2018_10
25
(Thu)14:49

下載清風付与誰(あさいせいふう たれにかふよせん) の ゆる茶  白客三人

Category: ゆる茶
妹の葬儀が終わって、帰宅してから、お茶(10/24) 
 
軸は、景樹の「祝寄松」。
 
  高砂の松は嵐も聞きにけり
    きみが千歳のかげも長閑に
 
前にも書いたけど、上の句を生前、下の句を今の状態と見立てる。
 
釜 萬字釜  
茶碗  赤茶碗(はじめ志野にと思ったが、かえた)
茶器  菊桐棗
 替  岸一閑溜吹雪
 
釜は、まあ、萬字がいいだろう。
茶碗、仙人郷、あるいは、蓬莱山とか。あの世の象徴として。
茶器は、萬字と相性なので。
 
香が、ちょうどいいのが。
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どれもいいとは思うが、今夜は、「清風」で。
この銘の由来は、こんな禅語から。
「下載清風付与誰(あさいせいふうたれにかふよせん)」。
箱に簡単な解説がある。
「積み荷を降ろし、軽やかに去る船。悟りの境地に重なります」と。
 
幸せであろうと、不幸であろうと、生きること、生きていること自体が煩悩であるわけで。
ま、そういう状態から解放されたわけだ。
 
香  清風  下載清風付与誰(あさいせいふうたれにかふよせん)よりの銘。
 
菓子は、弔問客の供養品のお菓子いろいろ。
 
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いつものいちまの席に、白客三人。
遺骨の一部をもらってくるので。
父親と母親と、妹と。
まさかね、こういうふうに家族四人がそろうとは。
 
濃茶にしたいところだが、ちょっとできないので、この三人は薄茶を回しのみ。
そのあと、おなじ碗の茶を僕が飲む。
あとは、奧さんといちまに。
 
葬儀の方は、喪主は妹の旦那。
家族葬とは言え、娘の一人が高校生で、とくに部活の友達やその母親などで、もう、式場いっぱい。
まあ、賑やかと言えば賑やかでいいのかもしれないが・・・。
これは葬儀屋の演出なのか、棺の中、顔の周りには、結婚してからの家族の写真が。どれも幸せいっぱい・・・。
そんな写真を目にして、自分を投影して、泣いて、故人に声を掛けたり・・・。
結婚してからのことを僕はほとんど知らないので、まあ、幸せだったんだろうな・・・と。
ただ、もう、そう、あおらなくてもいいよ。
「これからもっともっと、云々かんぬん、だったのに」とか・・・。
まだ、重荷を背負わせるつもりのような・・・。
ま、悪気はないことはわかるけど、もう、そう、頑張らせなくても^^
 
残された家族にしろ、娘の友達やその母親など、ほとんどの参加者は妹の現在と関わりのある人たち。
僕は、過去から来たようなもの。
妹の子どもの頃のこととか、知っているのが僕しかいない、いなかった、というのが、なんとも。
なので、もう、現在に押し切られる形で、葬儀も終わってしまった。
旦那のあいさつに、「妻の○○」「妻の○○も」とくり返しそんな言葉が出たが、なんか、ちょっと違和感。
まあ、お金出して葬儀してるのが旦那など現在の人たちなので、それはそれでいい。
けどなぁ・・・妻や母になる前の妹もいるわけで。
そういう妹のことがまったく顧みられていないような葬儀だったのが、ちょっと・・・。
ということもあって、一緒にお茶をのもうかな、と。。。

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