあまりおおきくないのが、いい感じ。
姥口尻張り釜というのは、シンプルだけど、ぴったり、しっくり。
湯返しをしたり、水を足したりするときに、釜の中で水音がこもって響くのも、とてもいい。雲龍釜ではこういう音は全然しないし、筒や富士や胴締めでも、こんなにも響かない。
 
P8068532.jpg 
肌、口周りのあらしなどもすごくいい。
 
P8068533.jpg   
うちの大きめの釜では、例外的に、夏にもつかえて、とてもいい。
というか、もともと炉用の釜だと思うけど。
でも、このシンプルな姿なりと肌、肌の色合いのおかげで、夏にも使うことに^^
筒釜、富士釜、胴締め、雲龍と春から夏にかけて使ってきたけど、やっばり、釜はこうでなくっちゃ、と言う感じて、ほんと、ほっとする(笑
 
釜鐶。
P8098570.jpg
鐶は、和銑のよう。
すこし横長になっている。
釜を下げたとき、この横長のおかげで、手に馴染む。
さわり心地もいい。
 
P8078539.jpg
 
氷室、とでも銘をつけようか。
蒼氷室、とか^^

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